無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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2月1日に「プラスック焼却問題」として、このような記事を書きました。
その後の経過も含め、簡単にまとめると…

東村山市では、19年1月から従来の不燃ごみのカテゴリーとは別に「容器包装リサイクル法」に基づくプラスチック製容器包装(以下、容リプラという)の分別回収を行っています。ここで回収された容リプラは、市内恩多町の民間事業者(加藤商事)による中間処理工場で選別、圧縮、梱包されて「ベール」という塊状で(財)容器包装リサイクル協会(以下、容リ協という)に引渡されます。
この際、ベールの品質が問われ(引き取り品質ガイドライン)、Dランク(A・B・Dの3ランク)が続くと引き取りを拒否されることがあり、そうなってしまうと、いったん容リプラとして回収するためにお金をかけたものを、今度は改めて不燃ごみとして処理することになるので二重にお金がかかるということになります。
ゆえに、それ自体が不適物であるだけでなく、きれいに出されたものまで汚してしまい、全体の品質を落とす原因となる「汚れたボトルやチューブ類(マヨネーズ、ケチャップ、わさび、からしなど)」の取扱いが一つの課題となっている、というわけです。




そこで、昨年9月の議会で初めて市が打ち出したのが、「可燃ごみとして処理できないか」という対策です。
しかしこれは、「最後まで使い切ったら切り開いて、残った中身をふき取ったり洗ったりして、容リプラとして出してください」「それが不可能な場合は、不燃ごみとして出してください」という現在の方式を大きく転換することなるため、同月の決算委員会でも、12月議会、3月議会でも複数の議員が市の考えを質すこととなりました。

3月議会では、市が既に1月には焼却実験を行っていたこともわかりました。
これは、中間選別段階で対象物を手作業で引き抜いて、市内「秋水園(ごみ処理場」の焼却炉で燃やすというものでした。


この件について、3月24日に傍聴した「廃棄物等減量推進審議会」で配布された資料には次のようにありました。


【ボトル・チューブ類焼却実験について】

当市では19年1月より容器包装プラスチック分別収集を開始し、容器包装プラスチックは再商品化コスト等から、容器包装リサイクル協会より良質な品質を求められています。
市では品質の確保から、容器包装プラスチック分別収集徹底のために「市報」「指導員による出前講座」等で、ごみの分別・出し方の啓発活動を行っていますが、平成20年2月に実施した検査で最低ランクのDランクと判定され、その後再調査を受けました。「Dランク」が続くと引き取り拒否となってしまい、市で処理費を全額負担しなければなりません。
そこで恒常的な品質を確保するために、市民の皆様の分別収集徹底により協力が得られやすく、ごみ処理経費の負担を押さえることを考える必要があり、きれいに出すことが困難で、また汚れが他のプラに付着し品質に大きな影響を及ぼすボトル・チューブ類についての可燃ごみ回収ができるかどうかを検討するものです。



これを受けて次のような質疑が交わされました(当日のメモの範囲)。


Q.とりあえず前期(1月)の実験結果はどうなっていますか。

A.まだ上がってきていません。近々あがってきます。

Q.いつですか?

A.速報値を出せる状況にあると聞いています。

Q.可燃ごみ回収と書いてあるが、出す段階から可燃ごみに入れるのですか?

A.一つの方法として研究をしているということです。
処理には3つの方法があります。
①今のプラスチック収集を継続する。これはかなりのリスクがあると考えています。今年度はAランクでしたが、BなりDなりに落ちない可能性がないとは言えません。
②引き抜きをして償却をする。
③収集の段階から可燃に入れてもらう。


Q.もう実験をした1月23日から2か月経っています。結果は十分に出せるはずでしょう?有償でしかるべき機関に頼んでいるのでしょうから、スピードアップすべきですよね。
3.4トンは実際に家庭から出た量なのですか?

A.引き抜いた量です。日数は8日分の中から引き抜いた量です。

Q.全体に対して何%入っているのですか?

A.約144tのうち3.5tほどですから、2.1%です。

Q.見るからに汚いものだけなのですか?きれいなものは入っていないのですよね、当然。

A.引き抜くことを優先したものです。

Q.検証するというが、ダイオキシン等の基準は?

A.基準値の範囲内ならよいということになります。

Q.従来との比較はできるのですか?

A.できます。

Q.基準値をオーバーしたらどうなるのですか?

