無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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12月3日(水)の議会初日に上程される当初議案が18本であることを昨日お伝えしましたが、今回の議案の中には行革の方針を受けて出されるものが多かったり、役所の組織・人事に関わるものが含まれていたりして、いつになく重要な議案が多いと思いますので、それぞれについて概要をお知らせしようと思います。
まず、政策総務委員会(12月10日・水 午前10時から)で審議される議案第62号、63号、64号についてです。



議案第62号「東村山市組織条例の一部を改正する条例」

大きなポイントは2つだと思います。
まず、現在の「政策室」「財務部」を統合し、「経営政策部」とすること。
これは9月議会等での答弁を聞いた限りでは、政策面での舵取り・判断と財政が分離している現在の形では迫りくる諸課題に対応するためのスピード感や危機的な財政状況の打開には不十分と判断したと受け取れます。

前回の大幅な組織変更は平成15年4月でしたから6年ぶりとなるのですが、私はちょうど15年4月が初当選だったのでその時の議論を知りません。当時の議事録を見ると、それまで政策室にあった機能のうち「財政に関すること」を「税収と予算編成を一体のものとし、より確実な財政運営を図る」ために財務部として独立させ、「市長に関すること」を「より理事者との関係が密接になる」ように「秘書課」として市長直属の課として独立させ、「職員定数に関すること」を「内部管理機能を重点的に所掌する」ために総務部に移管した、とあります。

当時の事情はよくわかりませんが、政策室へ集中していた権限を分散化し、より効率的効果的にということだったのでしょうか。

しかし私の知る限り、この頃の他の自治体の流れはむしろ「政策(企画)」と「財政」の統合ではなかったのかと思います。今回、再統合とも言える形で再編されることは望ましいと私も思いますが、それだけにこの数年の財政見通しの甘さ、というよりも数値的な読みがなされなかったり誤ったりしたことの一因が前回の組織改正にあるように思えてなりません。

また、職員定数に関することは今回は手がつかないようですが、今の時代に本当に総務部でよいのでしょうか?
職員定数・人事・人材育成に関することは、今やまさにその自治体にとって最大の「政策」であり、内部的な課題として福利厚生や給与を扱っていた時代とは大きく変化をしてきていると思うのです。
一部にあまり強力な権限が集中することの是非論はあると思いますが、もっと組織人事に関することで「打って出て」ほしいと思うのは私だけでしょうか?

今回のもう一つの柱は、今までの保健福祉部を「健康福祉部」と「子ども家庭部」の二部に分けるといくことです。
これは保健福祉部が、社会福祉(生活保護等)、障がい者福祉、高齢福祉、児童福祉を全て抱え、業務内容においても職員数においても巨大組織になってきているので分割せざるを得ないという側面と、近年いっそう高まっている子育て支援への取り組みを分離独立させることが必要だという面からだと思われます。

子ども部、あるいは子ども家庭部を別立てとするというのはここ10年ほど、多くの自治体で行われてきた流れであり、議会でも何人もの議員が取り上げてきた経過もあります。そういう意味では、ようやくという感じがしますが、新たな「子ども家庭部」は「子育て支援に関すること」と「児童福祉に関すること」を担い、従来の児童課関係と子育て推進課関係に健康課内の母子保健関係を加えた編成になるように伝え聞いています。

また、現在「市民部」にある「保険年金課(国民健康保険や後期高齢者医療、国民年金等)」機能を、新たにできる「健康福祉部」に移すようで、健康福祉部は「社会福祉に関すること」「高齢者の福祉・医療に関すること」「介護保険に関すること」「障害者の福祉に関すること」「国民健康保険及び国民年金に関すること」を所掌すると条例改正案には書いてあります。

さらには、現在の「環境部」を「資源循環部」とし、「廃棄物の処理に関すること」「廃棄物の再生利用に関すること」を所掌するとしています。個人的には、資源循環という比較的狭いイメージよりも、地球環境や共生というもう少し大きなメッセージが伝わるようなネーミングもよかったのではないかという思いもします。
と思って条例案を見ていたら、「環境保全及び公害に関すること」つまり現在の環境部管理課が所掌する事項は、新たに「都市環境部」に名称を改める現在の「都市整備部」へ移管するのですね。やや納得ですが、やや不満…。

3つの議案について書こうと思っていたのですが、思いのほか長くなってしまったので別立てにしたいと思います。





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【2008/11/28 10:53】 | 変えなきゃ!市役所
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昨日(26日)、市長名で12月議会の告示があり、来週3日(水)から12月議会が開会となります。
それを受けて、おもな日程が昨日午後2時から開かれた「議会運営委員協議会」で話し合われ、私たち少数会派にも伝えられました。

当初議案は次の18本ですが、79号以外は全て各常任委委員会に付託となるため、初日は市長の所信表明、付託の議決、意見書採択等で比較的短い時間で終わるのではないかと思います。



議案第62号 東村山市組織条例の一部を改正する条例(政策総務委員会)

議案第63号 東村山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(政策総務委員会)

議案第64号 東村山市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例(政策総務委員会)

議案第65号 東村山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(環境建設委員会)

議案第66号 東村山市有料自転車等駐輪場条例(環境建設委員会)

議案第67号 東村山市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例(環境建設委員会)

議案第68号 東村山市公共物管理条例の一部を改正する条例(環境建設委員会)

議案第69号 学校医等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例(生活文教委員会)

議案第70号 東村山市白州山の家条例の一部を改正する条例(生活文教委員会)

議案第71号 東村山市立公民館条例の一部を改正する条例(生活文教委員会)

議案第72号 東村山ふるさと歴史館条例の一部を改正する条例(生活文教委員会)

議案第73号 東村山市八国山たいけんの里条例(生活文教委員会)

議案第74号 東村山市土地開発公社定款の一部変更(環境建設委員会)

議案第75号 東村山市道路線(栄町1丁目地内)の廃止(環境建設委員会)

議案第76号 東村山市道路線(栄町1丁目地内)の認定(環境建設委員会)

議案第77号 東村山市道路線(野口町3丁目地内)の廃止(環境建設委員会)

議案第78号 東村山市道路線(野口町3丁目地内)の認定(環境建設委員会)

議案第79号 東村山市教育委員会委員の選任について同意を求める件(初日即決)



また、新たに提出された請願は次の5本です。私は12号と13号で紹介議員の一人となりました。

20請願第9号 美住町にもコミュニティバスを一日も早く走らせることを求める請願(1) (環境建設委員会)

20請願第10号 美住町にもコミュニティバスを一日も早く走らせることを求める請願(2) (環境建設委員会)

20請願第11号 美住町にもコミュニティバスを一日も早く走らせることを求める請願(3) (環境建設委員会)

20請願第12号 食料の安全確保のため、国に「六ヶ所村核燃再処理工場」稼働の見直しを求める意見書の提出を求める請願 (政策総務委員会)

20請願第13号 都市再生機構は2009年4月の家賃改定で値上げを行わないこと等を求める意見書提出に関する請願  (政策総務委員会)

 

各議員の一般質問(今回は議長以外の全員が質問に立つようです)は12月4日(木)5日(金)8日(月)の3日間で行われます。一覧はコチラです。


ところで東村山市議会では、会期や日程、付託する委員会や時間制限について等、議会の運営、ルールに関することが「議会運営委員会」ではなく、「議会運営委員協議会」という場で決まっていますが、実は東村山ルールの最たるものなのです。
「議会運営委員会」は法定の委員会ですから、当然公開しなければならないわけですが、「協議会」=非公式協議の場、という位置づけとしているため、非公開ですし、少数会派の傍聴もできません。

そうなってしまった理由には例の東村山市議会固有の事情が影響してきたことは容易に推測できるのですが、議会改革に本気で取り組むつもりがあるのなら、こういうところから常識的なレベルに戻していかないと市民に説明がつかないだろうと思っています。


