無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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6月の南相馬に続き、先週金曜日(22日)の深夜から土曜日にかけて、石巻市雄勝町水浜というところへ伺いました。
これは、会派を組んでいる奥谷浩一議員から声をかけていただいたもので、民主党として継続的に取り組んでおられる被災地支援活動に、奥谷さんの知人ということで、大塚恵美子議員とともに参加させていただきました。

金曜日の23時に衆議院議員会館をバス2台で出発。一路東北道をひた走り、時間調整も含めて9時間。現地に8時過ぎに到着しました。

石巻市の中心地から車で数十分離れたこの地は足の便が悪く、復旧がかなり遅れているとは聞いていましたが、想像以上の状況でした。

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8つの班に分かれて作業にあたり、私たちの班は、昨年作ったばかりだという個人の方の水産加工場の内部にたまった泥やガラス片を片づけ、基礎以外の部分(断熱材や合板など)をバールなどを使ってきれいにはがす、という作業にあたりました。
3時間半ほどで、依頼のあった内容はほぼ終了。

昼食後は隣の班の作業に合流しましたが、あと1時間というところで突如足元に響く地鳴り。地震でした。
20mほどの高さまで全員で退避。
かなりの高さなのですが、震災時にはさらに上までどす黒い波が襲い、130戸あった家屋のうち大半を呑み込んでいった、と住民の方が話してくださいました。

私たちが6時間弱でできたことは、ほんの少しのこと。
でも、だからこそ、こうした支援活動を継続していくことが本当に必要だと感じます。

また、南相馬の時も強く感じたのは、「平成の大合併」が震災復興の足かせになっているのではないか、ということです。
南相馬市も石巻市も数年前に合併したわけですが、それまでのそれぞれの歴史、つながり、蓄積が、「無駄を省く」という題目によって軽んじられ、地元の自治体の皆さんは懸命にことにあたっておられるけれども、結果として中心地域以外への手当ては遅れ気味となり、さらに小さな集落などからは人々が去り、軽んじられていく、という悪循環を強く感じました。

今回は23時間で往復してくるという強行軍で、体力的には大変厳しく、また、地元の方たちと話をするような機会は全く持てませんでした。
すぐにまた行こう、というには遠いのですが、縁あって初めて伺った水浜の皆さんが、またあの静かな浜で牡蠣やワカメの養殖に精を出せる日を祈らずにはおれませんし、ぜひまた伺ってみたいと思っています。






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【2011/07/25 17:27】 | 原発・震災
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一昨日(7月23日・土)は私自身2度目の被災地支援活動として、石巻市雄勝町へ行ってきました。
その報告をする前に、先月伺った南相馬市の報告【後編】をアップしていなかったことに気づき、遅ればせながらですが、写真を中心に書き残しておこうと思います。

6月18日(金)~20(月)の3日間の2日目は、朝9時に間に合うように南相馬市ボランティアセンターへ向かいました。
初めての人が並ぶ列に並んで登録を済ませ、説明会場、マッチング会場へ。
はじめは泥出し作業に手をあげたのですが、写真の洗浄作業を行っている3会場のうち、最も放射線量が高い「馬事公苑」での作業に人が足りないということで移動。
リーダーの方をはじめ9名の班になり、車2台で現地へ向かいました。

作業中の写真撮影は一切できない決まりなので現場の様子はお見せできませんが、津波に流された物の中から自衛隊員らによって拾い上げられた「スナップ写真」の束が集められているので、それを手に取り、洗浄用のウエットティッシュで1枚1枚汚れを拭き取り、洗濯物を乾かすピンチハンガーなどで乾かし、ポケットファイルに収め、すぐに誰のものかわかるように表表紙と裏表紙に1枚ずつ写真を貼り付ける…という作業を一日続けました。

赤ちゃんの笑顔、女子高校生が友達とはしゃぐ姿、ご夫婦での信州を旅、子どもの頃に写したと思しき時代を感じさせるスナップ…。普通の人たちの普通の毎日が写っているのですが、この写真の赤ちゃんは、女の子は、お母さんは、お父さんは、おばあちゃんは、どこかで無事におられるのだろうか?
1枚1枚、そればかりを考えながら、できるだけ丁寧に、心を込めて拭きました。

馬事公苑の先には検問所が設けられていて、線量の高い日高地区には入れない様子でした。
公苑内には自衛隊が駐屯しており、暑い中を連日作業にあたる隊員が大勢行き来をしていました。


3日目(20日)は、今回のメインである、真野小学校での朗読劇のお手伝い。
俳優であり声優でもある武藤与志則さんご夫妻とともに、校舎が津波被害を受けたために同校が仮校舎としている万葉ふれあいセンター向かいました。

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この日は、3・4時間目の授業として、朗読劇をみんなでつくる、ということになっていました。
武藤さんが前回訪ねた際に、校長先生と相談をして準備をしていました。東京から照明や音響の道具を車に積んで行ったのはこのためでした。

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武藤さん夫妻と3人で準備をし終えたところに、子どもたちがやってきました。照明が醸し出す独特の感じに歓声が上がります。

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クマさんの朗読が始まりました。

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4時間目は、子どもたちが照明係や音響係に挑戦しました。

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最後に、5・6年生で構成する「万葉太鼓」を披露してくれました。

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初めて聞く太鼓でしたが、子どもたちの太鼓とは思えないほどのすごい迫力に圧倒され、自然と涙が出ました。
太鼓の大半が津波で流され、家を流されたために転校を余儀なくされた子たちも少なくないのでメンバーも半減しているとのこと。
でも、そんなことを微塵も感じさせない、子どもたちの笑顔でした。

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校長先生曰く、6年生は修学旅行をあきらめていたのですが、震災発生後に支援をしてくださっている北区立王子第5小学校へ出向いて万葉太鼓を披露する、という企画を物心両面で応援してくださる方たちがいて、7月15日に上京することになっている、とのこと。
私は伺えませんでしたが、武藤さんご夫妻は王子第5小学校へ当日出向き、さらにつながりを深められたようです。

顔の見える支援を続けることの大切さを痛感した南相馬行でした。


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【2011/07/25 16:58】 | 原発・震災
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お疲れ様でした
ZMKirin
南相馬レポートありがとうございます。私も思い出の品洗浄作業ボランティアやりました。まさか自分の住んでいる市の議員さんが、南相馬でボランティアをされるとは思ってもいませんでした。ご体験を是非、東村山市の防災対策、エネルギー政策に活かしていただければと思う次第です。南相馬市出生 東村山市在住者 ZMKirin (Twitter名)

Re: お疲れ様でした
佐藤まさたか
ZMKirinさん コメントくださりありがとうございました。

一口に「息の長い支援」と言っても、いかにあるべきか、は難しいと感じています。

ブログを拝見しました。
http://minamisoumavolunteer.wordpress.com/%e3%82%82%e3%81%86%e3%83%9c%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%82%84%e7%89%a9%e8%b3%87%e6%8f%b4%e5%8a%a9%e3%81%af%e9%80%80%e3%81%8f%e6%99%82/

とても大切な視点、指摘であり、心に留めていかねばと思います。
ありがとうございます。




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昨日の生活文教委員会では、「TPP参加反対の意見書」提出を求める請願(1)「TPP参加反対の意見書」提出を求める請願(2)、そして東村山市立小・中学校の全教室にエアコン設置を求める請願を議題としました。
TPP請願審査の中では、それぞれの議員が考え方を述べ合った上で、9月議会中に採決を図る方向で集約したのですが、これに関連して、新たにまとめられた「東村山市第2次農業振興計画」が話題となりました。