A.汚れたプラは現在は不燃として収集しています。プラマークは容リプラで、汚れたものは洗ってから、チューブ類は切って洗って出してほしい、できなければ無理せずに不燃で、としています。ルールからは不燃で出してもらうということです。
不燃の収集は月1回なので、出し忘れると2ヶ月先になります。チューブ類が入っているのは、2ヶ月に一度では出し切れないのかな、と見ています。


Q.とりあえず可燃処理ができるかどうかの調査ですよね。

A.焼却炉で焼却することが可能かどうかが先です。不燃は月1回収集ですが、当初は市は2回で提案したのですが、こちらの審議会で月1回でという声があり、議会でも月2回を提案しましたが、月1回で十分だとなった経過があります。
月2回に増やすと、1,500万~2,000万円の増額となります。
もう一つ、一番大事な点があります。
容リ協ではDランクが続くと引き取り拒否となります。もしそうなっても、容リプラの収集をやめるわけにはいきません。すると、中間処理をしながら不燃処理をすることとなり、トータルでtあたり92,000円の費用がかかってしまいます。
ランクの維持を最優先せざるを得ません。市の財政状況を考えると、焼却可能かどうかを確認し、それをもって3つの方法を考えたいということです。


Q.排ガス測定しか書いてありませんが、炉へのダメージはどうですか?これまで、高温になるから当市の炉ではプラは燃やせないと言ってきませんでしたか?

A.そのあたりは、後期の実験でやることになります。前期の排ガス実験がOKとなって初めてクリンカーの発生や炉への影響を考えます。そのため、後期の実験は3か月から6か月を予定しています。

会長)また見守りながらいくとうことで今日のところは。



実験結果が3月末に上がる、とされたので文書公開を求めたのですが、市長決裁中とのことで入手にはもう少しかかるようです。
しかし対象物の焼却量の少なさからいって、大気に影響を与えるような実験結果が出るとは考えにくいため、結果はほぼ想定されており、既に次の段階(後期実験)に入る準備を始めているのではないかと思われます。

3月の予算委員会で私の質疑に答えて「実験で問題がないと判断すれば、家庭からの排出段階で可燃ゴミの袋に入れてもらうように変更したい」としていましたが、どうして現在の方式ではダメなのでしょうか?
変更による新たな負担や混乱、可燃ごみにプラを混ぜて出すことへの抵抗感が薄れることから来るモラルハザードも容易に想像されます。

また、議会でも審議会でも最も気になったのは、どうして「またDランクになったら」と繰り返すのか、ということです。
東村山のランクは、西東京や清瀬等と並んで現在はAランクなのです。
市民に協力を呼びかけ、ようやく定着してきたということではないのでしょうか。
東村山と同じような方針変更を表明している自治体の例も、容リ協にも問い合わせをしてみましたが、確認できませんでした。

議会でのやり取りからも、審議会のやり取りからも、各種資料からも、私は市の方針転換が今のところ全く理解ができないでいます。

この問題については、さらに調べてお伝えしようと思います。



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そこで、昨年9月の議会で初めて市が打ち出したのが、「可燃ごみとして処理できないか」という対策です。
しかしこれは、「最後まで使い切ったら切り開いて、残った中身をふき取ったり洗ったりして、容リプラとして出してください」「それが不可能な場合は、不燃ごみとして出してください」という現在の方式を大きく転換することなるため、同月の決算委員会でも、12月議会、3月議会でも複数の議員が市の考えを質すこととなりました。

3月議会では、市が既に1月には焼却実験を行っていたこともわかりました。
これは、中間選別段階で対象物を手作業で引き抜いて、市内「秋水園(ごみ処理場」の焼却炉で燃やすというものでした。


この件について、3月24日に傍聴した「廃棄物等減量推進審議会」で配布された資料には次のようにありました。


【ボトル・チューブ類焼却実験について】

当市では19年1月より容器包装プラスチック分別収集を開始し、容器包装プラスチックは再商品化コスト等から、容器包装リサイクル協会より良質な品質を求められています。
市では品質の確保から、容器包装プラスチック分別収集徹底のために「市報」「指導員による出前講座」等で、ごみの分別・出し方の啓発活動を行っていますが、平成20年2月に実施した検査で最低ランクのDランクと判定され、その後再調査を受けました。「Dランク」が続くと引き取り拒否となってしまい、市で処理費を全額負担しなければなりません。
そこで恒常的な品質を確保するために、市民の皆様の分別収集徹底により協力が得られやすく、ごみ処理経費の負担を押さえることを考える必要があり、きれいに出すことが困難で、また汚れが他のプラに付着し品質に大きな影響を及ぼすボトル・チューブ類についての可燃ごみ回収ができるかどうかを検討するものです。



これを受けて次のような質疑が交わされました(当日のメモの範囲)。


Q.とりあえず前期(1月)の実験結果はどうなっていますか。

A.まだ上がってきていません。近々あがってきます。

Q.いつですか?