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【2008/11/27 23:55】 | 議会報告
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昼12時が12月議会一般質問の事前通告締切でしたので、いつもながらの綱渡り&滑り込み人生。
今回の柱は大きく2つとしました。
「第4次総合計画策定について」と「子育て支援・保育行政が直面する課題について」です。



「第4次総合計画策定について」

1.現在の進捗状況について概略をご説明願いたい。

2.社会的要因の変化にどう対応するのか
 
①10年後の人口、財政規模、高齢化率等をどのように見込んでいるのか。

②道路交通センサスの大幅な下方修正が明らかになった。40年以上前に計画された各都市計画道路の見直し作業が必須になってくるのではないか。総体として、低成長・縮小均衡型の持続可能な社会を想定した計画づくりが望まれるのではないか。考え方を伺いたい。

③審議会活性化への手応えは現場にあるか。市民委員からはどのような意見が出されているか。本年3月の予算委員会で市長は「計画策定に当たっては、市民参加と、その策定のプロセスを重視していきたい」と述べ、所管は「当市の特性をとらえて、他市の計画の模倣にならないような取り組み姿勢を重視していきたい」「より多くの市民参加を取り入れていく」と述べている。具体的にどのような展開を図っていくのか。


「子育て支援・保育行政が直面する課題について」 

1.総合的かつ迅速に進めよ、保育園待機児の解消。最近の答弁を前提に問う。

①東京都が掲げる待機児童解消策を、数値目標を含めて具体的に説明願いたい。18年度以降、待機児童の割合が特に減少した自治体はどこか。特に増えた(減らない)自治体はどこか。それぞれの主要因は何か。

②東村山市としてはこの間、どのような取り組みを、どのような場で具体的に進めてきたのか。待機児童の率はどう推移しているのか。年齢別の待機児童数の推移はどうか。

③保育機関の類型ごとに18年度当初と現時点での箇所数・保育実施(受入れ)人数合計の変化、今後の拡充策について明らかにしていただきたい。また、受入れ人数が拡大しない要因があれば、それぞれについて示していただきたい。
・認可保育園…公立/私立
・認証保育所…A型/B型
・保育室
・家庭福祉員(保育ママ)
・認可保育園における一時保育
・認定子ども園
 
④(仮称)第九保育園計画についての現状、今後の見通しについて、開設経費、年間予算規模を含めて説明を願いたい。また、市はどのような立場で開設準備に関わっているのか。

⑤認証保育所の新規開設に対しては、当市においては保育室からの移行優先を理由として認証保育所の新規開設が行われていない。東京都が認証保育所制度を立ち上げた最大の目的は何か。また、当市の姿勢は国の方針、都の制度趣旨等と照らしてどのように考えているのか。

⑥認証保育所、保育室各園の定員充足率(年間平均)について、最近3年間の実績を明らかにしていただきたい。「15請願第5号」採択から4年半が経過しても行政として取り組まない理由は何か。

⑦家庭福祉員(保育ママ)制度が、第3次行革後期実施計画において「待機児の状況を踏まえて、制度のあり方を検討する」とあり、「22年度実施」とされている。主旨(意図)を具体的に説明いただきたい。

⑧非正規雇用・不安定労働の急増、離婚、父子家庭の増加等、社会情勢の変化をふまえ、「保育の実施基準指数」の見直しを検討すべき時期に来ているのではないか。

⑨市長に改めて伺う。本年9月議会の質問に対して市長は「財政が危機的な状況の中で待機児解消を図っていかなければならない当市としては、公設民営保育園についても、指定管理者制度など民間活力導入は、今後の運営形態の中で有力な選択肢の一つと考えている」という答弁を繰り返しされていた。財政難、待機児童解消、指定管理者制度という三要素の関係を説明願いたい。

⑩市長に問う。「待機児解消は市の基本方針」と前市政時代から一貫して掲げていながら、この5年間は全く進展がなく、23年度に先延ばしとなった(仮称)第九保育園開設まで無策でいくことは客観的情勢からして許されないのではないか。市長として年次目標を明示し、毎年少しずつでも減少させていくための取り組みを具体化させるべきと考えるが、見解を伺いたい。


2.保育園における指定管理者制度について

市長は9月議会において「指定管理者制度は、民間のさまざまなノウハウや専門性を生かして、官よりも低いコストで、多様で高いサービスを提供するもの」「保育の分野においても、そういった利点を生かしながら待機児解消を図るとともに、高い保育サービスを実施していくことが考えられる」と述べており、この通りだとすると良いこと尽くめということになる。一方で、「保育園の管理・運営に対して、公と民がお互いに責任を持ちながら役割を担っていくことが肝要である」とも述べている。そこで伺う。

①公共の施設において指定管理者制度を採用することのメリット、デメリットと考えている主な点を改めて明確にしていただきたい。

②公設公営保育園が民設民営や公設民営よりも優れている点は何か。

③指定管理者制度を採用すると、公設公営保育園よりもなぜコストが低くなるのか。どこに関するコストをどれだけ抑えられるのか。100名の公設公営園を指定管理者による公設民営園にした場合を想定し、具体的に説明願いたい。また、今回の選定審査評価項目の③「効率的な管理運営及び経費の削減が達成されるか」における差は、どのような要素によるものなのか。「今後の検討項目」として「当市の負担軽減ができるか」とあるが、市としては何をどうすることで可能になると考えているのか。

④指定管理者制度を採用すると、なぜ「多様で高いサービス」が提供できると考えているのか。「民間の創意工夫」を最大限発揮してもらうために、行政として肝要なことは何なのか。

⑤9月議会議決以降の動き、今後の見通しについて説明願いたい。最大の課題ともいえる評価(モニタリング)の仕組みについては、その後どう検討し、どのような見通しを持っているのか。

⑥保育園における継続性についての課題をどう受け止めているか。事業者の変更があっても、子どもや保護者に不安を与えないことは可能だと考えているのか。

⑦公募をするかどうかの判断が極めて重要になってくるが、どのような仕組みと手続を経て、いつ、どこで判断をするのか。


3.りんごっこ保育園問題について

①個人立認可保育園りんごっこ保育園のNPO法人立化について、9月議会以降の経過、状況を明らかにしていただきたい。NPO法人として正式に成立しているのか確認のうえお答えいただきたい。また、NPO法人立化の目的と、それにより何が大きく変わるのか。利用者にとってのメリットはあるのか。

②依然として保護者が送迎時に園内には入れない問題について、国と東京都の見解を確認し、それぞれ明らかにしていただきたい。

③入園申請に合わせるように、いきいきプラザ1回で保育フェアが開かれていたが、園の紹介展示を含めて当該園が参加していなかったようだが、事情を説明願いたい。

④他園への転園を切望しながら未だに叶わない保護者はどうすれば助かるのか。市長としてその方法について、具体的にお答えいただきたい。


4.セーフティネット機能の整備について

①夜間保育、病後児保育、緊急一時保育、一時預り、ショートステイ等はなぜ手がつけられないのか。進まない要因を明らかにしていた上で、取り組みの見通しを伺いたい。

②夫(妻)との死別、DVによる転入、急な離婚、破産・解雇等による経済的困窮等、緊急性の高い事情を抱えた方には、どのような対応をしているのか。公立保育園を中心に数名の受入枠を用意しておくべきと考えるが、どうか。

③子育て総合支援センターの運営に充てられている補助金は、どのような趣旨、メニューのものであり、21年度はそれぞれどれくらいを見込んでいるのか説明願いたい。急務となっているセーフティネット整備のために、施設を複合的に有効利用することを検討するべきではないのか。




