無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

17日(木)午後、東京国際フォーラムで開かれたイノベーションサミット2008なるものに出かけてきました。
いつも力になってくださっている方が、「目の前のことばかりに追われる毎日なのはわかるけど、たまにはちょっと違う空気を吸った方がいいよ」と誘ってくださったもの。

イノベーションサミットステージ

おのぼりさんは会場にビックリ!

黒川清氏(政策研究大学院大学教授)の講演の途中から参加し、まず会場の規模と仕掛けにビックリ!ただのおのぼりさん…。
内閣特別顧問も務める黒川氏の話は初めて耳にすることばかり。
「日本のガラパゴス化」「物づくりではもう勝てない。そこに物語りがあるのか」「シンクグローバリー&アクトローカリーからシンクローカリー&アクトグローバリーへ」「出る杭を育てる」…。
時代の最先端を走る方ならではの刺激的な内容で楽しく聞くことができました。

日立主催の大コンベンションと併設開催だったので、休憩時間には会場内を見学。
公共サービスのブースを見つけ、携帯電話による配信サービスの説明を聞いたあと、東村山市が電子ロッカーで日立と組んで大失敗をしていることなど談笑。
そして片山善博前鳥取県知事の講演のためにホールAへ戻りました。


片山善博慶應義塾大学教授3

片山さんのお話を聞くのは、3年前の夏に鳥取市で開かれた自治体学会以来二度目。当時は現職の知事でしたが、現在は慶應義塾大学の教授。

2期8年間、ほとんどの面でやれることはやったと考えているが、どうにもならなかったのが「地方経済の振興」であった、とお話は始まりました。


・長い間で形づくられた来た根深い官依存体質の中で、消費者・マーケットを見ずに、行政や政治情勢ばかり見る地域産業。

・繊維産業を中心に大手企業の下請け製造業が多い県内では、働けど働けど…の状態。「川上(企画・デザイン)」と「川下(宣伝・販売)」の利益率に比べて「川中(製造)」への分配が異常に低い現実。有名ブランドが15,000円で販売する高級下着の下請け会社の取り分はわずか800円前後。

・地方の経営者が世襲ばかりになっていることで、活力が低下していることは否定できない。優秀な人材は出てくるのに、世襲がわかっている会社には入らないで都会へ出てしまう。家業的な考えを捨てなければ尻すぼみになる。

・補助金をどう獲得するか、ばかりを考えて衰退してきた商店街。意欲ある個店の魅力をどう引き出せるか。

・経済のサポーターとしての自治体も、国の政策によってスポイルされてきた。まさに「愚民化政策」であり、地域経済の土木建設化と無責任な借金奨励が現在の状況を招いてきた。

・夕張市には、当時の自治大臣の表彰状がある。小渕内閣以来、何でもいいからハコモノを作れ、金は面倒を見るから、と国が主導してきた。借金まみれの政府から「もっと金を貸してやる」と言われて疑いもしなかった自治体にも責任がある。そして小泉内閣で見事にハシゴを外された。

・鳥取県では、知事就任時の1999年にその流れをすべて止めて批判を浴びたが、今になって評価されている。政府は明らかなまやかしをやった。

・日本は知的立国をめざし、地域単位で実現を図るべきだ。環境、医療等による科学技術立国、文化芸術大国へ大きく転換すべきだと思う。研究開発や人材育成にどれだけ社会資源をシフトできるのか問われている。

・そのためには、清潔で透明性のある政府でなければならない。それは地方レベルでも全く同じこと。不潔で不透明はダメだ。

・考える力のある自治体に変えていかないと生き残れない。臨時財政対策債でさんざん政府にだまされたのに、また合併特例債に引っかかった自治体は数知れない。

・自治体をしゃんとさせるためには、もっと自治体に関心を持ってほしい。頼まれたから1票を入れたりしているからこんなことになる。

・地方自治は自業自得である。いい議員、いい首長を誕生させればまちは変わる。もしいいのがいないと言うのなら、一番ダメなのを選挙で落とす。その繰り返しで自分達で変えていくしかない。



いろんなヒントとエネルギーをもらって帰路に着きました。
誘ってくださったSさんに感謝しながら…。
スポンサーサイト


追記を閉じる▲


片山善博慶應義塾大学教授3

片山さんのお話を聞くのは、3年前の夏に鳥取市で開かれた自治体学会以来二度目。当時は現職の知事でしたが、現在は慶應義塾大学の教授。

2期8年間、ほとんどの面でやれることはやったと考えているが、どうにもならなかったのが「地方経済の振興」であった、とお話は始まりました。


・長い間で形づくられた来た根深い官依存体質の中で、消費者・マーケットを見ずに、行政や政治情勢ばかり見る地域産業。

・繊維産業を中心に大手企業の下請け製造業が多い県内では、働けど働けど…の状態。「川上(企画・デザイン)」と「川下(宣伝・販売)」の利益率に比べて「川中(製造)」への分配が異常に低い現実。有名ブランドが15,000円で販売する高級下着の下請け会社の取り分はわずか800円前後。

・地方の経営者が世襲ばかりになっていることで、活力が低下していることは否定できない。優秀な人材は出てくるのに、世襲がわかっている会社には入らないで都会へ出てしまう。家業的な考えを捨てなければ尻すぼみになる。

・補助金をどう獲得するか、ばかりを考えて衰退してきた商店街。意欲ある個店の魅力をどう引き出せるか。

・経済のサポーターとしての自治体も、国の政策によってスポイルされてきた。まさに「愚民化政策」であり、地域経済の土木建設化と無責任な借金奨励が現在の状況を招いてきた。

・夕張市には、当時の自治大臣の表彰状がある。小渕内閣以来、何でもいいからハコモノを作れ、金は面倒を見るから、と国が主導してきた。借金まみれの政府から「もっと金を貸してやる」と言われて疑いもしなかった自治体にも責任がある。そして小泉内閣で見事にハシゴを外された。

・鳥取県では、知事就任時の1999年にその流れをすべて止めて批判を浴びたが、今になって評価されている。政府は明らかなまやかしをやった。

・日本は知的立国をめざし、地域単位で実現を図るべきだ。環境、医療等による科学技術立国、文化芸術大国へ大きく転換すべきだと思う。研究開発や人材育成にどれだけ社会資源をシフトできるのか問われている。

・そのためには、清潔で透明性のある政府でなければならない。それは地方レベルでも全く同じこと。不潔で不透明はダメだ。

・考える力のある自治体に変えていかないと生き残れない。臨時財政対策債でさんざん政府にだまされたのに、また合併特例債に引っかかった自治体は数知れない。

・自治体をしゃんとさせるためには、もっと自治体に関心を持ってほしい。頼まれたから1票を入れたりしているからこんなことになる。

・地方自治は自業自得である。いい議員、いい首長を誕生させればまちは変わる。もしいいのがいないと言うのなら、一番ダメなのを選挙で落とす。その繰り返しで自分達で変えていくしかない。



いろんなヒントとエネルギーをもらって帰路に着きました。
誘ってくださったSさんに感謝しながら…。
スポンサーサイト

【2008/07/18 23:55】 | 学習会・研修会
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。