無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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歴史ある会津若松市議会議場

全国的に大きな潮流となっている議会改革。
東村山市議会でも、議会運営委員会が昨年度は北海道栗山町議会、今年度は三重県伊賀市議会へ視察へ出向き、その報告は市議会のHPに掲載されています。
その中ではいずれも、視察内容を踏まえ、東村山市議会の現状をかなり厳しくとらえ、二元代表制の確立や、「議論する議会」実現へ向けて市民の声を精力的に取り入れることや、このままでは議会間格差が広がる一方であることへの危機感等々が書かれ、「議会改革」「議会基本条例制定」へ向けた強い決意の言葉で締めくくられています(私は委員ではないため参加していません)。

◆19年度視察報告(栗山町) 

◆20年度視察報告(伊賀市・甲賀市)


今回私は、昨年6月議会で「議会基本条例」と「議員政治倫理条例」を同時に議員提出議案として成立させた会津若松市議会へ出向きました。
それは、条例制定をきっかけに行われるようになった「市民との意見交換会」にお邪魔し、実際に見て、聞いて、感じようと考えたからです。

8日(日)早朝に発ち、会津若松へ。9日(月)の夕方には帰って来たのですが、あまりに濃密な時間だったために、どこから報告してよいかわからないような状態が続いていますが、少しずつ書いていこうと思います。



まだ暗いうちに西武園駅を発ち、新秋津、大宮経由で東北新幹線、郡山から磐越西線に乗って会津若松に着いたのが10時10分頃。会場最寄の西若松駅へ通じる会津鉄道は2時間に1本程度の運行である上、強風の影響で30分ほど列車が遅れたためにタクシーで「城西コミュニティセンター」へ向かいました。暖冬の影響で市街地には雪はありません。

10時25分頃に着くと、議会事務局職員の井島慎一さんが迎えてくださいました。会場は、地域の方たちに利用されている小ぢんまりとした施設でした。
和室には、ロの字形に並べられた机に、住民11人、議員6人、市職員2人(日曜なので非番)が向き合い、既に議員と市民との質疑・意見交換が行われていました。
先日、埼玉県武蔵嵐山で行われた「議会改革への道」でお会いした目黒章三郎議員の姿もあります。

城西コミュニティセンターで

配られたレジュメによれば、今回の「意見交換会」のテーマは、1)12月議会報告 2)水道事業民間委託について 3)議員活動とそのあり方について 4)その他 

内容の詳細は省きますが、この日を迎えるまでに議会として5回の「政策討論会」で議員間の議論を重ねています。
「市民との意見交換会」としては昨年9月に続き2回目だそうで、市内15か所の会場に、30人の議員が6人ずつ5班編成に分かれて3か所ずつ担当する仕組みです。6人のチームも、会派や期数の均衡が図られています。

従来、議会という場では議会運営上のルールや慣例から、「議員同士の議論」がほとんど行われてきませんでした。しかし近年、会津若松市議会を含め多くの議会で「議会基本条例」によって議会の位置づけ、権能、責務を自ら明文化し、「議論する議会」へ変えようとする取り組みが加速化しています。

資料には「水道事業の全面的な民間委託については、昨年8月に開催の市民との意見交換会でも不安視する意見が出ました。この委託は内容的にも規模的にも極めて大きな事業でもあります。こうしたことから、市議会でも慎重な調査研究と議論が必要と判断し、政策討論会テーマとして議論していくことにしたものです」とあります。
市民生活にとって重大な影響を及ぼすことがらなので、議会として議論の俎上に上げ、広く市民の声を集めて議会としての議論、判断に活かしていきたいということです。
まさに、議会が議会として機能するための取り組みが始まっています。

今まで、いや、今でも多くの自治体では次のような流れで重要な政策も決められ、執行されています。

行政が九分通り決めた内容 ⇒ 審議会等に諮問 ⇒ ほぼ諮問通りの答申を得る ⇒ 議案化 ⇒ 「与党」会派に根回し ⇒ 議案として議会に提出 ⇒ 質疑 ⇒ 会派が持論を述べる(討論) ⇒ 賛否を諮り ⇒ 見込み通り賛成多数で可決成立 ⇒ 執行

東村山で見ても、再開発事業しかり、公民館の有料化しかり、学校給食の民間委託化しかり…。政策形成段階から行政が市民に広く意見を求めたケースは皆無といってよい歴史が続いてきました。
ましてや、議会がその意思決定をするために市民のもとへ出向き、意見に耳を傾けるなどということは想定さえされてきませんでした。