議員には6月議会最終日に配られまたしたが、市のHPにはまだアップされていないようなので、いくつか主だった数字を挙げておきたいと思います。
■農家数
平成12年…357戸(専業11/農業を主とする兼業47/兼業を主とする兼業299)
平成17年…332(13/39/280)
平成21年…311(6/44/261)
平成32年目標…290戸

■農地面積 ※市域全体面積は1,717ha
平成14年…206.0ha(うち生産緑地155.7ha)
平成17年…194.0ha(152.9ha)
平成21年…177.2ha(142.4ha)
平成32年目標…150ha

■農家1戸あたりの耕作面積
平成12年…50.3a
平成17年…44.1a
平成21年…39.2a

■平成21年の作付面積ランキング
野菜96ha/果樹48ha/稲・麦類2ha/花卉10ha 他

■平成21年の産出額ランキング(総額8億9千万円)
梨21%/トマト10%/サツマイモ7%/ぶどう4%/パンジー・ビオラ(花苗)4% 他

■農家意向調査の結果

◎農家継続について
将来も継続させたい24.2%/自分の代は継続したい32.1%/当面は続けたいがわからない29.8%/できれば今後縮小していきたい7.3%/その他&無回答6.6%

◎困っていること
相続税の負担が重い48.7%/収益が労働の割に少ない42.7%/不法投棄が多い32.8%/宅地が進み農薬散布が十分できない31.8%/野焼き処分ができない27.8%…後継者がいない12.6%/販売先がない2.6% 他

◎相続時の対応
生産緑地を処分して対応する57.9%/宅地化農地を処分して対応する36.1%/農地以外の宅地を処分して対応する26.5%/土地は処分せずに対応する6.3% 他

■市民意向調査の結果

◎都市農地をどう評価しているか
今ある農地はできるだけ多く残してほしい39.5%/一生懸命やっている農家の農地は残してほしい50.3%/農地は減っても仕方ない2.9%/都市的に活用すべき3.5% 他

◎農地の買い取りについて
市が買い取り市民が利用できるように35.8%/市民、企業などに呼び掛け市と共同で買い取る26.1%/財政が厳しい中で買い取れなくてもやむを得ない19.9%/買い取るべきではない11.3% 他

◎基金等で買い取るとした場合の年間個人負担は?
500円13.5%/1,000円20.9%/2,000円5.9%/3,000円11.5%/5,000円9.4%/…負担したくない20.9% 他



都市部においての農地維持は、相続税のあり方が見直されない限り、きわめて難しい課題だといわれます。
東村山市は38自治体で構成する都市農地保全推進自治体協議会の会員でもあるので、この協議会を通じて積極的に議論、発信をしていってもらいたいと思います。

尚、今年の同協議会フォーラムは、9月5日(月)午後、都庁で予定されているようです。

TPPについては、政府も6月までに結論を出すとして一時期は躍起になっていた感がありますが、大震災以降の状況を受けて5月17日に先延ばしを決めています。
農業問題のみならず、24項目に及ぶ開放の中身が、地域社会、地域経済にとってどのような影響があるのか…。
委員会としてはもう少し議論した上で、9月議会には結論を出すことになりそうです。


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【2011/07/22 12:56】 | まちづくり・都市計画・防災
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寝苦しい夜が続いていますね。
今朝は4時過ぎに目覚めたら、娘二人が女子ワールドカップを観ていました。
15年前か20年前のイメージのまま「女子だろ…」なんて言って私は一度も観ていなかったのですが…プレーの質の高さに驚きの連続でした。
そして、よもやの優勝。
驚異的な精神力と120分走り切った力。決してあきらめない心に、胸を熱くしました。
世紀の一番であれだけの力を出し切れた選手はもちろん、ともにしのぎを削り、それを支えた控えの選手や、コーチングスタッフの力が夢を実現させたのでしょう。


ところで…。
夜8時9時まで残ったり、終わらない仕事を土日にこなしたりすることが多く、警備さんや宿直さんに大変お世話になっている私。
土日に控室に入るときは、地下の宿直室でノートに記入の上で鍵を借りるのですが…。

宿直を毎日交代で担っている嘱託職員の方3人のうち、一番長かったKさんの姿が最近見えないので先ほど尋ねたら、6月いっぱいでお辞めになったとのこと。
昔の職場でも、夜間警備の方たちとはなぜかとっても親しくなったものですが、現在の仕事に就いてもそれは変わらず。
その中でも、Kさんには、笑顔とジョークで励ましていただいたこと多々。

宿直さんは陰の存在ですが、一般職員がいない時間の対応を一手に引き受けているので、本当に大変だな、といつも感じます。
何年か前の年末などは、ゴミ収集に絡む苦情電話が鳴りっぱなしでした。
なんで来ないのか?とか、いつまでなのか?とか、早く取りに来い!とか…。
他にも、市役所で不祥事などあろうものなら、酔った勢いで怒鳴り散らす電話や早朝の嫌がらせ電話が続くことなどもあり…不眠不休で応対されていることもありました。

最後は面と向かってちゃんとお伝えしたかった…。
おつかれさまでした。そして、ありがとうございました、と。





【2011/07/18 14:32】 | 未分類
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めたぼちょ子2号
仕事で時間外にいろんな役所に電話をすることがありますが、どこでもご丁寧な対応で頭が下がります。
もちろん表舞台では、職員の方々ががんばっていることと思います。でも、表裏関係なく、市民や都民とともにいい街づくりの一員として、これからもご活躍していただきたいと思ってます。
退職された方にも、佐藤議員の思いが通じていると思いますよ。


佐藤まさたか
めてぼちょ子2号さん
コメントありがとうございました。

いろんな力に支えられて自身も仕事ができているんですよね。
宿直、警備の方たち以外にも、清掃や機械設備の方たちも、老朽化した施設・設備と悪戦苦闘しながら頑張ってくださってます。目立ちませんけどね。

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先週13日(水)、秋津町内の自治会長宛に届けられた東村山市資源循環部長名の案内です。
※ヘッダとフッタにある表記は、秋水園の施設課長から議会事務局宛にFAXで送っていただいたためのものです。

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西川部長名で事務連絡とされた文章にはこう記されています。
 時下、貴自治会におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、秋水園では資源循環型社会の形成を目指して、各家庭から排出されたびん・かん・ペットボトルなどの中間処理を行い、資源化に努めているところですが、処理にかかる騒音や振動、臭気など周辺環境への影響をできるだけ軽減することを目的として、現在、秋水園リサイクルセンターの整備に向けた準備を進めています。
 つきましては、同センター整備後の施設の運営等について、周辺自治会の皆さまにご説明し、ご意見を頂戴したく、ご多忙のところ大変恐縮ではありますが、下記のとおり説明会にお越しいただきますよう、お願いいたします。

          記

1 日 時  平成23年7月19日(火) 18:30~
2 会 場  秋水園ふれあいセンター 大会議室 ※秋水園の南側です 
         秋津町4-24-12 395-8177
3 出席者  各自治会の役員様

                 【担 当】
                  資源循環部次長 新井
                  電話 393-5111(市役所代表)内線2610



この件については、月曜日(11日)に部長から電話があり、リサイクルセンター整備後の運営について、「地域の雇用機会の場としてほしい、という地域の方からの声を受けて検討してきたのだが、その方向で進められないかどうかについて地域の皆さんの声を聴く機会を設けたい」ということでした。
迷惑施設という位置づけから、新たな価値を生み出す場にできる、という趣旨のこともおっしゃっていたように記憶しています。
部長が新たな政策立案の根拠として挙げていたのは、「秋水園リサイクルセンター整備基本計画検討会」での以下の発言のようです。

