無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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20日(金)午後3時半から、初めて都市計画審議会 (以下、都計審という)を傍聴してきました。
今年度3回目ということでしたが、市HPに書かれていたこの日のテーマは「東村山駅周辺まちづくり基本構想について」。初めて聞く話で気になったので出向いたのですが、正解だったのではないかと思っています。



まず事務局(都市計画課長補佐)から、この基本構想について以下のような説明がありました。


・基本構想とは、まちづくりの目標を、市民、役所、事業者が共有し、調和を持って進めるためのものである。現在は都市計画マスタープラン(2000年に策定した2020年までのプラン)がある

・なぜ今、東村山駅周辺まちづくり基本構想なのかといえば…
久米川駅北口の整備も駅舎が21年度末には完成予定であり、秋津・新秋津駅周辺も21年度予算に駅周辺整備の調査予算が計上されている。
東村山駅周辺も西口再開発が21年度中に駅前広場が完成し、本町プロジェクトもほぼ完成に近づいている。さらに都市計画道路3・4・8号線(現在の府中街道の東側に予定される広規格道路)、3・4・11号線(多摩北部医療センター内を貫き、青葉町、久米川町を突っ切る道路)が都の優先整備路線となり、西武線の踏切も連続立体交差事業が都で位置づけられようとしている。
このような状況を受けて、改めて東村山駅周辺を考える必要があり、駅から半径約400m。約85haを検討範囲とするものである。

位置づけは都市マスタープランと同等と考えている。次のステップとして駅周辺に特化して、次の都市マスタープランにつなげる。
現在、第4次総合計画(平成23年度からの計画)の検討が始まっているが、こちらはそれよりも1年早く策定予定(21年度中に策定)なので、基本構想を総合計画へ生かして整合を取る。都の計画とも整合が取れる。

・昨年、庁内にプロジェクトチームをつくって調査を行い、街歩きをして問題点を整理している。市内のNPOにも調査委託しているので、意見交換をして検討を進めている。それらによってベースができたので、市民と検討する段階に来た。市民とつくる案を都市計画審議会で検討の上で決定していただくことになる。 

この後、各委員がそれぞれの立場(農業者、商工会、宅建協会、消防署、公募市民等々)から意見を述べる時間が続きましたが、都建設局多摩北部建設事務所の方からは、鉄道の連続立体交差化事業の地元負担分が全体事業費の13.5%であることや、東村山市は都市計画道路の整備率が低いので頑張ってほしい旨の強めの発言がありました。
また一人の公募市民委員の女性は、「ハードの話ばかりが続いているが、子どもたちの教育や子育てしやすい環境つくりにもっと力を入れることが、まちの魅力を高めることになると思う」と語り、もう一人の公募市民の女性は、「鉄道の高架化は利点も大きいが街の風景を殺伐としたものに変えてしまう面もある。大踏切の危険性を何とかしないといけないし、西口商店街がすっかり元気がなくなっているので活性化に力を注いでほしい。市民が参加できるまちなみコンクールを企画できないか」等という意見も出されました。

また会長からは、「市民参加がないとダメだと思うので、ワークショップにも委員も入って積極的に進めていきたい。この後は、中間まとめの頃(夏)と10月、来年明けに審議会を開催したい。この場の意見を協議会にも反映して、市民の場の一助としてほしい。
東村山の特徴は何か、よそを真似するのではなく東村山の資源は何か、ということについて考えていきたい。ソフトの面でも子ども達にいい風景を残さないといけない。即連続立体交差化ありきではなく、そうなればどうなるのかということを市民にしっかり示して考えていきたいし、若い人も会議に入れていきたいと思う」との発言で会議は終了となりました。


さて、私が一番気になったのは、事務局による説明の後半、太字&アンダーラインにした部分です。

「都市マスタープランと位置づけは同等」
「第4次総合計画より1年早くまとめて、それを総合計画へつなげる」


どっちも何だかおかしくないでしょうか?
総合計画(基本構想)は唯一議会の承認が必要な最上位計画ですし、まさに全庁的取り組みで進められ、72名の市民と24名の職員によるワークショップが始まったばかりです。なのに、それより早く一所管で「基本構想」なるものを策定して、総合計画に前提条件として組み入れるというのでは、白地のキャンバスに描くと言っている総合計画が「まちづくり」の分野では縛られることになるのではないでしょうか。
また、都市計画マスタープランの巻頭言には、「都市計画マスタープランは、平成4年に一部改正された都市計画法に基づく、おおむね20年後までを目標とした、まちづくりの基本的・総合的・長期的な考え方をまとめた将来へのビジョンであり、「まちづくりの憲法」ともいえるものです」と市長の言葉で明記されています。
時が経ち変更の必要性が生じている点はあるでしょうが、であるならば、「マスタープランの変更を市民参加で検討する」というのが筋ではないのかと思うのです。

そもそも、この「東村山駅周辺まちづくり基本構想」なるものの存在は、今まで議会でも全く語られてきていませんし、庁内の皆さんはご存知なのでしょうか?職員の皆さん、よかったら声をお寄せください。
計画の意味、位置づけ、真意という点で引き続き追っていこうと思っています。

ところで、都の建築指導課の方が「他区の例では日影規制が撤廃されたことを殆どの住民が知らず問題になった。見直しの際に住民が参加しなかったことが原因だった。構想をまとめるときは、どれだけ市民が関心を持って参加するかが最大のポイントだと思う」と発言したのは印象的でした。
東村山市内で当時の都市計画課の怠慢が原因で今でも住民を苦しめている栄町マンション問題と全く同じ話ですし、そこからウチの役所が何かを学んだのかどうかが気になるところです。
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まず事務局(都市計画課長補佐)から、この基本構想について以下のような説明がありました。