時代は大きく変わりました。

選挙戦が終わり議会の場に移っても、自らの主張だけを声高に叫び、他者との違いをウリにし、少しでも存在感を示すことに血道を上げる議員。それが自治体の未来や市民生活にとって殆ど何の足しにもならないどころか、妥協点、一致点すら見いだせない議会全体に対する失望が広がり、不要論さえはっきりと聞こえてきている今。

南公民館で

午後2時からお邪魔した南公民館(門田地区)での「意見交換会」には、25名近い住民の皆さんが来られ、午前中とは違うチームの議員5人が報告と意見交換に臨んでおられましたが、意見や要望は多岐にわたり、回答する側も力量が問われます。
特に、議員個人の意見ではなく、議会全体としての到達点、集約された意見を述べることが求められるので、いつも質問するばかりの議員としては勝手がいささか違うようにも見えました。

活発な質疑

2時間に及んだ会が終了後、ストーブを囲みながら議員さんたちと事務局の方のミニ反省会にもお邪魔をして解散。
「我々も市民もまだ2回目(初回は昨年9月)。重ねていくうちにだんだん慣れていくよ。とにかく続けることが大事だ。」そんな言葉が印象的でした。

長くなってしまいました。
2つの条例の特徴や、そこに込められた思い等、お会いした議員の皆さんや議会事務局の皆さんから伺って書き残しておきたい話がいくつもあります。
一番キャッチしたかった「キーマン」の存在についても、望外の大きな収穫がありました。
続きはまた書くこととして、政務調査費を活用して行かせていただいた視察ですので、行程と請求する費用について、以下報告します。

2月8日(日) 
5:50 西武園駅発 ⇒(西武線)⇒ 秋津駅 ⇒ 新秋津駅 ⇒(武蔵野線・埼京線)⇒ 大宮駅 ⇒ (東北新幹線) ⇒ 郡山駅 ⇒ (磐越西線) ⇒ 10:10 会津若松駅着 ⇒ タクシーで現地へ向かう
10:25 会場着 「市民との意見交換会(城西地区)」参加 
11:35 終了  昼食へ
13:20 午後の会場の「南公民館」へ 
14:00 「市民との意見交換会(門田地区)」開始
16:00 終了   
17:00 宿泊先のアルファーワン会津若松へ
18:00 会津若松市議会議会事務局の井島さんと夕飯を食べながら情報・意見交換

2月9日(月)
9:00 会津若松市役所へ 議会基本条例と議員政治倫理条例について学ぶ
13:06 会津若松駅発 ⇒ 往路と逆ルートで ⇒ 16:49 西武園駅着 帰宅 

◆政務調査費として申請する費用  合計22,380円
 交通費)7,920円×2=15,840円(西武園 ⇔ 会津若松 ※乗車券&新幹線普通指定席券) 
      1,240円(タクシー代金 会津若松駅 ⇒ 城西コミュニティセンター) 
 宿泊費)5,300円(アルファーワン会津若松 ※駅前ビジネスホテル シングル1泊)
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まだ暗いうちに西武園駅を発ち、新秋津、大宮経由で東北新幹線、郡山から磐越西線に乗って会津若松に着いたのが10時10分頃。会場最寄の西若松駅へ通じる会津鉄道は2時間に1本程度の運行である上、強風の影響で30分ほど列車が遅れたためにタクシーで「城西コミュニティセンター」へ向かいました。暖冬の影響で市街地には雪はありません。

10時25分頃に着くと、議会事務局職員の井島慎一さんが迎えてくださいました。会場は、地域の方たちに利用されている小ぢんまりとした施設でした。
和室には、ロの字形に並べられた机に、住民11人、議員6人、市職員2人(日曜なので非番)が向き合い、既に議員と市民との質疑・意見交換が行われていました。
先日、埼玉県武蔵嵐山で行われた「議会改革への道」でお会いした目黒章三郎議員の姿もあります。

城西コミュニティセンターで

配られたレジュメによれば、今回の「意見交換会」のテーマは、1)12月議会報告 2)水道事業民間委託について 3)議員活動とそのあり方について 4)その他 

内容の詳細は省きますが、この日を迎えるまでに議会として5回の「政策討論会」で議員間の議論を重ねています。
「市民との意見交換会」としては昨年9月に続き2回目だそうで、市内15か所の会場に、30人の議員が6人ずつ5班編成に分かれて3か所ずつ担当する仕組みです。6人のチームも、会派や期数の均衡が図られています。

従来、議会という場では議会運営上のルールや慣例から、「議員同士の議論」がほとんど行われてきませんでした。しかし近年、会津若松市議会を含め多くの議会で「議会基本条例」によって議会の位置づけ、権能、責務を自ら明文化し、「議論する議会」へ変えようとする取り組みが加速化しています。