○委員
今、部長ほうから検討項目の話がありました。検討項目のフォーマット・・・リサイクルセンターを造って頂く。しかし、リサイクルセンターが出来ましても、秋津町の皆さんには、かなりの負担を強いなければいけない、環境面で。そこで一番当初より話のありました秋津町の皆さんにどうゆうメリットが訪れるんだろうというところがあると思うんですね、市民税をまけろ、固定資産税をまけろと言っても不可能に近い。そこで、どうすればいいのかなと思いまして、今リサイクルセンターで働いているシルバーから来ている人たちが、概ね60名~70名ぐらいの方がいらっしゃるのかなと思う。その中で、秋津町の皆さんで健康で働く意欲がある人は、リサイクルセンターが出来た暁には、秋津町を住まいにしている人に優先的に職場提供していただく、そういったメリットを落とすことが可能かどうかという提案させて頂きたい。

○司会 新井次長
リサイクルセンターが出来た際、処理をする人たちを秋津町の人達を出来るだけ有効活用して頂きたいということですね。


○委員
今、全町から来ていますので、秋津町の人達を優先的にそこで働くような職場を作って頂きたい。

○司会 新井次長
その関係、提案ですけど、改めて部長からお願いします。

○西川部長
今回の施設はですね、今までも、みなさんにもご説明しましたように、特殊な施設は入れておりません。ですので、破砕機が入るとかそういうのはない状態で作っております。それは何故かというと、今現在、シルバーの方たちに働いて頂いておりますので、専門家がいないと動かせないような設備は極力外したいという考え方でおります。ですので、秋津町にお住まいの方でということで、作業上可能性としては十分可能かなとは思います。そこから先というのは、自分では、なかなかお答えしづらいので、それでお約束ということはならないですが


○委員
秋津町の自治会の立場からすると、今後の検討項目の中に、秋津町に何を還元してくれるの、それを検討してくれと。それを具体的に出して欲しい。それをお願いしておきたい。大きな項目で3つ目になりますけど、秋津町に何が還元できるのと。それを具体的にお願いしたい。

(中略)

○委員
今ですね、シルバーの方々にですね、今のような作業条件でなくて・・ご意見がありましたが、シルバーの方だけでなくて、若い人にも新しいリサイクルセンターで働きたいというような、リサイクルセンターを是非目指して頂きたい。今、なかなか若い人も就職難ですから。リサイクルセンターというのは音も静かだし臭いもしないし非常にいいところだよと。従来のリサイクルセンターのイメージを払拭するようなことでやって頂きたい



約5か月間、計8回にわたって重ねられた同検討会では、その後の議会における特別委員会、そして現在の議論につながるような様々なやり取りがされていました。
提案された点については可能なところから検討を加えて実現への努力を重ねている、と西川部長はおっしゃってました。
ただ、秋水園を新たな雇用の場とする、ということは、集団資源回収や店頭回収の拡充を図ることで、これまで長きにわたって大きな課題となってきた秋水園に持ち込まれるゴミ量自体の縮減や車両台数の縮減を進める、ということとは大いに趣を異にするように思います。
明後日の会の呼び掛け文には「整備後の施設の運営等について」とありますが、完成後の施設運営を、市が直接行うのか、現在のようにシルバー人材センターを通じて高齢者雇用の場という面を維持するのか、はたまた全面的に民間事業者に委ねるのか…。
その議論が全くなされていない状況で、どこまで提案し、どこまで実現性をもって進めるつもりなのでしょう?

また、雇用の場となる団体(事業団のようなものか?)を地域主体で立ち上げる、法人格を持つ受け皿としてスタートさせるなどということが、広範囲かつ複数の自治会が主体となってできるのでしょうか?
前の市長と副市長が正副理事長というNPOの立ち上げの際、市職員が公務時間内に実務を担ったことを私は議会で取り上げたことがありましたが、官制NPOという言葉がまたも頭の中に浮かんできます。まあ、そんなことでなければよいのですが…。

この件については、金曜日(15日)の環境建設委員会でも一定の説明、報告があったと聞きます。

政策決定過程がよく見えるよう、よくわかるように進めてほしいと思いますし、丹念に追いかけていきたいと思っています。




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【2011/07/17 15:58】 | ごみ問題・環境
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odonobo
いつもご公務お疲れ様です。

議員活として、しっかりと調査し議論し立案し、また対案をだしておられることはすばらしいことと思い、見守っております。

さて、所管のやり方に問題があるとの佐藤さんのツイートに私がつっこんだ件で、早速ブログをアップしていただき、誠にありがとうございます。

結論から申し上げると、読み終わったいまでもイマイチ何が問題なのかわかりにくい、というのが正直な感想です。

「秋水園を新たな雇用の場とする」ことは「ゴミ量自体の縮減」の話と「大いに趣を異にする」という考えは理解できますが、基本的には別問題と考えるべきと思います。雇用は縮小方向に向かうとしても、雇用については地元住民を優先的する方が、しないよりいいわけですから。

また、「その議論が全くなされていない状況で、どこまで提案し、・・・」とありますが、まずは当事者である地元住民の意見を聴くというのは、それこそ情報の順序としてまちがっていないように思うのですが、いかがでしょうか。

少なくとも、実現できない夢物語を提案するわけではないのですから、住民にその意向をあるのであれば、それを踏まえ、課題を解決していけばよいのです。その過程で住民が参加することはいうまでもなく。

「官制NPOという言葉がまたも頭の中に浮かんできます。まあ、そんなことでなければよいのですが…。」とありますが、これについては、今の段階では懸念ということなのでしょうが、

「官制NPOを準備しておりますので、運営のご心配には及びません」となった方がよっぽど問題ですよね。つまりは、そういったことも含め、白紙から、住民、議会、とちゃんと議論をしていくということなのではないでしょうか。

今回の件がどうであるかはおいといて、みえないところで画策する人はいるでしょう。それ自体は悪いことではないし、それ以上に思うのは、見えないことに妄想を膨らますのはやめたい。

問題なのは、みえないところで物事が決定していくことです。今回の件は、少なくともいまだ何も決してはいないと思うのですが、いかがでしょうか。

以上、リサイクルセンターのことなど何も知らない、専門知識など何もない私の、記事を読んだだけの率直な感想です。だから、大きな誤解があるかもしれませんし、考えの至らない点も多々あるかもしれません。ぜひ、ご指摘いただければ幸いです。

ツイートで「におわす」ことの懸念を書きましたが、私のようなシロウトは「におわし」に弱いです。よく調べもせずその情報を鵜呑みにした結果、知らずにデマをまきちらしたりします。そんな自分を知っているので、「はっきり」してほしいとあえてお願いしたわけですが、考え方の違いはあっても、佐藤さんの真摯な姿勢は充分伝わってきました。

ありがとうございました。





佐藤まさたか
odonoboさん 丁寧なコメントありがとうございます。

>「秋水園を新たな雇用の場とする」ことは「ゴミ量自体の縮減」の話と「大いに趣を異にする」という考えは理解できますが、基本的には別問題と考えるべきと思います。雇用は縮小方向に向かうとしても、雇用については地元住民を優先的する方が、しないよりいいわけですから。

