無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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土曜日(6日)午後の「まだまだできる容器のスリム化 メーカー報告と市民の提案」について私なりのレポートをば。
ごみかん3

昨年の、ハウス食品、キリンビール、味の素、ライオン、いなげやの5社に続き、今年は、花王、ヱスビー食品、明治乳業、大塚製薬の4社の担当者の方が、それぞれの企業における3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取り組みの実際をお話くださいましたが、今回も身近なはずのことなのに知らない話ばかりで、実に面白い企画でした。


ごみかん2

ごみかん1

最初に各社25分程度の報告。その後、質疑と市民からの減量提案に担当者が答える、という流れで進められましたが、各社とも「こういう場(消費者の集まり)で話をする経験は殆どないので緊張します」と言いながら話を始められました。確かに、ゴミ問題を追っている市民団体などでは、メーカーはゴミになるものを大量生産する悪役と位置づけられ、ともすれば糾弾の対象となることも少なくないはずで、緊張するとおっしゃる気持ちもわかります。
しかし昨年もそうでしたが、「ごみかん21」が「そんなことでは何の解決にもつながらない」という認識に立って、「事実からともに学びあう」という姿勢を明確にされています。

花王の方は、洗剤類の詰め替え、付け替え製品の普及の歩みや、商品自体の減容化の取り組みなどについて。
ヱスビー食品の方は、容器包装処理でとかく話題となるチューブ類(わさび、からし等)やレトルト食品の改良の歩み、個装カートン(カレー等の外箱)の改良などについて。
明治乳業の方は、マーガリンやヨーグルト、チーズなどの容器の改良、牛乳瓶の進化などについて。
そして大塚製薬の方は、30%軽量化したポカリスエットについて。

いずれのお話も、3Rが求められる中、メーカーとして可能な限りの知恵と技術を集めて研究を重ね、容器包装類の減量化に努めている極めて具体的なことばかりで、大変興味深いものばかりでした。
たとえば
【花王】
・商品を高性能化することで、洗剤などをコンパクト化した。
・洗剤類の詰め替えがここ数年で急速に普及して80%以上となっているが、最後まで絞りきりたいと言う消費者の声を受けて、シャンプーなどは液の流動性を高めたり、注ぎ口の改良を重ねてきた。
・洗剤ギフトセットの箱詰め方法を変え、箱の軽量化を図った。
【ヱスビー食品】
・容器自体の減容化を進めてきた。
・香辛料などの詰め替え商品を増やした。
・何層もの複数素材からできているレトルトパウチの層を薄くした。
【明治乳業】
・マーガリンなどの容器を軽量化した。
・6Pチーズの紙ラベルをやめた。
・牛乳瓶の大幅軽量化を図ってきた。
【大塚製薬】
・従来27gあったポカリスエット500mlのボトルを18gまで軽量化した。
・ポカリスエットに使用するペットボトルを完成品として仕入れるのをやめて、プリフォームという小さな形で仕入れて自社工場でボトル化することで、輸送コストを大幅に削減した。
・ラベルを小さく、薄くした。


報告の後、市民からの提案がいくつか投げかけられ、各社がこれに答えました。

たとえば「マーガリンの外箱の廃止」。
市民提案にはこうあります。「マーガリンは容器に入っており、外箱を廃止しても差し支えないと考えます。すでに外箱なしでも販売されています」。
これに対して明治乳業の方の答えは…
・確かにその通り。容器だけで売っているものがある。しかし生協などのブランドとして卸しているもので、一般のスーパーで販売しているものは箱に入っている。
・他社と競合するスーパーで差別化するには、外箱による情報伝達が不可欠。
・外箱に入っている通常のタイプは、プラ容器の軽量化を進めてきた。
・実は外箱がないタイプは、それ自体で輸送や陳列に耐える強度が必要なため、外箱ありと同じような軽量化は難しく、別物。

へぇ~知らなかった…。

他にも、わさび等のチューブは、できるだけ最後まで絞れるようにの肩の部分を可能限り柔らかくしてきた、というメーカーに対して、「容リプラとして出すためにはもっとやわらかくしてほしい」という会場からの声。
これに対してメーカーの方は「確かにそうできればいいと思うが、技術的にかなりむずかしく、完璧にするためにはさらに大きなエネルギーと費用がかかり、本当の意味で地球環境にとってプラスかどうかは疑問がある」という主旨の答え。

そもそも、容器包装の目的は軽量化ではなく、製品の保護・保全であって、それが損なわれてしまっては全く意味がなくなる、という当たり前のことも各メーカーの発言で再確認。

最後に花王の方がおっしゃった言葉が特に印象に残りました。
「企業人も家に帰れば一人の家庭人です。企業だから儲けばかり考えているわけではなく、それぞれみんな真面目にやっているんですよ。
全体を見て、どこで折り合いをつけるのか、ということが大事だと思います」。