資料には「水道事業の全面的な民間委託については、昨年8月に開催の市民との意見交換会でも不安視する意見が出ました。この委託は内容的にも規模的にも極めて大きな事業でもあります。こうしたことから、市議会でも慎重な調査研究と議論が必要と判断し、政策討論会テーマとして議論していくことにしたものです」とあります。
市民生活にとって重大な影響を及ぼすことがらなので、議会として議論の俎上に上げ、広く市民の声を集めて議会としての議論、判断に活かしていきたいということです。
まさに、議会が議会として機能するための取り組みが始まっています。

今まで、いや、今でも多くの自治体では次のような流れで重要な政策も決められ、執行されています。

行政が九分通り決めた内容 ⇒ 審議会等に諮問 ⇒ ほぼ諮問通りの答申を得る ⇒ 議案化 ⇒ 「与党」会派に根回し ⇒ 議案として議会に提出 ⇒ 質疑 ⇒ 会派が持論を述べる(討論) ⇒ 賛否を諮り ⇒ 見込み通り賛成多数で可決成立 ⇒ 執行

東村山で見ても、再開発事業しかり、公民館の有料化しかり、学校給食の民間委託化しかり…。政策形成段階から行政が市民に広く意見を求めたケースは皆無といってよい歴史が続いてきました。
ましてや、議会がその意思決定をするために市民のもとへ出向き、意見に耳を傾けるなどということは想定さえされてきませんでした。

時代は大きく変わりました。

選挙戦が終わり議会の場に移っても、自らの主張だけを声高に叫び、他者との違いをウリにし、少しでも存在感を示すことに血道を上げる議員。それが自治体の未来や市民生活にとって殆ど何の足しにもならないどころか、妥協点、一致点すら見いだせない議会全体に対する失望が広がり、不要論さえはっきりと聞こえてきている今。

南公民館で

午後2時からお邪魔した南公民館(門田地区)での「意見交換会」には、25名近い住民の皆さんが来られ、午前中とは違うチームの議員5人が報告と意見交換に臨んでおられましたが、意見や要望は多岐にわたり、回答する側も力量が問われます。
特に、議員個人の意見ではなく、議会全体としての到達点、集約された意見を述べることが求められるので、いつも質問するばかりの議員としては勝手がいささか違うようにも見えました。

活発な質疑

2時間に及んだ会が終了後、ストーブを囲みながら議員さんたちと事務局の方のミニ反省会にもお邪魔をして解散。
「我々も市民もまだ2回目(初回は昨年9月)。重ねていくうちにだんだん慣れていくよ。とにかく続けることが大事だ。」そんな言葉が印象的でした。

長くなってしまいました。
2つの条例の特徴や、そこに込められた思い等、お会いした議員の皆さんや議会事務局の皆さんから伺って書き残しておきたい話がいくつもあります。
一番キャッチしたかった「キーマン」の存在についても、望外の大きな収穫がありました。
続きはまた書くこととして、政務調査費を活用して行かせていただいた視察ですので、行程と請求する費用について、以下報告します。

2月8日(日) 
5:50 西武園駅発 ⇒(西武線)⇒ 秋津駅 ⇒ 新秋津駅 ⇒(武蔵野線・埼京線)⇒ 大宮駅 ⇒ (東北新幹線) ⇒ 郡山駅 ⇒ (磐越西線) ⇒ 10:10 会津若松駅着 ⇒ タクシーで現地へ向かう
10:25 会場着 「市民との意見交換会(城西地区)」参加 
11:35 終了  昼食へ
13:20 午後の会場の「南公民館」へ 
14:00 「市民との意見交換会(門田地区)」開始
16:00 終了   
17:00 宿泊先のアルファーワン会津若松へ
18:00 会津若松市議会議会事務局の井島さんと夕飯を食べながら情報・意見交換

2月9日(月)
9:00 会津若松市役所へ 議会基本条例と議員政治倫理条例について学ぶ
13:06 会津若松駅発 ⇒ 往路と逆ルートで ⇒ 16:49 西武園駅着 帰宅 

◆政務調査費として申請する費用  合計22,380円
 交通費)7,920円×2=15,840円(西武園 ⇔ 会津若松 ※乗車券&新幹線普通指定席券) 
      1,240円(タクシー代金 会津若松駅 ⇒ 城西コミュニティセンター) 
 宿泊費)5,300円(アルファーワン会津若松 ※駅前ビジネスホテル シングル1泊)
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【2009/02/12 23:25】 | 変えよう!議会
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