私もそう思います。だからこそ、「雇用の場とすることで、単なる迷惑施設ではなくなる」という所管の考え方は違うのではないか、と思っています。秋水園を長年抱え続けている秋津町の皆さんに対しては、施設の規模縮小にどれだけ努力しているか、ということがまず大事なはずですが、これについて真剣に取り組んできたとは思えません。
懐柔策ではない、というのであれば、施設縮小への取り組みをもっと真面目にやるべきだと思うのです。

また、傍聴を断られた火曜日の説明会では、「秋津周辺の方たち100名規模の雇用」という話があった、と参加された方から伺いました。
これは、完成後の運営主体、人的配分を固定化することになります。こんな大きな話を、3月まで継続していた議会の特別委員会で一言も出さなかった真意が知りたい、と思っています。
いずれにしても、経過を正確につかむことが大事だと思い、説明会に至るまでの経過が示された文書を開示するよう請求中です。

>「官制NPOを準備しておりますので、運営のご心配には及びません」となった方がよっぽど問題ですよね。つまりは、そういったことも含め、白紙から、住民、議会、とちゃんと議論をしていくということなのではないでしょうか。
今回の件がどうであるかはおいといて、みえないところで画策する人はいるでしょう。それ自体は悪いことではないし、それ以上に思うのは、見えないことに妄想を膨らますのはやめたい。
問題なのは、みえないところで物事が決定していくことです。今回の件は、少なくともいまだ何も決してはいないと思うのですが、いかがでしょうか。

そうですね。見えないところで物事を決定していく、という前市政では当たり前にやられていたことに決別しよう、というのが現市政の基本姿勢の一つだと私は理解してきました。
私自身も、いたずらに煽ったり憶測であれこれ言うことには十分気をつけなければ、と改めて思っています。
またご報告しますので、よろしくお願いいたします。

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昨日の環境建設委員会では、市内循環バス請願に引き続き、「秋水園リサイクルセンター整備計画について、さらなる費用の圧縮と秋水園への搬入(収集)車両数の縮減施策を求める請願」の初めての審査が行われました。こちらもメモをもとにやり取りの概要をご報告します。正確なところは、後日、会議録でご確認ください。
伊藤真一委員)当初計画から約17億円に縮小された。これ以上の費用削減は難しいのか?入札等によって圧縮は可能と考えられるのか?

西川資源循環部長)基本計画を明らかにし議論の叩き台として提示したもので、議論は多岐にわたった。それを踏まえて所謂第2案を提示した。
費用のうち、設備費は不要になる部分を削り、建築費は面積減に応じて算出した。
今回の発注は通常とは違い、「性能発注」をしたいと説明してきた。詳細まではこちらで詰めず、必要とされる性能を示すので、メーカーが、必要とする機能、面積、額等を提示することになる。
ゆえに、上限としての17億円はあるかもしれないが、必要とされる性能を決め、見積もりを取る作業を行っていくので、それを札入れの目途額とすることになる。17億円は今後とも変化すると考えている。


伊藤委員)環境基準や処理能力を条件として、それに見合った形でコストダウンができるか、で入札をしていく。競争原理が働いて安くなっていく。必要な条件は業者側にクリアしてもらう。という理解でよいか?

西川部長)最大の利点は、施設完成後の責任を明確にできることだと考えている。通常は瑕疵責任しか問えないが、性能発注の場合は機能と能力を指定するので、業者側が設定された性能を発揮させることが義務となってくる。機械の大きさもばらつきがあるので、発注前には詳細設計ができない。ベルトコンベアの角度や入り口出口の位置等々、業者によって異なるので、それに合わせた建屋の設計になる。建築申請、確認も受注者側の責任になってくる。

伊藤委員)性能発注の際の項目やデータはこれから議会に示していただけるのか?

西川部長)騒音や振動は法で示すものをクリアできるまで改善の義務が受注者側に発生する。機械の性能は詰めた段階で提示することは可能と考えている。

伊藤委員)金額は以前よりも下がってきたが、安いほどいいともいえる。どんどん下げていって性能発注した時にはどういうことが起き得るのか?

西川部長)目途額は提示していきたい。極端に下げたら入札不調が発生するかもしれない。赤字覚悟で工事をするかしないか、というようなことが起きるだろう。

伊藤委員)17億円は妥当と考えて動くのだろうが、競争原理が働いてさらに安いものに収斂していくと考えていいか。

西川部長)17億円は当初案を見直した結果なので、ありき、ではない。見積もりを取った段階で、目途額が決まってくるが、一般論でいうと現在この種の発注数が少ないので、競争性が高まって下がる可能性はあると考えている。実際、他では最低制限価格を設けないケースも多く、かなり金額的に落ちたケースもある。

伊藤委員)運用面で疑問点が残る、と(3月に終了したリサイクルセンター特別委員会)委員長報告にあったが、論点は多岐にわたる。近く全員協議会で議論することになっているので、コスト、搬入台数ともに広範囲の議論になると思われるので、全員協議会を受けてから委員会で議論すべきだと考える。

朝木直子委員)素朴な疑問だが、性能発注とはややこしい発注方法だと思う。なぜ通常の形ではいけないのか。

西川部長)簡単な例でいえば、今はパソコンを購入するときに、〇〇社の△△を×台、とは発注せずに、CPUが〇〇、メモリが○○、ディスプレイ性能が〇〇を×台、としていることを考えてもらえればいい。破袋機一つとっても複数のメーカーがつくっており、もくろんだ性能が出るかどうかはわからない面がある。

朝木委員)性能発注だとチェックしづらい。

西川部長)業者側には、一つのシステムとして能力を発揮させる義務が発生する。

朝木委員)西川部長とやり取りしていても埒が明かない。(※やり取りはもっとありましたが、だからこうしたらいいのではないか、という視点が全くなくて長いだけだったので省略します)

奥谷浩一委員)これまでのやり取りをまとめると、17億円はあくまで目安であって明確な根拠はない。今の段階では何も決まっていないのと一緒、もやもやとした状態ということだろう。
新旧の議員間での認識が違わない方がいいので、全員協議会開催の後に実質審議するということでいいのではないか。
一つだけ確認だが、特別な能力などが必要な内容にしてしまうと、一度受注すると後々までずっと同じ業者が入る、所謂ひも付きということになりかねない。これまでのようにシルバー人材センターがそのまま作業をするのか(現在はびんと缶の作業場を受託)、新たな受注業者がやるのか、どちらなのか?

西川部長)整理いただいた内容はパーフェクトに近く合っている。数年前に破砕機を止めた段階から、受注者は複数の方が安くなることがわかった。第2案で面積が約4割縮小したのは破砕機をやめたことに主な要因があり、これによって特殊な機械はない計画になったので、特殊な業者でなくとも誰にでも作業ができ、ひも付きにはならなくなる。メンテナンスを全体を一つとして考えるのか、機械毎に個々の業者とするのかは、費用のかかり方で判断すればいいと考えている。

奥谷委員)請願が求めている維持管理費の縮減も、見積もりをした段階でわかってくると理解する。シルバー人材センターで作業は引き続きできるということならいいと思う。

蜂谷健次委員)性能発注については、自分も認識をさらに深めたい。請願は車両台数の縮減も求めているが、これについてはどうか?

