無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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10日(水)午前中には議員定数適正化調査特別委員会に出席しました。
この特別委員会は、行財政改革調査特別委員会とともに昨年9月議会で設けられましたので、1年が経ちます。
しかしこの間、議論は遅々として進まず、私を含め複数の議員が委員会そのものの解散を求めてきました。


そもそも、どうして「議員定数をどうするのか」だけについて議論をすることになったのかについて、一人会派の私は全く経過も理由も伝えられませんでしたが、始まってすぐに素朴な疑問を抱きました。
「どうして議会改革の全体像を全議員で議論し、共有しないのか」と。

「議員の数を減らせ」という市民の声があることは私も十二分に認識しています。
「財政が厳しいから議員も身を削れ、血を流せ、ということだ」とある会派は言います。
しかし、私はそういう声があることを是認することと、「はいそうですね、数を減らしましょう」ということとは別だと考えています。
基礎自治体に一定の議員数があることには、大切な意味があると思うからです。
東村山の場合は法定数は34名。現員は26名です。
人口は微増を続け、間もなく15万人の大台に乗ります。
多様な市民の多様な声を反映させるためにも、税金の使いみちに厳しい監視の目を注ぐためにも、特定の政党・団体ばかりが議席を占めないためにも、現在の制度のもとでは一定の数が必要だと思うのです。

議会が先に議論すべきは、なぜ議会不要論、議員不要論が渦巻いているのかを直視することではないかと思っています。
ろくにチェックもせず、行政の追認をするだけの議会なら、当たり前の話ですが、議会なんか要らないと私も思います。

多摩市議会が行なってHPで公表している「市議会に対する市民の意識調査」は大変興味深いものです。
議会改革が必要だと考える市民が求めていることの1位は、「議員がもっと市民の声を聴く」であり、2位は「議員がもっと勉強する」、3位「自宅のテレビやパソコンで議会を見られるようにする」、さらには「住民投票の機会を増やす」「一般の市民も議会で発言できるようにする」と続きます。

もちろん、財政的に余裕のある多摩市(19年度財政力指数1.259)と当市(同0.885)では、切迫度が違い、何から手をつけるのか、という順序にも違いが生じるだろうと思います。
しかし、だからこそ、東村山における議会改革をどう進めるのかについての全体像の議論、いわば「幹」についての議論を議員同士が全く行うことなしに、定数を1名減らすか2名減らすかなどという「枝葉」だけに手をつけようというやり方に強い違和感を持つのです。

1か2減なら自分達には影響が出ないというデータを持っている会派の思惑が先行していることは否定できず、今回出されてきた定数削減を求める請願の趣旨「コストカットのため」を額面通りとらえるなら、5減、10減でもよいことになりますが、果たしてどうなのでしょう?

私自身は、定数削減よりも先に行うべきこととして、次のようなことを考えています。

◇常任委員会による視察の見直し
これについては、3年前から所管職員の帯同を廃止したり、一昨年から2泊だったものを1泊に短縮したりしてきましたが、現在のようなやり方はもはや廃止すべきだろうと思っています。しかし、視察自体がムダだという考えには立っていません。今のやり方ならやめるべきだということです。
委員会として、どうしても今訪ねて実際に見てみなければならないこと、調べなければならないことがあれば、行うことが仕事だと思います。けれど、多くの場合、それほどの必然性と緊張感を持っているとは言えません。きちんと目的と必然性を明示し、終了後は議会全体や市民に対しての詳細な報告を義務づけ、その完了を確認して初めて要した経費が支払われる、という仕組みはどうでしょうか?

◇役職加算の見直し
市の管理職に準じておこなっている期末手当時の役職加算も、導入当初は一定の意味があったと思いますが、現在となっては、その根拠、内容を含めて見直さなければならないと思っています。

◇議員報酬の見直し
市職員給与のさらなる抑制が言われる中、議員報酬の減額も検討しないわけにいかないと思います。

一方で、強化すべきだと考えていることもあります。

◇議会事務局の強化
地方分権が進む中で、議会が本当の意味で市民の代表として機能するためには、新たな条例づくりや、そのための調査活動等が不可欠になってきます。現在、議会事務局は減員の中で懸命に業務にあたってくださっていますが、二元代表制の大原則に基づいた局の強化は必須事項だと感じています。