・基本構想とは、まちづくりの目標を、市民、役所、事業者が共有し、調和を持って進めるためのものである。現在は都市計画マスタープラン(2000年に策定した2020年までのプラン)がある

・なぜ今、東村山駅周辺まちづくり基本構想なのかといえば…
久米川駅北口の整備も駅舎が21年度末には完成予定であり、秋津・新秋津駅周辺も21年度予算に駅周辺整備の調査予算が計上されている。
東村山駅周辺も西口再開発が21年度中に駅前広場が完成し、本町プロジェクトもほぼ完成に近づいている。さらに都市計画道路3・4・8号線(現在の府中街道の東側に予定される広規格道路)、3・4・11号線(多摩北部医療センター内を貫き、青葉町、久米川町を突っ切る道路)が都の優先整備路線となり、西武線の踏切も連続立体交差事業が都で位置づけられようとしている。
このような状況を受けて、改めて東村山駅周辺を考える必要があり、駅から半径約400m。約85haを検討範囲とするものである。

位置づけは都市マスタープランと同等と考えている。次のステップとして駅周辺に特化して、次の都市マスタープランにつなげる。
現在、第4次総合計画(平成23年度からの計画)の検討が始まっているが、こちらはそれよりも1年早く策定予定(21年度中に策定)なので、基本構想を総合計画へ生かして整合を取る。都の計画とも整合が取れる。

・昨年、庁内にプロジェクトチームをつくって調査を行い、街歩きをして問題点を整理している。市内のNPOにも調査委託しているので、意見交換をして検討を進めている。それらによってベースができたので、市民と検討する段階に来た。市民とつくる案を都市計画審議会で検討の上で決定していただくことになる。 

この後、各委員がそれぞれの立場(農業者、商工会、宅建協会、消防署、公募市民等々)から意見を述べる時間が続きましたが、都建設局多摩北部建設事務所の方からは、鉄道の連続立体交差化事業の地元負担分が全体事業費の13.5%であることや、東村山市は都市計画道路の整備率が低いので頑張ってほしい旨の強めの発言がありました。
また一人の公募市民委員の女性は、「ハードの話ばかりが続いているが、子どもたちの教育や子育てしやすい環境つくりにもっと力を入れることが、まちの魅力を高めることになると思う」と語り、もう一人の公募市民の女性は、「鉄道の高架化は利点も大きいが街の風景を殺伐としたものに変えてしまう面もある。大踏切の危険性を何とかしないといけないし、西口商店街がすっかり元気がなくなっているので活性化に力を注いでほしい。市民が参加できるまちなみコンクールを企画できないか」等という意見も出されました。

また会長からは、「市民参加がないとダメだと思うので、ワークショップにも委員も入って積極的に進めていきたい。この後は、中間まとめの頃(夏)と10月、来年明けに審議会を開催したい。この場の意見を協議会にも反映して、市民の場の一助としてほしい。
東村山の特徴は何か、よそを真似するのではなく東村山の資源は何か、ということについて考えていきたい。ソフトの面でも子ども達にいい風景を残さないといけない。即連続立体交差化ありきではなく、そうなればどうなるのかということを市民にしっかり示して考えていきたいし、若い人も会議に入れていきたいと思う」との発言で会議は終了となりました。


さて、私が一番気になったのは、事務局による説明の後半、太字&アンダーラインにした部分です。

「都市マスタープランと位置づけは同等」
「第4次総合計画より1年早くまとめて、それを総合計画へつなげる」


どっちも何だかおかしくないでしょうか?
総合計画(基本構想)は唯一議会の承認が必要な最上位計画ですし、まさに全庁的取り組みで進められ、72名の市民と24名の職員によるワークショップが始まったばかりです。なのに、それより早く一所管で「基本構想」なるものを策定して、総合計画に前提条件として組み入れるというのでは、白地のキャンバスに描くと言っている総合計画が「まちづくり」の分野では縛られることになるのではないでしょうか。
また、都市計画マスタープランの巻頭言には、「都市計画マスタープランは、平成4年に一部改正された都市計画法に基づく、おおむね20年後までを目標とした、まちづくりの基本的・総合的・長期的な考え方をまとめた将来へのビジョンであり、「まちづくりの憲法」ともいえるものです」と市長の言葉で明記されています。
時が経ち変更の必要性が生じている点はあるでしょうが、であるならば、「マスタープランの変更を市民参加で検討する」というのが筋ではないのかと思うのです。

そもそも、この「東村山駅周辺まちづくり基本構想」なるものの存在は、今まで議会でも全く語られてきていませんし、庁内の皆さんはご存知なのでしょうか?職員の皆さん、よかったら声をお寄せください。
計画の意味、位置づけ、真意という点で引き続き追っていこうと思っています。

ところで、都の建築指導課の方が「他区の例では日影規制が撤廃されたことを殆どの住民が知らず問題になった。見直しの際に住民が参加しなかったことが原因だった。構想をまとめるときは、どれだけ市民が関心を持って参加するかが最大のポイントだと思う」と発言したのは印象的でした。
東村山市内で当時の都市計画課の怠慢が原因で今でも住民を苦しめている栄町マンション問題と全く同じ話ですし、そこからウチの役所が何かを学んだのかどうかが気になるところです。
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【2009/02/22 15:03】 | まちづくり・都市計画・防災
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