西川部長)特別委員会で2つの事業者から意見を聴き、ペットボトルの処理について初めて民間でできると提示があり、容器包装プラスチックのラインでできるとされた。
ただ、現在ペットボトルの収集は週1回だけなので(一気に収集・搬入されるので)、業者に1週間分をストックしておくスペースがあるのか、繁忙期は大量のペットの処理がたまることもあり、大丈夫なのかと思う。将来的には全品目を戸別収集に切り替えたいと考えており、ペットボトルの収集日をばらすのか、缶やびんの収集をどうするのか等を検討した後に、トータルで検討する必要があると考えている。


以上で23請願第10号は保留・継続となりました。

全員協議会については、現在、会派代表者会議で、当日説明を求める事項を本年3月8日のリサイクルセンター特別委員会の最終日の議事録から抽出、整理しているところで、近日中に所管に投げかけることになっています。
開催日については9月議会告示日前で調整中です。






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【2011/07/16 16:14】 | ごみ問題・環境
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昨日(15・金)10時から開かれた環境建設委員会で、「市内全域への循環バス運行を求める請願(23請願第5号)」と、「秋水園リサイクルセンター整備計画についてさらなる費用の圧縮と秋水園への搬入(収集)車両数の縮減施策を求める請願(23請願第10号)」について、それぞれ第1回の審査が行われました。
まずは9号です。

請願文の朗読が終わり質疑・意見に入りました。
いきなり朝木直子委員が「資料要求をしたい。収支に関する数値を出してほしい」と切り出し、所管は「次回までに用意する」と答弁。要求の意図についての発言はありませんでした。

続いて伊藤真一委員が、請願文にある「市内全域に走らせる話があった」という点につき、所管の認識とともに、過去にあったとされる5路線計画について質しました。

これに対して須崎まちづくり部長は「確かに平成11年度に行った調査委託の結果、受託事業者から5つのルート案が示されたが、事業化決定には至っていない」と答弁。
その上で、東村山駅東口発着で新秋津駅とを結ぶ第1案は、一部コースを変更して平成15年1月に実現し、同東口から久米川町方面の不便地域を走る第2案も、20年2月に一部ルート変更した上で実現した。
しかし、東口から府中街道を北上して諏訪町~野口町~多摩湖町~廻田町と走る北西部地域の第3案、同東口から美住町~富士見町~栄町~萩山町~本町を走る南西部地域の第4案は、コースが長いのと運行に支障がある面があって断念した。
さらには同東口から市役所~運動公園方面を回る第5案は、民間事業者で計画があるとの情報から断念した。と答弁がありました。

伊藤議員はさらに「5路線のうち未実施のルートは過去検討されたもの、という理解でよいか」と質し、「今後の路線再構築は新たに設置された公共交通会議の中で考えていくべきもの」と部長は答えました。

蜂谷議員は、現在4名の市民委員公募が行われている公共交通会議の準備状況を質し、交通課長からは「22日まで市民委員募集中で若干の問い合わせがある。関係機関からの他の委員も依頼、調整中」との答え。

奥谷委員は、「今年3月にコミュニティバス関係の請願が採択された際は「行政の努力」を求めていたが、今回の請願は若干ニュアンスが違うと感じる。1999年2月から会として活動を続けていると請願文にもあり、趣旨を伺える場をぜひ設けたい。議会として動くことを求められているので、ぜひご本人をお呼びできれば」と発言。
これに対しては伊藤委員から「当市議会ではまずは紹介議員を呼ぶことになっているので、それがいいのではないか。請願者ご本人だと休憩中に非公式の扱いとなり、議事録にも残らないので」と意見。
協議の末、紹介議員(福田議員・大塚議員)を呼ぶことを議決し、保留・継続となりました。




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【2011/07/16 14:15】 | コミュニティバス
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今日の午後は厚生委員会の傍聴をしていました。

主には、身体障害者の方たちの制度規則を見直すことを求めた2件と、難病患者の皆さんの手当見直しを求めた2件の請願審査で、いずれも継続審査となり、次回には請願者ご本人に出席を求めて説明をいただくことになりました。以前は頑なに請願者招致を行わなかった東村山市議会でしたが、ここ2年ほどの間にようやく舵を切ってくることができました。
次回日程は確認が取れ次第お伝えします。

ところで、閉会後に委員に報告された事項を後で大塚委員長から聞いたところ、首をかしげざるを得ない話がいくつかありました。




率直に言って、ここのところ、子育て支援関係の施策展開がうまくないように思います。

内容に問題があると思う場合もありますが、より気になるのは、政策形成過程、平たく言えば「段取り」です。
ころころの森(子育て総合支援センター)の運営見直し作業が行われていることは、先日の記事で触れましたが、来春の指定管理者制度移行を視野に入れていることは間違いないようです。
それ自体に直ちに問題があるとは思いませんが、6月議会中までは話はありませんでしたし、伝え聞くところによると直近に行われた「ころころの森運営協議会」での市職員の説明は何とも歯切れが悪く、主体性に欠け、いったい市として「何が問題で」「どうしたいと考えているのか」がさっぱりわからなかった、ということです。

また今日は、来年4月に開園が予定されていた2つの認可保育園についての進捗状況の説明があったようです。

青葉町の都有地内に予定されている園は、数事業者の中から九州の社会福祉法人が選定されて開設に向けて動いているのですが、6月議会冒頭の市長施政方針説明では
「市内青葉町の軽費老人ホーム「むさしの園」跡地を活用し、東京都の事業として進められております保育園の整備につきましては、当市としても最大限の努力を行い、昨年度から東京都と協力し順次手続を進めてまいりました。現在、東京都において関係機関との調整を行っておりますが、一部調整が難航し、スケジュールの遅れが生じております。また、先の東日本大震災により資材調達にも不安を抱えており、当初の予定であります平成24年4月の開所が極めて難しい状況となっております。
多くの待機児問題を抱える当市にとって、当保育園の開所の遅れは、待機児対策に深刻な影響を及ぼすことからも、予定どおりの開所に向け、東京都に最大限の努力をしていただくよう、強く要望してまいりたいと考えております」
と述べていました。

今日の話では、6月には何とか開きたい、という状況のようですが、準備の遅れは資材調達などではない、別のところにあると聞きます。
はっきりしないのは嫌なので、今日夕方、文書公開手続きをしてきました。

もう1園。全生園の敷地の一角に新たに認可保育所を開設する、というプロジェクトの方は、進捗の遅れではなく、新たな別の問題をはらんでいるようです。
ここは、現在青葉町で花さき保育園を運営している市内の社会福祉法人「土の根会」が、国によって応募2社の中から選ばれて開設に向けて準備を重ねているはずです。

こちらは、現在の場所から移転をして若干規模を拡大するものの、市がもくろんでいた定員の倍増や大幅増は見込めないかもしれない、とのこと。
さらに所管からは「待機児対策と言ったことはない」という趣旨の発言があったとも聞きました。

おかしな話です。
同じく6月議会の市長施政方針ではこう述べられていました。
これら、今後開設が予定される2つの認可保育園につきましては、当市の待機児童の状況を踏まえ、その完成と待機児の解消につながることを大いに期待をしているところであります。

これらについても、経過がわかる書類一切を開示するように夕方、開示申請をしてきました。

ほかにも、第八保育園の完全民営化が明確に示されたようです。
これも6月議会はじめの頃に急転直下、6月1日の市長施政方針で言及されていなかったのに、数日後の自民党議員の一般質問に答える形でいきなり公表する、という経過をたどりました。
内容は私たちの会派も含めて多くが望んでいた姿だとは思いますが、段取りのまずさがやけに目につきます。