また今日は、午後4時から請願裁判がありましたので、薄井議員ともども八王子へ出向きました。
あちら(原告)は矢野・朝木両議員と弁護士。
こちら<被告)から準備書面7と乙号証38&39号を出し、あちらからは準備書面5が出されたのですが、裁判長からは「事実の摘示なのか論評なのかという点で双方必ずしも噛みあっていないわけですが、どちらかの見方に合わせなければならないというものでもないですし、裁判所がどちらとするか、あるいは第三の判断をするのか、ということになりますね」
「可能な範囲で(被告の主張に)反論があれば原告の方で出してください。被告は陳述書を準備しているということですのでそれを」
ということになり、次回の日程調整に入りました。
私が原告の名誉毀損裁判もそうですが、あちらの弁護士がほとんど都合がつかない方のようで、ずるずると先へ延びてしまうのは困ったものです。結局、法廷が空いている日が一日も合致しなかったので、1月28日<水>午後3時から、弁論準備手続きという形で書記官室で行うこととなりました。そのため傍聴はできないことになりました。


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【2008/11/26 22:18】 | 裁判日記
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フロンターレVSガンバ
昨日(23日)は、ガンバ大阪・遠藤保仁選手にはまっている長女のリクエストでJリーグ観戦へ。
川崎・等々力競技場なんて20年ぶりか25年ぶりか…。来る日も来る日もサッカーボールを追いかけていた頃は、国立、西が丘、三ッ沢、駒沢…と学ランで本当によく通ったものでした。
当時は日本サッカーリーグの公式戦といっても、よほどの大勝負でもない限り、観客はパラパラでさみしい限りでしたが、30年して娘二人と満員のスタジアムから眺めるなんて、なんだか不思議な感覚です。
試合は川崎フロンターレが4-0で圧勝。かつ遠藤選手はドーハの影響もあり怪我で欠場で長女はガッカリ…。でも、生の試合の観戦は二人とも初めてで、それなりに感じるものがあった様子。

初Jリーグ観戦


これに先立つ午前中は、以前の職場・ひの社会教育センターの秋まつりバザーを久しぶりに訪ねてみました。
開館して間もなく40年、バザーも今年で30年目くらいになるのでしょうか。在職中は事務局を担当することが多く、いろいろな思い出もある秋の一大イベントです。
今年も職員・スタッフはもちろん、利用されている子どもからお年寄りまでの皆さん、賛助会や地域の皆さん、そして長年交流のある新潟県南魚沼市「五日町」や十日町市下条の皆さんが総出で準備をされていました。五日町からは30年間スキーで子どもたちがお世話になっている寿屋旅館柾廣館の方たちが、十日町からは下条地区の子どもたちからお年寄りまで数十名が早朝に現地を立ってかけつけてくださっていました。昔馴染みの顔ばかりです。
私は、十日町市下条と17年目の交流を迎えた「ひのスノーマン」のブースで、着いたばかりの野菜を仕分け、販売の準備をほんの少し手伝ってきました。泥のついたネギと格闘していると、「ネクタイよりそっちの方が似合うよな」と冷やかされたりしながら、久しぶりの「現場」の雰囲気を楽しませてもらいました。
それにしても、丹念に糸をつないで活動を続けている力は本当にすごいことだなぁ…と感じ入ります。
この冬は何年かぶりに娘を連れて雪国へ行けたらな、と思います。

さて、12月議会の一般質問通告締切が明後日(26・水)の昼に迫っています。リフレッシュした勢いでラストスパートをかけなければなりません。

17年目の交流・十日町市下条の皆さん

下条の野菜即売

下条の野菜即売3

下条の野菜即売2




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【2008/11/24 23:06】 | もろもろ
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一昨日(22・土)午後、まちだ中央公民館の市民企画講座「議会のトリセツ」にお邪魔しました。
まちだ中央公民館

町田駅近くの複合ビルの6階から8階が公民館になっていて、その一室に15人ほどの方が集まってこられました。
今回の企画をなさった「まちだ市民情報センター」の卯月慎一さんから挨拶があり、すぐに岩永ひさかさん(多摩市議会 議会改革特別委員会副委員長)の報告が始まりました。



テーマはもちろん多摩市議会における議会改革の取り組みについてなのですが…まさに脱帽でした。
視点が全くぶれずに毎日活動されているということがビシビシ伝わってきます。
多摩市議会で議会改革が進んできた背景、多摩市議会が抱える固有の事情、取り組みの中の人間模様、到達点、課題…。
次に自分が話さなければならないことを忘れ、気がつけばせっせとメモを取っていました。

「議会改革の手柄というものがあるとすれば、それは市民にある。改革が進められたのは、たくさんの市民のおかげです」と40分間の話を時間通りにしめくくられた岩永さん。褒め言葉はかえって失礼かもしれませんが、質疑への答えも含めそのレベルの高さに、同じ立場で並んでいることを忘れて感嘆しておりました。

私は、東村山の状況を、自分自身の歩みとともに率直にお話をさせていただきました。
「東村山市議会を考える市民の会」の皆さんが昨年取りまとめてくださった多摩地区26市議会の議会ルールの一覧表や、「市民財政研究会」の財政白書を取り上げた最近の新聞記事等を資料としてお持ちし、遅ればせながらかもしれませんが、市民の中に広がる学習と自治の動きについてお伝えしました。
また、政党や団体の指定席で占められてきた東村山市議会に、5年前は私、昨年は薄井さんが無所属の「変り種」議員として議席を得たことによる動きや、ベビーカーのママさんたちが議会傍聴に来られるようになった話などには関心を寄せてくださいました。

その後、休憩を挟んで参加されている皆さんとの質疑応答・意見交換があり、終わってみるとあっという間の3時間でした。

それにしても、今回伺ってみて一番興味深かったのは、「市民企画講座」を担っている皆さんの人間的なつながりでした。
講座終了後、会場近くの「杜舞人(とまと)」というお店に場所を移した懇親会の場でわかったのですが、企画委員には市の職員の方も何人かが一人の市民として入っておられ、まちづくりについての思いを熱く語ってくださいました。
町田市の保育所保護者連合会の方からは、「第八保育園の問題について聞かせていただけますか?」とボールが飛んできましたし、多摩地域の議会をあちこち傍聴していらっしゃるという男性からは、「東村山市議会にも足を運んでみますよ」と言われました。

講師という肩書きでお邪魔しながら自分が得ることばかりになってしまって、参加された皆さんには申し訳なかったな…と思いながらも、いろんな元気と刺激をいただいたことに感謝しながら家路に着きました。


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【2008/11/24 18:25】 | 変えよう!議会
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来年度(21年4月)からの認可保育園の入園申請が始まっています。必要な書類がいろいろありますので、詳しくは市役所児童課保育係(393-5111 内線3194~3197)へお問い合わせください。
締切は12月15日(金)午後7時半ですので、決してお忘れなきよう。
わが家では10数年前のことになりますが、ぎりぎりになって書類が足りなかったりして走り回った苦い経験がありましたっけ…。

市役所いきいきプラザ1階ロビーでは、グッドタイミングで保育フェアを明日(21・金)まで開催中です。
今日の午後は、つばさ保育園の方が当番でいらっしゃいましたが、多くの方に各園の概要をつかんでいただくには、従来の公民館での開催よりもいいかもしれません。

23〈日)には保育フェスタも開かれるようです。情報収集に努めてくださいね。


市内認可保育園紹介1
私立保育園
公立保育園
制作



しかし、やはり一番肝心なのは、入園を希望する園を、第一希望だけでなく希望する範囲の各園をご自身の目で確かめることだと思います。
お子さんの土台を築く大事な大事な時期を、園と保護者が信頼関係を築いて、ともに頑張れるのかどうか。必ず当該園へ出向き、園内を見学させてもらい、責任者と話をしましょう。

以前にも掲載したことがありますが、厚生労働省が示している「よい保育園の選び方10か条」を転載します。


一 まずは情報収集を
・市区町村の保育担当課で、情報の収集や相談をしましょう

二 事前に見学を
・決める前に必ず施設を見学しましょう

三 見た目だけで決めないで
・キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙がきれい、保育料が安いなど、見た目だけで決めるのはやめましょう

