無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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「指定管理者は 今どうなっているのか」
私の気持ちではなく、本のタイトルです。
編者は中川幾郎さん(帝塚山大学法政策学部教授)松本茂章さん(県立高知女子大学文化学部教授)
水曜社から昨年(2007年)5月に初版が出版されたもので、章立ては次のようになっています。


まえがき

PART1 指定管理者今どうなっているのか
1.指定管理者の今…制度の概要と論点
2.指定管理者制度への移行の現状と課題
 ・第一期の導入状況と第二期に向けて
 ・行政・指定管理者側から見た制度導入のポイント
3.指定管理者からの報告
 ・三重県文化振興事業団
 ・シアターワークショップ
 ・NPO法人芦屋ミュージアム・マネジメント
 ・多治見市文化振興事業団
4.民間企業に聞く指定管理事業の最前線
 ・アクティオ株式会社
 ・サントリーパブリシティサービス株式会社

PART2 指定管理者制度の可能性を探る
1.指定管理者制度を検証する…選定と業績評価手法をめぐって
2.地域ガバナンスと指定管理者制度
3.指定管理者制度の光と影…「民が担う公共」の可能性

あとがき


今日この本を取り上げたのは、自分自身の反省の念からです。
この本に限らず、こういうものはもっと早く読んでおかなければならないし、紹介するにしたって今頃になって何をしているのか…というのが読後の思いです。

PART1の1「指定管理者制度の今」で、片山泰輔さん(静岡文化芸術大学文化政策学部准教授)は冒頭で次のように書いておられます。

「現在、わが国においては、ホール、劇場や美術館等の文化施設をはじめとする地方自治体設置の公共施設が、様々な期待と不安、そして大きな混乱のさなかにある。本書の巻頭にあたる本章では、この喧騒の原因となっている指定管理者制度について、その概要と政策的背景を概観することで、同制度を運用する上で踏まえておくべき論点の整理を行う。制度やその背景の説明は極めて理論的、理念的なものであり、現実がそのような理想どおりにいかないのはあるいみ当然である。したがって、現実的な対応としては、理論と、現実のギャップの中でどのような解決策を選択するか、という問題に対処することになるが、これは一つの前進である。これに対し、制度についての誤解や無理解に基づく対応は、問題をさらに複雑化させ、混乱させることになるので、注意が必要である。 ※下線と太字は佐藤


この本は全編を通じて、文化・芸術政策の発信基地であるホールや劇場、美術館等に関する内容が多いものではありますが、平成18年度に全国でスタートし、様々な議論を提起している「指定管理者制度の今」を、とてもリアルに伝えてくれています。

そして編者の一人であり、PART2の1「指定管理者制度を検証する…選定と業績評価手法をめぐって」を書いておられる中川幾郎先生は、つい先月この東村山市に来られ、シンポジウムのパネラーとして渡部市長と席を並べた、あの中川先生です。
「選定と業績評価手法をめぐって」…まさに、東村山における最大の課題ではないかと感じているポイントです。

指定管理者制度について、市民、市職員、議員…様々な立場の人たちが一緒になって学ぶ機会がつくれたらよいのではないか。そんな風に思っています。
どうでしょう?市長。


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【2008/10/27 11:43】 | 図書紹介
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