いつもいつも何かと言えば「児童育成計画推進部会で議論していただくと」と答弁で引き合いに出されていた同部会にも、今のところ何らの投げかけもないはずです。





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【2011/07/11 23:42】 | 子ども&子育て
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6月議会中の休会日だった6月18日(土)から20日(月)にかけて、南相馬市へ初めて赴きました。
東村山「南相馬市」支援会を立ち上げ、今回で6回目の訪問となるた武藤さんご夫妻とお友達の方と車3台に支援物資&機材を積んで、18日(土)朝6時に東村山駅東口を出発。
私の車には、東村山市立図書館から譲っていただいた子どもたち向けの本を十数箱、月曜日に真野小学校の授業で使う証明道具機材の一部など満載です。

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東北道はかなり混雑していて、みなさんボランティアに向かうのかな?などと話していましたが、休日高速1,000円ラストの日だとわかりました。
二本松IC手前で事故渋滞もあり、川俣町~飯館村を経由して現地に着いて小川町体育館に物資を下したのは2時頃でした。
途中、飯舘村には田畑が広がっていましたが、作付されているところはなく、街道沿いには人影もありません。
原発から40㎞も離れているのに、この3日後には役場も村外に移転を余儀なくされると聞いていました。

小川町体育館1
小川町体育館2

続いて積んできた電子レンジを原町第二中学校にに届けましたが、こちらでは各教室毎に10名程度の方たちが避難生活をされており、仮設の浴場のまわりでは子どもたちが遊んでいました。

この後、原町第一小学校へ向かいました。

クマさんがまたやってくる

民謡の方たちと打ち合わせ

朗読劇

館内いっぱいに響いた相馬の民謡

盆踊りの輪が広がりました

盆踊り

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クマさん(武藤さん)の朗読劇、お友達のとんさんの歌、そして地元の民謡グループの皆さんによる相馬地方の唄の数々…。
避難所となっている体育館には高齢の方が多く、足の悪い方や寝たきりに近い方もおられましたが、最後は盆踊りの輪ができ、座ったままでも上半身だけで一生懸命踊る姿があちこちに見られました。
殺風景だからと立派な盆栽を体育館のあちこちにおいて毎日のように手入れをしに来られる男性や、県内の避難所を巡って高齢の方たちと大きな絵を描いている関西の学生グループなど、短時間でしたがいろいろな方とお会いしました。

その後、沿岸部に向かって車を走らせました。

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北泉海浜公園へ続く道の途中までは全く何でもないのに、ある地点からほんの少し下った先から風景は一変。
この家に住んでいた方、この車を運転されていた方は、無事でいらっしゃるのだろうか?胸が騒ぎます。
かなりの高さまで波が来たことが素人目にもすぐにわかりました。

公園周辺へ出ると、そこはすべてが根こそぎ消えていて、海岸沿いに見える原町火力発電所の巨大な燃料タンクは、アルミ缶を握りつぶしたみたいにひしゃげています。

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沖には座礁したタンカーが放置されていて、崩れた防波堤を伝って発電所のほんの近くまで行ってみましたが、高さ15mか20mはあろうかというタンクだけではなく、その高さにある建物は全て破壊されていました。
火力発電所の再開も本当に大変なことだと感じました。

海岸線に別れを告げ、宿泊先の同市鹿島町川子にあるテント村に向かいました。
その間、遠くに見える家屋はことごとく1階部分が津波につぶされています。
そして海岸線から3㎞以上入ったところで、突然、畑の中に漁船が何隻も横倒しになっている光景が目に飛び込んできました。
テレビでは見ていましたが、にわかには信じられない思いでした。周囲には磯のにおいが立ち込めています。

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漁師さんたちは無事だったのでしょうか?


その一角に、月曜日にお邪魔する予定の真野小学校がありました。
1階部分は全て津波に洗われたそうで、教員室の机や印刷機、無数の印刷物などが庭に出されていました。6月上旬にのべ350名以上のボランティアが入って2週間かけて清掃、復旧作業をされたのだそうです。

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金曜日の午後2時46分に起きた大震災。
まだまだ多くの子どもたちが学校にいたはずです。みんな無事に逃げられたのでしょうか?
月曜日には、仮校舎となっている万葉ふれあいセンターに伺うので聞いてみよう。そう思いながらテント村へ急ぎました。

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このテント村は鹿島地区の消防団詰所の一角にあって、被災直後からボランティアの基地として機能してきたそうで、地元の方と、震災発生直後に東京から来られてずっとボランティアのコーディネートに当たっている認定NPO法人サイドバイサイドインターナショナルの方が一緒に運営にあたっておられました。
東村山市立図書館から譲っていただいた子どもたち向けの書籍は、こちらに全てお預けし、最も有効なルートで子どもたちに読んでもらえることになりました。

長くなりました。後編はまた。

【訂正とお詫び】
ブログをお読みいただいた現地事情に詳しい方から、以下のコメントをいただきました。
ありがとうございます。私の認識が違っておりました。お詫びして訂正をさせていただきます。(7月6日17時)

「ちょっと訂正。
あのテント村の運営は消防と南相馬桜援隊が行っています。

サイドバイサイドさんは協力団体という立場だと思います。

写真に写っているのは南相馬桜援隊、隊長の鴻巣将樹さんです。
横浜から3月29日にボランティアに入りずっと活動しているつわものです。」



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【2011/07/04 23:47】 | 原発・震災
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私の以前のブログに読者の方から寄せられたコメントをめぐって、矢野穂積・朝木直子両市議に一昨年11月に名誉棄損で訴えられた裁判の判決が、一昨日(29日)に東京地裁立川支部407号法廷で言い渡されました。

「主文
原告らの請求をいずれも棄却する。
訴訟費用は原告らの負担とする。」

市川正巳裁判長の声が響きわたりました。

これまで心配してくださり、エールを送ってくださった皆さん、どうもありがとうございました。
これまでの数多の例を見る限り、彼らは負けようがなんだろうが3審(最高裁)までやり続けるようですし、そうすることで人々の記憶から薄れていくことを狙っているかのようです。
残念ながらまだまだ終わりは見えませんが、ひと区切りついたことは間違いありません。
本当にありがとうございました。

それでは39ページに及ぶ判決文のうち、主文が書かれている1ページ目と、裁判所の判断が示されている26ページ以降について、画像と文章を掲載いたします。

尚、請願を提出した市民の方と、当時紹介議員になった薄井さんと私が、同じく矢野・朝木両市議から名誉棄損で訴えられた通称「請願つぶし裁判」は、最高裁が彼らの上告を受理しないことを正式決定したため、彼らの敗訴が確定いたしました。あわせて、ご支援、ご心配いただいた皆々様にお礼申し上げます。

では、私が被告の裁判、判決書です。
判決文1ページ目

27ページ 第3 当裁判所の判断

28ページ

29ページ

30ページ

31ページ

32ページ

33ページ

34ページ

35ページ


第3 当裁判所の判断
1 争点(1)ア(被告ブログ掲示板へのプロバイダ責任制限法の適用の有無)について
 (1) プロバイダ責任制限法2条3号にいう特定電気通信役務提供者とは、特定電気通信設備を設置又は所有している者である必要はなく、特定電気通信設備を他人の通信のように使用させていれば足りると解される。
 (2) 争いのない事実等(2)によれば、被告は特定電気通信役務提供者に当たるから、原告らは、本件たまこ投稿及び本件メープル投稿について、本件ブログ掲示板の開設者である被告に対し、名誉毀損による損害賠償を求めるためには、プロバイダ責任制限法の要件の該当性を主張しなければならない。
 (3) 原告らは、(a)当該情報の送信を防止するための措置を採り、かつ、(b)発信者情報を開示する対応を採ることができることが、プロバイダ責任制限法が適用されるために必要である旨主張する。
 しかし、特定電気通信役務提供者であるために、これらの対応を採ることができることが要件であると解することはできない(「…という対応をとることが可能な場合があるため…」(乙1の5頁14行参照))。
 仮に、これらの対応を採ることが要件であると解しても、被告ブログ掲示板においても、本件ペガサス投稿におけるように投稿を削除する方法により、上記(a)の送信防止措置を採ることができると認められるし、IPアドレスの開示(争いのない事実等(2)ウ)により、上記(b)の発信者情報の開示をすることができる。
 したがって、原告のこの点の主張は、採用することができない。