四 部屋の中まで入って見て
・見学のときは、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう

五 子どもたちの様子を見て
・子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう

六 保育する人の様子を見て
・保育する人の数が十分か、聞いてみましょう
・保育士の資格を持つ人がいるか、聞いてみましょう
・保育する人が笑顔で子どもたちに接しているか、見てみましょう
・保育する人の中には経験が豊かな人もいるか、見てみましょう

七 施設の様子を見て
・赤ちゃんが静かに眠れる場所があるか、また、子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう
・遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう
・陽あたりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう
・災害のときのための避難口や避難階段があるか、見てみましょう

八 保育の方針を聞いて
・園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう
・どんな給食が出されているか、聞いてみましょう
・連絡帳などでの家庭との連絡や参観の機会などがあるか、聞いてみましょう

九 預けはじめてからもチェックを
・預けはじめてからも、折にふれて、保育のしかたや子どもの様子を見てみましょう

十 不満や疑問は率直に
・不満や疑問があったら、すぐ相談してみましょう、誠実に対応してくれるでしょうか


初めて保育園を利用する方は、特にこのチェックリストを携えて、直接園へ出向いていただきたいと思います。保育参観日や公開日ではない、普通の日に訪ねる方が、その園のありのままの状態がわかっていいようです。

ところで、市内には7つの公立保育園と8つの私立保育園があるのですが、りんごっこ保育園(恩多町)だけが保育フェア会場に紹介のパネルがないことに気がつきました。
案内チラシを見ると、実行委員会に入っていないようです。

4年前の開園以前から東村山市や東京都相手に園長自らが数件の裁判を続けてきているという特殊事情はあるにせよ、こういう協力・連携の輪に加わらないというのは本当に残念なことですし、人と人とが信頼関係を築き、力を合わせていくことが大前提・最大の土台である保育園という性格上、どうにも理解できない事態です。
また、今年の4月から始まった「送迎時に保護者を園内に入れない」という状況も依然として続いているようです。簡単・便利でいい、という保護者の方もいらっしゃることも事実のようですが…。

いずれにしても、子どもに代わって判断するのは保護者の皆さんです。
待機児が多く、実際には保育園が選べない東村山市ですので、きわめて悩ましい状況ですが、とにかく情報をしっかり集めて、園を直接見て、聞いて、申請にあたっての判断をしていただけたらと思います。


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【2008/11/21 23:56】 | 子ども&子育て
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多摩住民自治研究所・地方議会研究会のミーティングが午前10時からあったので出かけました。
今日は風邪をひいた方や急用の方があり、山崎陽一羽村市議、重松朋宏国立市議、多摩研の大野さん、上村さんと私の5人。

前回の第2回フォーラムを受け、来春の三多摩自治体学校in国立に向けた動きの相談や、2回のフォーラムに参加してくださったのべ100名近い多摩地区の議員への情報提供等について話し合いました。


といっても、今日も話はそれぞれの議会の運営ルールや様々な問題へ及び、いつもながらの脱線気味。というのも、議会によって、行政側からの議案の提出方法や、その説明のあり方、審査方法や質問事前通告の有無、時間制限、請願・陳情・意見書の扱い等々が大きく異なるため、わずか3つの議会の議員で話していても、驚いたり呆れたり元気づけられたりと、話は尽きないのです。

今度の土曜日には、まちだ中央公民館の市民企画講座「知って得する! あなたのための議会と議員の使いこなし術 ~市民必携@議会のトリセツ(取扱説明書)~」の最終回に報告者としてお邪魔するためにその準備もしているのですが、また新たな議会の実情にふれられることは私にとって大変ありがたいことだと思っています。

議会改革というならば、議員全員で課題を確認・共有し、全体像、ロードマップを協議し、何からどう手をつけて、どこへ向かうのか、というすることなくして進むわけがない、と私は常々思っています。しかし、東村山市議会では今、議会運営委員会(3名以上の会派だけで構成)で3点ほどの事項(質問時間制限・インターネット中継・資料請求のあり方)を協議する一方、定数適正化調査特別委員会を設けて、定数をどうするかだけを協議しています。
根本的なことに手をつける気がないことを自ら認めているようなものです。
多摩市議会では何度も報告してきたように、休むことなく改革の歩みを進めていますし、町田市議会でも大きなテーマをしっかり掲げて議会改革特別委員会が継続されているようです。
さて、そんなところに行って私が何をお話したらよいものか…。もう一人の報告者は、多摩市議会議会改革特別委員会・副委員長の岩永ひさかさんです。
安請け合いだったかなぁ…。あと2日、よくよく考えて臨みたいと思っています。



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【2008/11/19 22:33】 | 変えよう!議会
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昨日アップした私の訴状は全文でしたので、途中で読むのをやめた方も多いかと思います。すみませんでした。

これまでの経過を簡単にまとめておこうと思います。


6月4日に提出した私の訴状(証拠:甲1号から23号)に対して矢野被告・朝木被告らは、7月28日付で「答弁書」を出してきました
この日、被告らは誰も出廷しなかったのはその折に書いた通りです。

第1回弁論だった7月28日、裁判官からは私に対して「FM放送の反訳のもとになっている音声があったら提出してください」とあり、私は9月15日付で録音テープを提出しました(甲24号)。
次回期日は、被告側代理人から9月22日を希望すると言ってきているがどうか?と聞かれたのですぐに承諾しました。

そして2回目の弁論だった9月22日、被告らから「第1準備書面」が出されました(書面内に証拠番号はあるものの、証拠の提出はなし)※全文は近日中に掲載します。
この日は裁判官からは、被告らの「第1準備書面」に対して、原告(佐藤)は認否と反論を提出するよう求められました。同時に被告らに対しては、それが提出されることを待つということでなく、抗弁を主張するように指示がありました。
そして次回期日の調整をしたのですが、ことごとく被告らが「差し支え(都合が悪い)」ということで、11月17日(今日)となりました。そのため裁判官からは「だいぶ先になるので、原告・被告とも10月いっぱいをめどに提出してください」と言われました。

私は、慣れない作業ですのでかなり苦戦しましたが、被告らの「第1準備書面」に対する認否と反論を記した「準備書面1」を作成し、11月9日に被告側代理人と裁判所へFAXで送付しました。これには、被告らが東京都選管を相手取って東京高裁で今年4月30日に敗れた判決(都選管が佐藤の当選を取り消さなかったことは間違っていない)を甲26号証として合わせて提出しました。

「これ(原告準備書面1)を待つということでなく…」と裁判官から言われたにも関わらず、被告らから「第2準備書面」が私のもとにFAXで届いたのは11月14日午後5時50分のことでした。尚、これと合わせて送られてきた「証拠説明書」には、甲1号~甲3号、乙1号~乙7号というよくわからない番号が付いていました。


そして今日が第3回口頭弁論で、おおよそ次のような感じでした。

まず、木下裁判長から「被告から準備書面2が(直前に)出されていますが、乙6号は出されていなかったわけですから、原告は釈明するまでもないと思うのですが。」
乙6号とは、被告らが「認証保育所のスペースを目的外に使用することは原則として認められない」とする都の担当者のFAXを証拠として出してきたものです。
高裁判決(4月30日)後の6月に都に求めて出させたもののようです。
しかし、高裁の判決では、「居住の実態(本拠)が実際にどこにあったか」が争点であり、「佐藤の生活の本拠は一貫して東村山にあった」と結論付けました。
被告らは、そこに住むことはルール上で認められないから生活の本拠はなかった、という主張でいくつもりのようですが、裁判官は「でも高裁では居住権があるということになってますよね」と一言。
それでも被告側代理人(福間弁護士)が、それは下級審の判断としてですから原告がその点をどう考えているのか釈明を、等と述べたので、裁判長から私に対しては、乙6号についてどう考えるかについて出すように指示があり、被告に対しては、反論、抗弁を出すように指示がありました。
裁判官が「それともこれ以上はないということですか?」と聞くと、
福間弁護士は隣に座る矢野・朝木両被告と相談しながら、「いえ、ありますが、乙6号証に対する原告の釈明は…」と。
すると裁判長は、「ですから、被告はそれ(被告の主張)を前提にして、原告の釈明を待たずに主張してもらえますかね?次回までに出してください。進みませんからね。」