◇政務調査費の見直し
これは、会社で言えば必要経費にあたる部分です。
私たち市議会議員は、調査や研究活動、情報収集等に要する経費をここから支出しています。東村山の場合、一人あたり月額12,500円、年額15万円です。これでも高い、要らないはずだ、という意見があることも承知していますが、私はそうは思っていません。
現在でも、都議会等の取扱いと違って当市議会では領収書原本の添付が義務づけられていますが、やる気のある議員が活動するには見直しが必要だと考えています。

話がだいぶ脱線しました。
定数問題については、全議員が議論できる場を設けてそこで行ってはどうか、という提案が奥谷議員からあり、委員会のあり方を含め、10月31日に次回を開いて改めて議論することとなりました。

いずれにしても、議会不要論、議員不要論の根底にあるのは、議員の姿が市民から見えないことであり、「何をしているかわからないようなものに税金は払えない」という不信感だと私は思っています。
現在、議会運営委員会で検討が進んでいるインターネット中継を含め、とにかくまずは市民の目にふれるためにやれることは何でもやる。そして判断をしていただく。そういうことではないかと思っています。

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そもそも、どうして「議員定数をどうするのか」だけについて議論をすることになったのかについて、一人会派の私は全く経過も理由も伝えられませんでしたが、始まってすぐに素朴な疑問を抱きました。
「どうして議会改革の全体像を全議員で議論し、共有しないのか」と。

「議員の数を減らせ」という市民の声があることは私も十二分に認識しています。
「財政が厳しいから議員も身を削れ、血を流せ、ということだ」とある会派は言います。
しかし、私はそういう声があることを是認することと、「はいそうですね、数を減らしましょう」ということとは別だと考えています。
基礎自治体に一定の議員数があることには、大切な意味があると思うからです。
東村山の場合は法定数は34名。現員は26名です。
人口は微増を続け、間もなく15万人の大台に乗ります。
多様な市民の多様な声を反映させるためにも、税金の使いみちに厳しい監視の目を注ぐためにも、特定の政党・団体ばかりが議席を占めないためにも、現在の制度のもとでは一定の数が必要だと思うのです。

議会が先に議論すべきは、なぜ議会不要論、議員不要論が渦巻いているのかを直視することではないかと思っています。
ろくにチェックもせず、行政の追認をするだけの議会なら、当たり前の話ですが、議会なんか要らないと私も思います。

多摩市議会が行なってHPで公表している「市議会に対する市民の意識調査」は大変興味深いものです。
議会改革が必要だと考える市民が求めていることの1位は、「議員がもっと市民の声を聴く」であり、2位は「議員がもっと勉強する」、3位「自宅のテレビやパソコンで議会を見られるようにする」、さらには「住民投票の機会を増やす」「一般の市民も議会で発言できるようにする」と続きます。

もちろん、財政的に余裕のある多摩市(19年度財政力指数1.259)と当市(同0.885)では、切迫度が違い、何から手をつけるのか、という順序にも違いが生じるだろうと思います。
しかし、だからこそ、東村山における議会改革をどう進めるのかについての全体像の議論、いわば「幹」についての議論を議員同士が全く行うことなしに、定数を1名減らすか2名減らすかなどという「枝葉」だけに手をつけようというやり方に強い違和感を持つのです。

1か2減なら自分達には影響が出ないというデータを持っている会派の思惑が先行していることは否定できず、今回出されてきた定数削減を求める請願の趣旨「コストカットのため」を額面通りとらえるなら、5減、10減でもよいことになりますが、果たしてどうなのでしょう?

私自身は、定数削減よりも先に行うべきこととして、次のようなことを考えています。

◇常任委員会による視察の見直し
これについては、3年前から所管職員の帯同を廃止したり、一昨年から2泊だったものを1泊に短縮したりしてきましたが、現在のようなやり方はもはや廃止すべきだろうと思っています。しかし、視察自体がムダだという考えには立っていません。今のやり方ならやめるべきだということです。
委員会として、どうしても今訪ねて実際に見てみなければならないこと、調べなければならないことがあれば、行うことが仕事だと思います。けれど、多くの場合、それほどの必然性と緊張感を持っているとは言えません。きちんと目的と必然性を明示し、終了後は議会全体や市民に対しての詳細な報告を義務づけ、その完了を確認して初めて要した経費が支払われる、という仕組みはどうでしょうか?