2 争点(1)イ(本件ペガサス修正投稿へのプロバイダ責任制限法の適用の有無)について
 (1) 本件ペガサス修正投稿は、被告が「ペガサス」とのハンドルネームを使用する者の投稿を修正した上、被告の名で被告ブログ掲示板に掲載したものであるが(争いのない事実等(3)エ(ア))、弁論の全趣旨によれば、被告がそのような修正をしたのは、本件ペガサス投稿中に存在した差別的用語の部分(「一読しただけで」に続く部分)を削除するためであったことが認められる。
 (2) 被告が差別的用語の部分を削除するために、本件ペガサス修正投稿の形にした旨を淡々と説明しただけであれば、本件ペガサス修正投稿をもって、プロバイダ責任制限法3条1項ただし書(「当該関係役務提供者が当該権利を侵害した情報の発信者である場合」)には当たらないと解することに困難はない。
 本件では、被告が「お気持ちはわかりすぎるほどわかるつもりです。」と付け加えた点が、本件ペガサス修正投稿をプロバイダ責任制限法3条1項ただし書に該当させる可能性を生じさせる。しかし、本件ペガサス修正投稿全体を一般の読者の普通の注意と読み方により読めば、「お気持ちはわかりすぎるほどわかるつもりです。」との部分は、飽くまで削除した差別的用語の部分について述べているものであり、サイコパスを追加した部分について述べたものとは受けとめられないものと認められる。
 (3) したがって、本件ペガサス修正投稿は、本件ペガサス投稿の差別的用語の部分を削除するためにそのような形態を採ったものであり、プロバイダ責任制限法3条1項の適用上、被告ブログ掲示板の管理者である被告が発信者となる場合には当たらないというべきである。