というようなやり取りがありました。

裁判官から「次回は準備手続きにします」と伝えられ、次回日程の協議になったのですが、12月中はことごとく被告側の「差し支え」ということで、1月15日(木)午後1時15分からとなりました。
裁判官「次回はだいぶ先になるので、被告の主張は12月19日までに出してください。原告は乙6号証については早めに、被告の主張に対するものはそれを待って次回まででいいですよ。」

以上で終了となりました。裁判がどういう状況にあるのかは、私は弁護士をつけずに闘っているのでよくわかりませんが、裁判官が審理を早く進めようという意思をはっきり出していたことは素人目にもわかりました。

尚、次回は書記官室で、ということなので傍聴はしていただけません。
はるばる応援に駆けつけてくださった皆さん、今日も本当にありがとうございました。


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【2008/11/17 23:22】 | 裁判日記
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明日は午後1時10分から、6月4日に私が矢野穂積・朝木直子両市議と多摩レイクサイドFM代表者を提訴した「名誉棄損裁判」の第3回弁論です。
前回(第2回・9月22日)の報告を落としていたことに今頃気がつきました。また、訴状は薄井市議がアップしてくださっていますが私自身はしておらず、その後の準備書面等も掲載をしていませんでした。当然報告しなければいけない事ですので、遅ればせながら順次アップしていきます。3羽の雀さん、ご指摘ありがとうございました。それにしても、東村山の矢野・朝木問題を欠かすことなく徹底的に追及されている姿には毎日ただただ感服しています。

では、少し長くなりますが、私の訴状全文を掲載します。




           訴  状

                        平成20年6月4日

東京地方裁判所八王子支部民事部 御中

原  告   佐 藤 真 和
被  告   矢 野 穂 積   
被  告   朝 木 直 子
被  告   特定非営利活動法人多摩レイクサイドFM 代表者 理事長

損害賠償等請求事件
訴訟物の価額   1020万円
貼用印紙額   5万3000円


請 求 の 趣 旨

1 被告矢野穂積及び被告朝木直子は原告に対し、連帯して金800万円及び平成18年9月26日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え。
2 被告特定非営利活動法人多摩レイクサイドFM及び被告矢野穂積は原告に対し、連帯して金200万円及び平成18年12月6日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え。
3 被告矢野穂積及び被告朝木直子は原告に対し、インターネットホームページ「東村山市民新聞」トップページにおいて、別紙1記載の謝罪広告を別紙2記載の条件にて1週間掲示せよ。
4 被告特定非営利活動法人多摩レイクサイドFM及び被告矢野穂積は、原告に対し、別紙3記載の謝罪広告を別紙4記載の条件にて3日間放送せよ。
5 訴訟費用は被告らの負担とする。
 との判決及び上記第1項ないし第2項について仮執行宣言を求める。


請 求 の 原 因

第1 当事者
1 原告
  原告は平成15年1月17日、自らの家庭の事情と職務上の必要性から、東村山市内に単身転居した。その後、保育所関係者などの市民から推挙され、同年4月27日に執行された東村山市議会議員選挙に立候補し当選、平成19年4月22日に執行された東村山市議会議員選挙に再び立候補し2回目の当選をし、現在、東村山市議会において一人会派「希望の空」の市議会議員として活動している者である。

2 被告矢野穂積
  被告矢野穂積(以下、「被告矢野」という)は、議会内会派「草の根市民クラブ」(被告矢野及び被告朝木直子の2名で構成。以下、両名を「両被告」といい、被告朝木直子を「被告朝木」という)に所属する現職の東村山市議会議員であり、両被告の政治宣伝紙「東村山市民新聞」及びインターネット版「東村山市民新聞」の発行人である。
なお、上記「東村山市民新聞」は東村山市内や東村山市役所内で配布されるなど不特定多数に配布されており、インターネット版「東村山市民新聞」には不特定多数がアクセスできる。

3 被告朝木直子
  被告朝木は議会内会派「草の根市民クラブ」に所属する現職の東村山市議会議員であり、上記紙版「東村山市民新聞」及びインターネット版「東村山市民新聞」の編集人である。

4 被告特定非営利活動法人多摩レイクサイドFM
  被告特定非営利活動法人多摩レイクサイドFM(旧称「特定非営利活動法人ひがしむらやまFM」・理事長岡部透=以下、「被告FM」という)は、平成16年6月に総務大臣から無線局免許を付与された不特定多数が聴取できるコミュニティFM放送局であり、東村山市を中心に周辺8市を放送エリアとしている。
  なお、被告矢野は被告FMの監事であるとともに番組「ニュースワイド多摩」のパーソナリティを務めており、被告朝木は被告FMの事務局長兼番組制作部長である。


第2 本件提訴に至る事情

1 被告らは平成19年4月22日に執行された市議会議員選挙の約半年前である平成18年9月以降、ビラや放送によって原告について突然、〈公選法違反〉〈詐欺登録罪の疑惑〉などのネガティブキャンペーンを開始した。そして矢野、朝木両被告は選挙執行直後、東村山市選挙管理委員会(以下、「市選管」という)に対して「原告は東村山市内に生活実態がなく原告の当選は無効である」との異議を申し立てた。同年7月に市選管がこれを棄却したところ、両被告は東京都選挙管理委員会(以下、「都選管」という)に同様の異議を申し立てたが、都選管も同年10月にこれを棄却。両被告はこの裁決を不服として同年11月、都選管を相手取り裁決取消を求めて東京高等裁判所に提訴した。しかし平成20年4月30日、東京高裁は都選管の主張を容れ、「原告の生活の本拠は一貫して東村山市内にある」と判断し、両被告の異議申立を棄却した都選管の裁決は正当であると認定する判決を言い渡した。

2 原告の妻と2人の娘は日野市内で生活し、原告とは所謂別居という形態にあるが、原告は現在でも必要に応じ不定期(週に2日程度)に妻子のもとへ出向くことがある。この事実については、平成15年4月の初当選以来、原告の周辺のみならず多くの同僚議員や議会事務局職員も承知していたものであるし、議会においても何ら問題とされたことはない。

3 被告朝木及び訴外石田敏雄が原告の妻子が住む日野市内のマンションと原告が住む東村山市内の自宅の2箇所に対し深夜・早朝に及ぶ張り込みを行なっていることに原告が気づいたのは、平成18年9月25日午後9時頃、妻が骨折したために食事の支度に日野へ戻った原告の前に、訴外石田が突然現れたことによる。この直後から、被告らは〈前代未聞の「越境市議」!! 佐藤市議、日野市内で生活〉〈公選法違反・詐欺登録罪の疑惑〉と記載したビラを多数、東村山市内のみならず原告の妻子が住む日野市内のマンション周辺にも数回配布した。この結果、原告の妻子は被告朝木らのストーカーまがいの行動に怯え、また原告は「犯罪者の市議」のレッテルを貼られたあげく、選挙管理委員会から事情聴取を受けるなど、本来なら全く必要のないエネルギーと時間を浪費させられるなど不本意な議員活動を送ることを余儀なくされた。

4 さらに両被告は、異議申立に対する審議や裁判の途中においても、ビラ(東村山市民新聞)、インターネットホームページ、FMラジオを使い「原告が公選法の詐欺登録罪・詐欺投票罪を犯した」との虚偽事実の宣伝を執拗に続けたのみならず、平成20年4月30日の高裁判決後も、判決を無視し、両被告が運営するインターネット上のホームページ「東村山市民新聞」で「原告が公選法の詐欺登録罪・詐欺投票罪を犯した」との記事を掲載し続けている。