真っ白も真っ黒も、100%の正解もない。
各メーカーも、今は難しい課題でも今後可能になってくることは十分ある、という姿勢。
少しでもよい社会にしようと互いを理解し合いながら取り組んでいくことが大事なことですね。
いつもそんな風に気づかせてくれる「ごみかん21」なのでした。
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ごみかん2

ごみかん1

最初に各社25分程度の報告。その後、質疑と市民からの減量提案に担当者が答える、という流れで進められましたが、各社とも「こういう場(消費者の集まり)で話をする経験は殆どないので緊張します」と言いながら話を始められました。確かに、ゴミ問題を追っている市民団体などでは、メーカーはゴミになるものを大量生産する悪役と位置づけられ、ともすれば糾弾の対象となることも少なくないはずで、緊張するとおっしゃる気持ちもわかります。
しかし昨年もそうでしたが、「ごみかん21」が「そんなことでは何の解決にもつながらない」という認識に立って、「事実からともに学びあう」という姿勢を明確にされています。

花王の方は、洗剤類の詰め替え、付け替え製品の普及の歩みや、商品自体の減容化の取り組みなどについて。
ヱスビー食品の方は、容器包装処理でとかく話題となるチューブ類(わさび、からし等)やレトルト食品の改良の歩み、個装カートン(カレー等の外箱)の改良などについて。
明治乳業の方は、マーガリンやヨーグルト、チーズなどの容器の改良、牛乳瓶の進化などについて。
そして大塚製薬の方は、30%軽量化したポカリスエットについて。

いずれのお話も、3Rが求められる中、メーカーとして可能な限りの知恵と技術を集めて研究を重ね、容器包装類の減量化に努めている極めて具体的なことばかりで、大変興味深いものばかりでした。
たとえば
【花王】
・商品を高性能化することで、洗剤などをコンパクト化した。
・洗剤類の詰め替えがここ数年で急速に普及して80%以上となっているが、最後まで絞りきりたいと言う消費者の声を受けて、シャンプーなどは液の流動性を高めたり、注ぎ口の改良を重ねてきた。
・洗剤ギフトセットの箱詰め方法を変え、箱の軽量化を図った。
【ヱスビー食品】
・容器自体の減容化を進めてきた。
・香辛料などの詰め替え商品を増やした。
・何層もの複数素材からできているレトルトパウチの層を薄くした。
【明治乳業】
・マーガリンなどの容器を軽量化した。
・6Pチーズの紙ラベルをやめた。
・牛乳瓶の大幅軽量化を図ってきた。
【大塚製薬】
・従来27gあったポカリスエット500mlのボトルを18gまで軽量化した。
・ポカリスエットに使用するペットボトルを完成品として仕入れるのをやめて、プリフォームという小さな形で仕入れて自社工場でボトル化することで、輸送コストを大幅に削減した。
・ラベルを小さく、薄くした。


報告の後、市民からの提案がいくつか投げかけられ、各社がこれに答えました。

たとえば「マーガリンの外箱の廃止」。
市民提案にはこうあります。「マーガリンは容器に入っており、外箱を廃止しても差し支えないと考えます。すでに外箱なしでも販売されています」。
これに対して明治乳業の方の答えは…
・確かにその通り。容器だけで売っているものがある。しかし生協などのブランドとして卸しているもので、一般のスーパーで販売しているものは箱に入っている。
・他社と競合するスーパーで差別化するには、外箱による情報伝達が不可欠。
・外箱に入っている通常のタイプは、プラ容器の軽量化を進めてきた。
・実は外箱がないタイプは、それ自体で輸送や陳列に耐える強度が必要なため、外箱ありと同じような軽量化は難しく、別物。

へぇ~知らなかった…。

他にも、わさび等のチューブは、できるだけ最後まで絞れるようにの肩の部分を可能限り柔らかくしてきた、というメーカーに対して、「容リプラとして出すためにはもっとやわらかくしてほしい」という会場からの声。
これに対してメーカーの方は「確かにそうできればいいと思うが、技術的にかなりむずかしく、完璧にするためにはさらに大きなエネルギーと費用がかかり、本当の意味で地球環境にとってプラスかどうかは疑問がある」という主旨の答え。

そもそも、容器包装の目的は軽量化ではなく、製品の保護・保全であって、それが損なわれてしまっては全く意味がなくなる、という当たり前のことも各メーカーの発言で再確認。

最後に花王の方がおっしゃった言葉が特に印象に残りました。
「企業人も家に帰れば一人の家庭人です。企業だから儲けばかり考えているわけではなく、それぞれみんな真面目にやっているんですよ。
全体を見て、どこで折り合いをつけるのか、ということが大事だと思います」。

真っ白も真っ黒も、100%の正解もない。
各メーカーも、今は難しい課題でも今後可能になってくることは十分ある、という姿勢。
少しでもよい社会にしようと互いを理解し合いながら取り組んでいくことが大事なことですね。
いつもそんな風に気づかせてくれる「ごみかん21」なのでした。
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【2008/12/08 23:57】 | ごみ問題・環境
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