3 争点(3)(プロバイダ責任制限法3条1項の要件充足の有無)について
 (1) 本件たまこ投稿
 ア 本件たまこ投稿(争いのない事実等(3)イ)は、原告らがパーソナリティ障害等の障害を有するとの事実を表明するものと認められる。
 イ この点につき、被告は、原告らの人間像につき、中傷的に投稿者の意見を述べているにすぎない旨主張する。
 確かに、パーソナリティ障害は、「基本的には病気でなく障害である」「個々人の持っている「性格と呼ばれる特徴」が先鋭化し(たもの)」「人格障害は一種の「性格」であるとも言える」(争いのない事実等(7)ア)と捉えられていることからすると、性格を論評することとパーソナリティ障害等であることを指摘することとの間には、さほど差がないのではないかとも考えられるが、パーソナリティ障害は、精神病ではないとはいえ、精神医学で取り扱われ、治療の対象となっているものであるから(同(7)ア)、その指摘が名誉毀損となるか否かの観点からは、やはり病気の一種であり、その指摘は事実の表明と認めるべきである。
 (2) 本件メープル投稿
 本件メープル投稿は、本件たまこ投稿のパーソナリティ障害等との指摘に同意し、さらに、「草の根の人たちは、病気なんです。」と付言しているが(争いのない事実等(3)ウ)、上記(1)で説示した精神医学におけるパーソナリティ障害等の取扱いを考慮すると、上記「病気」の付加は、原告らが病気の一種であるパーソナリティ障害等を有するとの事実を表明したものと認めるべきである。
 (3) 本件ペガサス修正投稿
 本件ペガサス修正投稿は、本件たまこ投稿のパーソナリティ障害等との指摘に同意し、さらに、「たまこさんが挙げておられる心理学上の分類に「サイコパス」も追加させてください。」と付言しているが(争いのない事実等(3)エ)、サイコパスが人格障害とほぼ同義と解されていること(同(7)オ)からすると、本件たまこ投稿と同様に、原告らがパーソナリティ障害等を有するとの事実を表明するものと認められる。
 (4) プロバイダ責任制限法3条1項1号又は2号該当性
 ア(ア) 原告らは、本件3投稿は、投稿内容自体から、当該特定電気通信による情報の流通によって他人の権利が侵害されていることを「知っていたとき」(同法3条1項1号)又は「知ることができたと認めるに足りる相当の理由があるとき」(同項2号)に該当する旨主張する。
 (イ)しかしながら、プロバイダ責任制限法3条1項の適用に当たっては、名誉毀損における真実性及び相当性についても、損害賠償の請求者において、当該特定電気通信役務提供者が真実性及び相当性が存在しないことを知っていたか(1号)、知ることができたと認めるに足りる相当の理由があること(2号)を立証する必要があると解される(したがって、投稿者自身は、真実性又は相当性の立証ができないために敗訴する場合でも、特定電気通信役務提供者は同法3条1項1号又は2号の要件を満たさないとして勝訴することは、当然あり得る。)。
 被告ブログ掲示板の管理者である被告につき、同法3条1項1号又は2号に該当する事由があったと認めることはできない。かえって、後記イ~オに説示するとおり、原告らにはパーソナリティ障害等であることを疑わせるそれなりの言動及び行動があったものであるから、被告が本件3投稿を削除した平成21年11月20日までに(争いのない事実等(5))、同法3条1項1号又は2号の要件が満たされたものと認めることは、到底できない。
 イ(ア)証拠(乙25~33)及び弁論の全趣旨によれば、原告らは、次のとおり、東村山市民新聞、東村山市民新聞インターネット版及び多摩レイクサイドFM等で、被告及び薄井議員や他の同僚議員等の批判を繰り返し行ってきたことが認められる。
〔1〕東村山市民新聞No84 1997年6月(乙25)
 「飛んで火に入る夏の虫?」「『真犯人の指紋のついたTシャツのビニールカバーを保管もしないで、なぜ物的証拠もなしに朝木議員をTシャツ万引きの犯人扱いしたの』と指摘した本紙を女洋品店店主が提訴。本人尋問ができ、逆に手間省け。」
〔2〕東村山新聞No118 2001年2月(乙26)
 「…95年7月16日夜に、暴漢に襲われて前歯をおるなどの重傷を負った事件で…創価より裁判官はこの事実をわざと無視。」
 「『この人ほんとに議員?』」「…公明党所属の山川昌子市議。…質問に立って、いきなり『常勤特別職は何人いるのか?』と発言した。…これを知らなかった山川市議は、何と六年目の市議だ。」
〔3〕東村山新聞No148 2006年9月(乙27)
 「…佐藤真和・東村山市議に公選法違反の疑惑が発覚した。…二五日、市民オンブズマンが日野市の自宅前で次娘と一緒に買い物を終え、レジ袋を両手に提げた佐藤『市議』を直撃、本人に確認したところ『週に半分は東村山に行っている』と事実を認めた。」
〔4〕東村山新聞No152 2006年10月(乙28)
 「他市の行政に口出しするまえに、公選法の違反の責任とって辞職を」「『出稼ぎ』市議の無責任ぶり」
〔5〕東村山新聞No153 2006年12月(乙29)
 「地方議員は選挙区内で生活していなければ詐偽登録罪で失職なのです。」「公選法違反容疑の佐藤市議、進退極まる!」
〔6〕東村山新聞No154 2007年1月(乙30)
 「…佐藤市議、自分の公選法違反容疑…が深まっている中、市長そして与党・公明との関係という新たな疑惑が噴出した格好だ。」
〔7〕東村山市民新聞No155 2007年2月(乙31)
 「佐藤まさたか『市議』に、一般市民から痛烈な批判」「『佐藤さん、ウソをついてはいけません』」
〔8〕東村山市民新聞No165 2010年6月(乙32)
 「市議の任期開始後も、ネット上に超セクハラ満載の動画に実名で登場」「『薄井(市議)はエロキャスター』裁判所も断定!」「現市長支持の『セクハラ市議』をかばった現市長、またも汚点」
〔9〕多摩レイクサイドFM 2006年12月6日放送(乙33)
 「佐藤真和市議が、えー、公選法違反となることを知りながらですね、えー、あえて、えー、日野市に住んでいるにもかかわらず、生活しているにもかかわらず、家族4人の生活があったにもかかわらず、えー、日野市じゃなくて、えー、東村山市からですね、の市議会議員に立候補したという、まさに公選法違反そのものにあたると思いますが…早く辞職することを潔い態度をとることをおすすめしたいと思います。」
 (イ)原告らが、昭和63年12月から平成22年7月までの間において、争点(2)の被告の主張エ(イ)〔1〕~〔20〕のとおり、同僚議員、その支持者、裁判官、I事件の被告、T事件の原告等を批判していることは、原告らにおいて明らかに争わないからこれを自白したものとみなす。
 これらの批判にどの程度根拠があったかについては、後記ウで検討する一部を除き、本件訴訟では十分な証拠が提出されていないが、その批判に当たり使用された文言及び回数については、例えば「ピーマン議員」「アホキピーマン」「心身症」「失語症」「ハエ男」「足の長さが足りなくて」「常軌を超える偏執」「偏執症?!」のように、口汚く(一部は、差別的でさえある。)、激烈であり、執拗であるとの批判が当てはまるものである。
 ウ(ア)原告らが当事者となった訴訟事件で、同被告の主張エ(ウ)a~dの判決(手を結ぶ市民のニュース事件第一審判決、超党派でつくる新聞事件第一審判決、I事件第一審判決、T事件控訴審判決)がされ、それらの判決は確定したことは、当事者間に争いがない。
 (イ)これらの判決の中で、手を結ぶ市民のニュース事件第一審判決は、「原告矢野は物事を自分本位に解釈する、また、自分の憶測を理屈づけるとの論評及び本訴記事4の一人の異常と思える人間との論評の前提となる事実は相応の根拠があるということができる。」「原告矢野は訴訟を計画し、これをもって時には脅し、執拗なまでに実行するとの論評の前提となる事実は相応の根拠がある」「そして、パラノイアに関する論評は、上記各論評を前提にしたものであることからすると、表現自体はやや穏当さを欠くものであるが、当該論評の前提たる事実もまた相応の根拠があると認められる。」と判示した。
 エ(ア)他方、同原告らの主張エ(エ)の判決(第1次月刊タイムス事件第一審判決、第1次月刊タイムス事件控訴審判決、東村山の闇事件控訴審判決)がされ、それらの判決は確定したことは、当事者間に争いがない。
 (イ)第1次月刊タイムス事件第一審判決は、I事件第一審判決が指摘するとおり、原告矢野が証拠による裏付けがいささか弱いような事案であるにもかかわらず、訴えを提起したことがあったことは認めたが、昭和50年以降、数十件もの損害賠償請求や住民監査請求の訴えを提起し、勝訴したものもあることを認定し、結局、原告矢野がさしたる法律的根拠もなく民事訴訟を提起する人物であるとの事実は認められないと判断した。
 (ウ)a 第1次月刊タイムス事件控訴審判決は、原告矢野がさしたる根拠もなく訴訟を提起する人物であると信じたことに相当の理由があったか否かを検討し、〔1〕当該事件における被告が挙げるI事件、〔2〕超党派でつくる新聞事件における被告の尋問結果、〔3〕T事件におけるTに対する原告矢野の言動についての原告Tの本人尋問結果は、いずれも平成10年から12年にかけて行われたものであり、問題となった雑誌が出版された平成8年よりも後であるから、当該事件の被告らの相当性判断の基礎とはなり得ないと判断した。
 b しかし、平成19年にされた本件3投稿を問題とする本件訴訟においては、上記3つの根拠は、相当性判断の根拠として使用できるものである。
 (エ)a 東村山の闇事件控訴審判決は、明代死亡事件について、原告らがその著作物でした本件各記述中にはやや過激な表現も含まれているが、その内容はあくまでそれなりの根拠を示して警察及び捜査の責任者であった千葉副署長の捜査や広報のあり方を批判するというものであったのであるから、これが人身攻撃に当たり、意見ないし論評の域を逸脱したものとは認められないというべきであるとして、原告らに対する請求を棄却した。
 b 原告らは、東村山の闇事件控訴審判決はT事件控訴審判決の判旨を否定している旨主張するが、「控訴人ら(注・原告ら)において、本件窃盗被疑事件について明代が犯人でないことをうかがわせる証拠があると信ずるについて相当の理由がないとはいえない」として、警察の捜査や広報のあり方についての批判が名誉毀損にならないこと(東村山の闇事件控訴審判決)から直ちに、私人である「被控訴人(注・T)が創価学会や公明党と共謀の上、本件万引き事件をねつ造して故明代を罪に陥れようとしたとの事実」を「真実と信ずるについて相当の理由があった」ことにはならないものであるから(T事件控訴審判決)、上記原告らの主張は理由がない。
 オ(ア)意見ないし論評を表明する自由が民主主義社会において不可欠な表現の自由の根幹を構成するものであり、不法行為法上違法とならないことと、不法行為法上は違法ではない意見を表明した者が公選の公務員としてふさわしいか否かを判断するために、そのような意見表明がどの程度の根拠を有してされたか、その際の表現方法が過激なものかについて論評することは、別問題である。
 (イ)a この観点から上記イ~エの事実を検討すると、原告らの言動及び行動には、監査請求等による成果など馴れ合いに陥りがちな地方自治体の運営に市民の視点から活を入れるものがあったと評価できるものがあるが(前記エ(イ)及び甲9の1・2)、I事件の提訴、Tに対する攻撃など根拠が不十分なままされたものも混在していたものである。公選の公務員としての適格性を有するか否かを判断するに当たっては、不当な訴訟上の請求の存在は、それが多くの訴訟上の請求の全部ではない場合であっても、当然批判の対象となるものである。
 b また、他者に対する批判につき正当な根拠を有する場合であったとしても、表現方法における口汚さ、過激さ及び執拗さは、公選の公務員としての適格性を判断するに当たって当然考慮されるべき事項であるが、原告らには、表現方法の点で、厳しい批判を受けてもやむをえない点があったものである。


4 差止請求について
 争いのない事実等(5)のとおり、被告は、被告ブログ掲示板から本件3投稿を削除したが、この削除が本件訴訟が係属したため一時的にされたものであり、本件訴訟の結果次第では再び掲載されるおそれがあるとの事情も認められないから、本件3投稿の削除(送信防止)を求める原告らの請求は、この観点からも理由がない。

5 結論
 以上によれば、原告らの請求は、いずれも理由がないから棄却することし、主文のとおり判決する。



東京地方裁判所立川支部民事第3部
裁判官 市川正巳


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【2011/07/01 15:42】 | 裁判日記
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