第3 不法行為

1 紙版「東村山市民新聞」による名誉毀損

(1)両被告は両被告の政治宣伝ビラ「東村山市民新聞」第147号(平成18年9月26日付)~同第160号(平成20年4月15日付)(第151号を除く=別表1~13=甲1~甲13)において、原告について、
〈前代未聞の「越境市議」!! 佐藤市議、日野市内で生活〉
〈公選法違反・詐欺登録罪の疑惑〉
などとの見出しのもと(第154号は本文のみ)、
〈長期間、調査を続けていた、清瀬市民オンブズマンと東村山市民オンブズマンは、佐藤まさたか「市議」に、公選法違反・詐欺登録罪(236条)の疑いが強いとして事実の公表に踏み切った。〉(第147号=別表1=甲1)
〈市議会議員は、その市に生活していないと立候補することができない。この公選法の規定は誰でも知っている常識だが、佐藤真和・東村山市議に公選法違反の疑惑が発覚した。〉(第148号=別表2=甲2)
〈野口町の保育所「空飛ぶ三輪車」の職員で日野市から通勤している佐藤真和「市議」は、……03年4月の市議選公示ぴったり3ヶ月前の1月、日野市から保育所隣のワンルームに住民登録だけは移した。〉(第149号=別表3=甲3)
〈日野の3LDKで平然と家族4人で暮らしていましたが、ばれた後は、野口町のワンルームで暮らしているかのような偽装までして、逃げ隠れの生活です。〉(第152号=甲5)
などとする記事を掲載した(別表1~13には、表現は異なるが同趣旨の文言が並んでいる=以下、紙版「東村山市民新聞」の記載を「本件各記事」という)

(2)公職選挙法9条2項、10条1項5号、2項によれば、市町村議会の議員の選挙権及び被選挙権は、選挙の期日を基準として、引き続き3ヶ月以上その市町村の区域内に住所を有するもので一定の年齢以上の者がこれを取得すると規定しており、同法99条は「当選人は、その選挙の期日後において被選挙権を有しなくなったときは、当選を失う。」と定めている。したがって、本件各記事にある〈前代未聞の「越境市議」!! 佐藤市議、日野市内で生活〉〈公選法違反・詐欺登録罪の疑惑〉の見出しは、原告が〈日野市内で生活〉と断定することによって「原告は東村山市内に住んでいない=住所を有しない」(「越境市議」も同趣旨)から公選法9条が規定する地方議会議員の要件を欠く存在であると断定するものであるのみならず、〈詐欺登録罪〉の見出しと合わせ読めば、一般読者が上記見出しから「原告が東村山市に居住実体がないことを自覚していながらその事実を隠してあたかも東村山市に居住実体があるかのように偽装し、違法に東村山市議の地位を得た」との意味に理解することは明らかである。

(3)さらに、
〈長期間、調査を続けていた、清瀬市民オンブズマンと東村山市民オンブズマンは、佐藤まさたか「市議」に、公選法違反・詐欺登録罪(236条)の疑いが強いとして事実の公表に踏み切った。〉(147号=別表1)
とする記載は原告に〈公選法違反・詐欺登録罪の疑惑〉があるかのように強調するものであり、また、
〈市議会議員は、その市に生活していないと立候補することができない。この公選法の規定は誰でも知っている常識だが、佐藤真和・東村山市議に公選法違反の疑惑が発覚した。〉(第148号=別表2)
〈野口町の保育所「空飛ぶ三輪車」の職員で日野市から通勤している佐藤真和「市議」は、……03年4月の市議選公示ぴったり3ヶ月前の1月、日野市から保育所隣のワンルームに住民登録だけは移した。〉(第149号=別表3)
〈日野の3LDKで平然と家族4人で暮らしていましたが、ばれた後は、野口町のワンルームで暮らしているかのような偽装までして、逃げ隠れの生活です。〉(第152号 =別表5)
など別表1~13の本件各記事は、上記(1)の〈前代未聞の「越境市議」!! 佐藤市議、日野市内で生活〉〈公選法違反・詐欺登録罪の疑惑〉との見出しの趣旨を読者に対して具体的に提示するものである。

(4)よって本件各記事はいずれもそれぞれ、原告が公選法9条が規定する地方議会議員の要件を欠く存在であるのみならず、原告が東村山市に居住実体がないことを自覚していながらその事実を隠してあたかも東村山市に居住実体があるかのように偽装しているとの虚偽の事実を摘示し、一般読者に対して原告が違法に東村山市議の地位を得ているかのような印象を与えるものであり、原告の東村山市議としての社会的評価及び信用を著しく低下させたものである。 

2 インターネット「東村山市民新聞」による名誉毀損

(1)両被告は平成19年2月22日、23日の両日、インターネット版「東村山市民新聞」トップページに、
〈佐藤まさたか「越境通勤市議!!」〉
と掲示した上、
〈地方自治など知るもんか! 前代未聞の「越境通勤市議」〉
〈ついに発覚した公選法違反詐欺登録・詐欺投票疑惑!〉
との見出しのもと、
 〈佐藤「市議」が、公選法236条(詐欺登録罪)に違反している問題でその後、新展開があった。〉
と前置きし、
 〈この事件を長期に渡って追及している清瀬と東村山の市民オンブズマンが10月27日午前8時40分ころ、日野市多摩平の佐藤「市議」が家族4人で暮らすファミリーマンション付近で調査していたところ、佐藤「市議」は、自宅ドアを開けるや、駐車場まで、足をもつれさせながら全力疾走し、自分の車に駆け込んで、あっという間に姿を消した。
  つまり、自分がこの3LDKのマンションに家族と生活し、朝「出勤」する姿は、見られたくない、という公選法違反を自覚した行動だからだ。〉
 〈形だけ住民票を移して3ヶ月たったから、選挙権・被選挙権が行使できるわけではない。移した先で生活していなければダメなのだ。〉
  などと記載し、さらに〈青森でも実例があるが、これほど破廉恥ではなかった!〉と記載した(以下、平成19年2月22日付記事を「本件インターネット記事1」、同2月23日付記事を「本件インターネット記事2」という=別表14、15=甲14、甲15)。

(2)さらに両被告は上記記載に加えて平成19年2月23日、
〈ついに、自分で認めた公選法違反詐欺登録、詐欺投票の事実!〉
との見出しのもと、
 〈長期間、調査を続けていた、清瀬市民オンブズマンと東村山市民オンブズマンは、佐藤まさたか「市議」に、公選法違反・詐欺登録・詐欺投票罪(236条237条)の疑いが強いとして事実の公表に踏み切った。〉
  などと記載した(別表15=甲15)。

(3)公職選挙法9条2項、10条1項5号、2項によれば、市町村議会の議員の選挙権及び被選挙権は、選挙の期日を基準として、引き続き3ヶ月以上その市町村の区域内に住所を有するもので一定の年齢以上の者がこれを取得すると規定しており、同法99条は「当選人は、その選挙の期日後において被選挙権を有しなくなったときは、当選を失う。」と定めている。したがって、本件インターネット記事1、2の〈佐藤まさたか「越境通勤市議!!」〉〈地方自治など知るもんか! 前代未聞の「越境通勤市議」〉〈ついに発覚した公選法違反詐欺登録・詐欺投票疑惑!〉との見出しは、「原告は東村山市内に居住の実体がないことを自覚しており、また東村山市内に居住の実体がなければ立候補できないことを知りながら、その事実を隠して立候補した上、現在も東村山市内に居住の実体がない」と主張するものであり、一般読者に対し「原告が東村山市議の資格を有しない違法な存在である」と印象づけるものである。