◇役職加算の見直し
市の管理職に準じておこなっている期末手当時の役職加算も、導入当初は一定の意味があったと思いますが、現在となっては、その根拠、内容を含めて見直さなければならないと思っています。

◇議員報酬の見直し
市職員給与のさらなる抑制が言われる中、議員報酬の減額も検討しないわけにいかないと思います。

一方で、強化すべきだと考えていることもあります。

◇議会事務局の強化
地方分権が進む中で、議会が本当の意味で市民の代表として機能するためには、新たな条例づくりや、そのための調査活動等が不可欠になってきます。現在、議会事務局は減員の中で懸命に業務にあたってくださっていますが、二元代表制の大原則に基づいた局の強化は必須事項だと感じています。

◇政務調査費の見直し
これは、会社で言えば必要経費にあたる部分です。
私たち市議会議員は、調査や研究活動、情報収集等に要する経費をここから支出しています。東村山の場合、一人あたり月額12,500円、年額15万円です。これでも高い、要らないはずだ、という意見があることも承知していますが、私はそうは思っていません。
現在でも、都議会等の取扱いと違って当市議会では領収書原本の添付が義務づけられていますが、やる気のある議員が活動するには見直しが必要だと考えています。

話がだいぶ脱線しました。
定数問題については、全議員が議論できる場を設けてそこで行ってはどうか、という提案が奥谷議員からあり、委員会のあり方を含め、10月31日に次回を開いて改めて議論することとなりました。

いずれにしても、議会不要論、議員不要論の根底にあるのは、議員の姿が市民から見えないことであり、「何をしているかわからないようなものに税金は払えない」という不信感だと私は思っています。
現在、議会運営委員会で検討が進んでいるインターネット中継を含め、とにかくまずは市民の目にふれるためにやれることは何でもやる。そして判断をしていただく。そういうことではないかと思っています。

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【2008/09/13 23:40】 | 議会報告
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No title
富士見公園
多摩市議会事務局発行の「市民意識調査」興味深い拝見しました。
東村山市も、市民の大方の意識は同じ傾向にあると思います。
個人的には当市、議会議員の中に、不要な議員が多数います。
何を考えているかわからない議員が何人もいるのです。
市民が選んだ以上、尊重しなければならないとはいうものの、お粗末過ぎます。
市民の議員評価は選挙の時と当選後の両面で絶対必要です。
議員定数のみでは、討議できない問題と思います。

富士見公園さんへ
佐藤まさたか
いつもご覧いただきありがとうございます。

多摩市議会のチャレンジはどこまで続くのでしょうね。
本気度がそんじょそこらの議会とまるで違うことは、出前委員会へ出向いてみたり、多摩市議の皆さんと話をしてみると痛感させられます。

不要な議員、という言葉にドキッとさせられますが、「不要なら減らす」のではなく、「不要なら取り替える」というのがあるべき姿だと私は思っています。
昨春の市議選も定数26名に対して立候補者は28名でした。
多摩や三鷹や所沢や、何かと話題になる自治体では、落選する人が10名以上出るのが普通です。
市民の意識の高まりは、議員となってまちを変えようという人を増やすことにつながる。
私はそう思っていますし、それを切望しています。

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No title
多摩市議会事務局発行の「市民意識調査」興味深い拝見しました。
東村山市も、市民の大方の意識は同じ傾向にあると思います。
個人的には当市、議会議員の中に、不要な議員が多数います。
何を考えているかわからない議員が何人もいるのです。
市民が選んだ以上、尊重しなければならないとはいうものの、お粗末過ぎます。
市民の議員評価は選挙の時と当選後の両面で絶対必要です。
議員定数のみでは、討議できない問題と思います。
2008/09/14(Sun) 16:02 | URL  | 富士見公園 #-[ 編集]
富士見公園さんへ
いつもご覧いただきありがとうございます。

多摩市議会のチャレンジはどこまで続くのでしょうね。
本気度がそんじょそこらの議会とまるで違うことは、出前委員会へ出向いてみたり、多摩市議の皆さんと話をしてみると痛感させられます。

不要な議員、という言葉にドキッとさせられますが、「不要なら減らす」のではなく、「不要なら取り替える」というのがあるべき姿だと私は思っています。
昨春の市議選も定数26名に対して立候補者は28名でした。
多摩や三鷹や所沢や、何かと話題になる自治体では、落選する人が10名以上出るのが普通です。
市民の意識の高まりは、議員となってまちを変えようという人を増やすことにつながる。
私はそう思っていますし、それを切望しています。
2008/09/14(Sun) 21:45 | URL  | 佐藤まさたか #-[ 編集]
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