A.速報値を出せる状況にあると聞いています。

Q.可燃ごみ回収と書いてあるが、出す段階から可燃ごみに入れるのですか?

A.一つの方法として研究をしているということです。
処理には3つの方法があります。
①今のプラスチック収集を継続する。これはかなりのリスクがあると考えています。今年度はAランクでしたが、BなりDなりに落ちない可能性がないとは言えません。
②引き抜きをして償却をする。
③収集の段階から可燃に入れてもらう。


Q.もう実験をした1月23日から2か月経っています。結果は十分に出せるはずでしょう?有償でしかるべき機関に頼んでいるのでしょうから、スピードアップすべきですよね。
3.4トンは実際に家庭から出た量なのですか?

A.引き抜いた量です。日数は8日分の中から引き抜いた量です。

Q.全体に対して何%入っているのですか?

A.約144tのうち3.5tほどですから、2.1%です。

Q.見るからに汚いものだけなのですか?きれいなものは入っていないのですよね、当然。

A.引き抜くことを優先したものです。

Q.検証するというが、ダイオキシン等の基準は?

A.基準値の範囲内ならよいということになります。

Q.従来との比較はできるのですか?

A.できます。

Q.基準値をオーバーしたらどうなるのですか?

A.汚れたプラは現在は不燃として収集しています。プラマークは容リプラで、汚れたものは洗ってから、チューブ類は切って洗って出してほしい、できなければ無理せずに不燃で、としています。ルールからは不燃で出してもらうということです。
不燃の収集は月1回なので、出し忘れると2ヶ月先になります。チューブ類が入っているのは、2ヶ月に一度では出し切れないのかな、と見ています。


Q.とりあえず可燃処理ができるかどうかの調査ですよね。

A.焼却炉で焼却することが可能かどうかが先です。不燃は月1回収集ですが、当初は市は2回で提案したのですが、こちらの審議会で月1回でという声があり、議会でも月2回を提案しましたが、月1回で十分だとなった経過があります。
月2回に増やすと、1,500万~2,000万円の増額となります。
もう一つ、一番大事な点があります。
容リ協ではDランクが続くと引き取り拒否となります。もしそうなっても、容リプラの収集をやめるわけにはいきません。すると、中間処理をしながら不燃処理をすることとなり、トータルでtあたり92,000円の費用がかかってしまいます。
ランクの維持を最優先せざるを得ません。市の財政状況を考えると、焼却可能かどうかを確認し、それをもって3つの方法を考えたいということです。


Q.排ガス測定しか書いてありませんが、炉へのダメージはどうですか?これまで、高温になるから当市の炉ではプラは燃やせないと言ってきませんでしたか?

A.そのあたりは、後期の実験でやることになります。前期の排ガス実験がOKとなって初めてクリンカーの発生や炉への影響を考えます。そのため、後期の実験は3か月から6か月を予定しています。

会長)また見守りながらいくとうことで今日のところは。



実験結果が3月末に上がる、とされたので文書公開を求めたのですが、市長決裁中とのことで入手にはもう少しかかるようです。
しかし対象物の焼却量の少なさからいって、大気に影響を与えるような実験結果が出るとは考えにくいため、結果はほぼ想定されており、既に次の段階(後期実験)に入る準備を始めているのではないかと思われます。

3月の予算委員会で私の質疑に答えて「実験で問題がないと判断すれば、家庭からの排出段階で可燃ゴミの袋に入れてもらうように変更したい」としていましたが、どうして現在の方式ではダメなのでしょうか?
変更による新たな負担や混乱、可燃ごみにプラを混ぜて出すことへの抵抗感が薄れることから来るモラルハザードも容易に想像されます。

また、議会でも審議会でも最も気になったのは、どうして「またDランクになったら」と繰り返すのか、ということです。
東村山のランクは、西東京や清瀬等と並んで現在はAランクなのです。
市民に協力を呼びかけ、ようやく定着してきたということではないのでしょうか。
東村山と同じような方針変更を表明している自治体の例も、容リ協にも問い合わせをしてみましたが、確認できませんでした。

議会でのやり取りからも、審議会のやり取りからも、各種資料からも、私は市の方針転換が今のところ全く理解ができないでいます。

この問題については、さらに調べてお伝えしようと思います。



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【2009/04/08 23:55】 | ごみ問題・環境
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