(4)また本件インターネット記事1、2は、本文において〈公選法違反を自覚した行動〉〈形だけ住民票を移して3ヶ月たったから、選挙権・被選挙権が行使できるわけではない。移した先で生活していなければダメなのだ。〉と、あたかも原告が、原告の住所が東村山にはないことを自覚しているかのように記載し、本件インターネット記事2において〈ついに、自分で認めた公選法違反詐欺登録、詐欺投票の事実!〉〈長期間、調査を続けていた、清瀬市民オンブズマンと東村山市民オンブズマンは、佐藤まさたか「市議」に、公選法違反・詐欺登録・詐欺投票罪(236条237条)の疑いが強いとして事実の公表に踏み切った。〉と付け加えることによって、読者に対し両被告の調査及び主張に信頼性と正当性があるかのように印象づけている。

(5)さらに本件インターネット記事2は、青森で起きた住所をめぐる公選法違反の実例を挙げつつ〈これほど破廉恥ではありません〉(青森の例は佐藤市議ほどには破廉恥ではないとの趣旨)などと記載し、実際に公選法違反に問われた例よりも原告の方が悪質であると断定した上、あたかも原告が公選法違反の事実を認めたかのように記載している。

(6)よって本件インターネット記事1、2はそれぞれ、原告が東村山市に居住実体がないにもかかわらず違法に立候補した上、現在も東村山市内に居住の実体がないにもかかわらず違法に東村山市議として活動しているとの虚偽の事実を摘示し、一般読者に対し原告が違法な存在であるかのような印象を与えるものであり、原告の東村山市議としての社会的評価及び信用を著しく低下させるものである。

(7)なお、本件インターネット記事2は平成19年2月23日以降、現在に至ってもなお両被告のホームページ上に掲示されており、現在もなお原告の名誉を毀損し続けているものである(甲23)。

3 FM放送「多摩レイクサイドFM」による名誉毀損

(1)被告FM及び被告矢野は平成18年12月6日から同年12月21日にかけて、被告矢野がパーソナリティを務める番組「ニュースワイド多摩」において、原告について、
  〈公選法違反、詐欺登録罪などの容疑が深まっている問題の佐藤真和市議〉
   と紹介し、また続くニュースで原告について、
  〈公選法違反、詐欺登録、詐欺投票罪の容疑が深まっている佐藤真和市議が、関係者に対して自分の犯罪容疑を事実上認める発言をしていたことがわかりました。〉
  〈佐藤市議は東村山市内で生活していなければ、公選法違反となることを知りながら、日野市内に生活したまま東村山市議会議員の選挙に立候補したことがわかりました。〉
  〈公選法違反、詐欺登録、詐欺投票罪で問題となっている佐藤真和市議〉
   などと放送した(別表16、17、19、21、22=甲16、17、18、19、21、22)。

(2)さらに上記放送に対して被告矢野は原告について、
  〈佐藤真和市議が、公選法違反となることを知りながらですね、……東村山市からですね、の市議会議員に立候補したという、まさに公選法違反そのものにあたると思います〉
〈早く辞職することを潔い態度をとることをおすすめしたいと思います。〉(以上、別表16=甲16)
  〈この佐藤真和さん、まあ、東村山の市議会議員ということになってるんですが、えー、今もってですねえ、……逃げ隠れする生活を今もって続けてるんですねえ。〉
  〈カッコだけは東村山に生活しているフリをしなきゃいけませんから、えー、逃げ隠れする生活なんですけれども〉
  〈問題になっている公選法違反の、236条、237条の詐欺登録、詐欺投票罪の、こういうことについてもですねえ、まったく説明責任を果たしてませんよね。〉
  〈こういう無責任な人がですねえ、えー、選挙でえー、当選しました、えー、こうやるべきだ、東村山の町づくりはおかしいとかですねえ、そんなよけいなことをいう前に自分の頭のハエを追わなきゃいけませんよね。というような意味で無責任きわまりないなということだけは言っておきたいと思います。〉(以上、別表17=甲17) 
  〈議員の場合には、その自治体の、おー、区域内に、えー、住所を持って、住所を持ってるだけじゃだめで、えー、住民票を、住民登録をするだけじゃなくて、そこで生活をしているっていうことが最低の条件になります。だからこれが、満たされてないとですねえ、間違って当選してもですねえ、これは失格になりますから、えー、公選法の236条、237条、236条というのは詐欺登録罪、それから237条というのは詐欺投票罪ということになります〉
  〈佐藤真和市議はですね、いさぎよく、うー、この東村山での政治活動を、おー、もう辞めてですね、辞職をされて、いさぎよくですね、日野にお帰りになって、家族4人でですね、静かに平和な暮らしを送っていただきたいと思いますね。〉(以上、別表19=甲19)
  〈この佐藤真和さんという人の問題ですが、えー、公選法の236条詐欺登録罪、住民投票を、嘘をいって登録した、住民登録、住民票を移した。それから237条というのは、えー、その選挙権が本来ないのにですねえ、えー、投票をしたということで、詐欺投票罪ということが決められているんですが、えーっと、この佐藤真和さん、これまー、事実上認めているということが、ま、次々に明るみになっているんですが、〉
  〈佐藤真和市議が立候補したとき、問題のですね、住民登録を偽ってしたんじゃないかという疑惑が深まってるわけですが、〉(別表21=甲21)
  〈問題の佐藤真和市議はですねえ、公選法違反という、うー、詐欺登録罪、詐欺投票罪ということで、えー、容疑があるというふうに、えー、お伝えしてるんですが、〉
  〈行政境、いー、市と市の境を越えて、えー、日野在住、日野市の在住の佐藤真和市議が出稼ぎで、えー、東村山の市議会議員をやってる〉(以上、別表22=甲21)
   などと発言した(以下、上記放送を一括して「本件各放送」という)。

(3)また、被告FM及び被告矢野は平成18年12月14日、被告矢野がパーソナリティを務める番組「ニュースワイド多摩」において、町田市長が政治資金規正法違反に問われたことを報じたのち、続けて原告について被告矢野は、
  〈えー、東村山の、公選法違反、詐欺登録罪の、あるいは詐欺投票罪の佐藤真和市議についてもですね、同じようなことがいえると思いますので、潔い態度が必要だと思います。〉(別表20=甲20)
   と発言した。   

(4)公職選挙法9条2項、10条1項5号、2項によれば、市町村議会の議員の選挙権及び被選挙権は、選挙の期日を基準として、引き続き3ヶ月以上その市町村の区域内に住所を有するもので一定の年齢以上の者がこれを取得すると規定しており、同法99条は「当選人は、その選挙の期日後において被選挙権を有しなくなったときは、当選を失う。」と定めている。したがって、本件各放送の〈公選法違反、詐欺登録、詐欺投票罪で問題となっている佐藤真和市議〉〈公選法違反、詐欺登録、詐欺投票罪の容疑が深まっている佐藤真和市議が、関係者に対して自分の犯罪容疑を事実上認める発言をしていたことがわかりました。〉〈佐藤市議は東村山市内で生活していなければ、公選法違反となることを知りながら、日野市内に生活したまま東村山市議会議員の選挙に立候補したことがわかりました。〉との放送部分は、「原告は東村山市内に居住の実体がないにもかかわらず立候補した上、現在も東村山市内に居住の実体がない」と主張するものであり、聴取者に対し「原告が東村山市議の資格を有しない違法な存在である」と印象付けるものである。また、上記(2)の被告矢野の発言部分は上記(1)の放送内容を具体的に述べるものであり、上記(3)の矢野の発言部分は、町田市長が政治資金規正法違反に問われたことを引き合いに出すことによって、原告もまた違法行為を犯していると聴取者に印象付けるものである。  

(5)よって本件各放送及び上記(3)の被告矢野の発言部分はそれぞれ、原告が東村山市に居住実体がないにもかかわらず違法に立候補した上、現在も東村山市内に居住の実体がないにもかかわらず違法に東村山市議として活動しているとの虚偽の事実を摘示し、一般読者に対し原告が違法な存在であるかのような印象を与えるものであり、原告の東村山市議としての社会的評価及び信用を著しく低下させるものである。 

4 上記のとおり、被告矢野及び被告朝木はあらゆるメディアを駆使し、原告があたかも公選法違反を犯しながら、その事実を隠蔽し、立候補および市議会議員の資格がないことを知りながら平然と東村山市議として議員報酬を得ているかのような宣伝を続けてきた。しかし、原告は平成15年1月以後、一貫して東村山市に生活の本拠を置いているのであり、原告の生活の本拠が日野にあり東村山市に生活実体がないという事実は存在しない。被告らの宣伝こそ平成19年4月に迫った市議選を前に、原告の東村山市民に対する信用を意図的に低下させようとしたものであり、極めて計画的かつ悪質な信用毀損行為にほかならない。

5 実際に当該市議選に際し、原告のもとには被告らの宣伝を目にしたと思われる市民から「東村山市民でもないのにおかしい」「市民をだますつもりなのか」といった批判の声が寄せられ、きわめて厳しい選挙戦を余儀なくされた。


第4 被告らの責任

1 被告矢野及び被告朝木は、紙版「東村山市民新聞」、インターネット版「東村山市民新聞」の発行人・編集人として、上記第3の1ないし2の記事を掲載、発行した者として、原告が被った損害を賠償すべき責任がある。

2 被告特定非営利活動法人多摩レイクサイドFMは上記放送を監督する者として、また被告矢野は上記放送の直接行為者として、原告が被った損害を賠償すべき責任がある。


第5 原告の損害

1 紙版「東村山市民新聞」による名誉毀損
   被告矢野及び被告朝木が編集・発行する政治宣伝ビラ「東村山市民新聞」は東村山市内に毎号4万5000部発行されており、同ビラが平成18年9月から平成20年4月までの間に少なくとも12回にわたって東村山市内全域に配布されたことにより原告が被った損害は甚大であり、これを金銭に換算すれば金400万円を下らない。

2 インターネット版「東村山市民新聞」による名誉毀損
   被告矢野及び被告朝木は、彼らが編集・発信するインターネット版「東村山市民新聞」において、あたかも原告が公選法違反の違法行為を犯しているかのような虚偽宣伝を平成19年2月22以降現在に至るまで継続して続けてきた。それによって原告が被った損害は甚大であり、これを金銭に換算すれば金400万円を下らない。

3 多摩レイクサイドFMによる名誉毀損
   多摩レイクサイドFMの「ニュースワイド多摩」は1日に6回放送されている。したがって、被告FM及び被告矢野はあたかも原告が公選法違反の違法行為を犯しているかのような虚偽宣伝を原告が確認しただけで少なくとも42回にわたって繰り返してきたことになる。この虚偽宣伝放送によって原告が被った損害は甚大であり、これを金銭に換算すれば金200万円を下らない。


第6 結語
   よって原告は被告らに対し、民法709条、同705条1項及び同2項、同719条、同723条に基づき、請求の趣旨1項及び2項の金員の支払い並びに同3項及び4項のとおり、謝罪広告の掲載及び謝罪放送を求めるものである。

以 上


証 拠 方 法

甲第1号証     東村山市民新聞第147号
甲第2号証     東村山市民新聞第148号
甲第3号証     東村山市民新聞第149号
甲第4号証     東村山市民新聞第150号
甲第5号証     東村山市民新聞第152号
甲第6号証     東村山市民新聞第153号
甲第7号証     東村山市民新聞第154号
甲第8号証     東村山市民新聞第155号
甲第9号証     東村山市民新聞号外(平成19年3月9日付け)
甲第10号証    東村山市民新聞第157号
甲第11号証    東村山市民新聞第158号
甲第12号証    東村山市民新聞第159号
甲第13号証    東村山市民新聞第160号
甲第14号証    インターネット東村山市民新聞(平成19年2月22日付)
甲第15号証    インターネット東村山市民新聞(平成19年2月23日付)
甲第16号証    多摩レイクサイドFM反訳(平成18年12月6日放送分)
甲第17号証    多摩レイクサイドFM反訳(平成18年12月7日放送分)
甲第18号証    多摩レイクサイドFM反訳(平成18年12月12日放送分)
甲第19号証    多摩レイクサイドFM反訳(平成18年12月13日放送分)
甲第20号証    多摩レイクサイドFM反訳(平成18年12月14日放送分)
甲第21号証    多摩レイクサイドFM反訳(平成18年12月18日放送分)
甲第22号証    多摩レイクサイドFM反訳(平成18年12月21日放送分)
甲第23号証    インターネット東村山市民新聞(平成20年6月3日付)
 
その他必要に応じ、口頭弁論において提出する。

付 属 書 類

1 訴状副本  3通
2 証拠説明書 3通
3 甲号証   各3通


別紙1
謝 罪 広 告
 
 東村山市民新聞は平成18年9月以降これまで、東村山市議会議員の佐藤真和氏に対し、同氏が「越境通勤市議」で「公職選挙法違反」をしたなどとの記事を掲載してきました。
しかし、同氏が「越境通勤市議」で「公職選挙法違反」をしたとの事実はいっさい存在せず、記事は佐藤氏の名誉を著しく傷つけるものでありました。よって佐藤氏に関する「越境通勤市議」、「公職選挙法違反」をしたなどとの部分をすべて削除するとともに、佐藤氏に対し心よりお詫び申し上げるものです。

 平成  年  月  日

            東村山市民新聞発行人  東村山市議会議員 矢野穂積
            東村山市民新聞編集人  東村山市議会議員 朝木直子


別紙2

「謝罪広告」の4文字は20ポイント、その他は14ポイントで、「東村山市民新聞」の題字の下の蘭の写真の真下に掲載すること。



別紙3
謝 罪 放 送

「ニューワイド多摩」では平成18年12月13日東村山市議会議員の佐藤真和氏に対し、同氏が「越境通勤市議」で「公職選挙法違反」をしたなどとの放送を行いました。
しかし、同氏が「越境通勤市議」で「公職選挙法違反」をしたとの事実はいっさい存在せず、この番組での放送内容は佐藤氏の名誉を著しく傷つけるものでありました。よって佐藤氏に関する「越境通勤市議」、「公職選挙法違反」をしたなどとの放送部分をすべて取り消すとともに、佐藤氏に対し心よりお詫び申し上げるものです。
 平成  年  月  日

多摩レイクサイドFM理事長    
パーソナリティ 東村山市議会議員 矢野穂積



別紙4

「謝罪放送」は3日間、「ニュースワイド多摩」の放送ごとに、放送の冒頭で被告矢野自身により「まずお詫びを申し上げます」と聴取者に告知した上、被告矢野が聴取者に明確に聞き取れる状態でゆっくり読み上げること。


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【2008/11/16 23:57】 | 裁判日記
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明日(15・土)、とっても行ってみたい学習会があります。

「フライブルクのまちづくり」 (主催:NPO法人 多摩住民自治研究所)

原発に頼らない国づくりを進めるドイツ。そのなかでもフライブルク市(人口20万)は「環境都市」の称号をもつ都市として、世界中の注目を集めています。
自動車を減らすために22系統もの路面電車が走り、カーシェアリング、省エネ住宅、再生可能エネルギー、有機農業、環境教育など、持続可能な社会への確かな歩み。
フライブルク市役所に勤務経験もある環境ジャーナリスト・村上敦さん(ドイツ在住)がたっぷり語ります。
(案内チラシより)

午後1時半から、会場は日野市生活保健センターです。(資料代1,000円)

急な告知で申し訳ありませんが、関心のおありの方、ご都合のつく方、足を運んでみてはいかがでしょうか。

かくいう私は、同じ時間に「東村山市議会を考える市民の会」主催の懇談会が開かれるため、この学習会には行けそうにないのでありました…。


【2008/11/14 23:59】 | 学習会・研修会
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