無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日曜日(19日)午後、「市民の手による街づくり」と題して、都市計画道路・国分寺3・2・8号線を考えるシンポジウムが国分寺Lホールで開かれました。
シンポジウム「私達の健康と道路」

どうして他市の道路問題に?と思われるかもしれませんが、この道路は現在の府中街道(府中所沢線)に替わる(一部は重複)道路として東京都が計画しているもので、国分寺市内の北端は、小平3・3・8号線の南端となり、小平線の北端は東村山3・3・8号線の南端となるひと続きの道路です。
東村山市内は、八坂のダイエーから新青梅街道野口橋交差点までは片側2車線が開通していますが、その幅員の道路をそのまま久米川町5丁目(山崎パンの工場あたり)へ向けて、現在の府中街道よりも東寄りに新たに引こうというのが現在の計画です。



昭和30年代に計画線が引かれた都市計画道路については、東村山市内でもこの道路だけでなく、スポーツセンター前の3・4・27号線、ロンドスポーツ脇から伸びる3・4・26号線、多摩北部医療センター内を縦断する3・4・11号線、そして東村山駅西口から武蔵大和駅方面へ全く新しく引かれる3・4・9号線等々、計画が目白押しです。

国が、一貫して右肩上がりだった交通量の将来予測値を、初めて「2030年には13%減る」と下方修正して発表したのが昨年。
このシンポジウムでも、現在の府中街道の渋滞は、交通量が10%減るとほぼ解消されるというデータがあること。日量4万台を想定している道路だが、現在1万5千台から2万台程度の交通量が将来大きく伸びるという根拠が示されていないこと。新規着工だと540億円かかるのに対して既存道路の拡幅には90億円程度で済むという試算があること。などが報告されました。

今回のメインテーマは道路建設と健康被害についてで、最初の30分間は大気汚染によるぜん息の実態を伝えるドキュメント映画が上映され(私は間に合わなくて観られませんでした)、その後は医師による大気汚染と呼吸器病についての講演、弁護士による「東京大気汚染公害裁判」の報告等がありました。
安全な暮らしや渋滞の解消による経済損失の回避、災害時の効果等の観点から、一定の道路整備が必要だということは確かだと思います。
問題は、何を「一定の」とするのかということでしょう。
そのためには、正確で新しいデータをもとに、冷静に議論することが大事だと感じます。

現在、全国各地で都市計画道路の見直しについての議論が進められており、神奈川県等では「ガイドライン」もつくられていますが、東京都の担当に確認したところ、「計画の優先順位については第3次事業化計画を18年度に取りまとめた。見直し作業をするにも費用がかかることなので、次は10年くらい先になるだろう」とのこと。

車社会の実現へ向けて一直線に進んできた日本社会ですが、今後の社会の姿を考えた時、首都・東京においても再検討のテーブルが必要になってきているのではないか、と思います。


ところで、国土交通省のHPに、東村山駅付近の連続立体交差事業についての書類を見つけました。
まだ私たちには正式には一切知らされていませんが、最近になって国の事業採択がされたという話があると耳にしていましたが、これだったのですね。
国土交通省の担当に電話で確認したところ、3月31日に事業採択となり、HPに掲載したとこのこと。

東村山市では「東村山駅周辺まちづくり協議会」が市の会議には珍しいペースで頻繁に重ねられ始めていますが、書類によれば総事業費は現段階で580億円とのこと。市の負担分は13.5%だと先日の都市計画審議会で東京都多摩北部建設事務所の方がおっしゃっていましたので、78億円強ということになりそうです。

もちろん、単年度の話ではありませんし、踏切解消が東村山市にとって大きな課題であることは確かです。

市として少しでも早く情報を明らかにして、広く議論を喚起することが大切なのではないでしょうか。
大変なお金がかかることではありますし、先日の予算委員会ではこの件に調査費がついていることをもって早くも予算案反対の理由に挙げている会派もありました。しかし、一方で踏切解消の必要性を真っ向から否定する方もそう多くないのではないかと感じます。
一部で是非を判断してから結論を伝えるのではなく、情報を市民と共有して大いに議論していくことが、西口再開発の轍を踏まないことになる。私はそう考えています。
スポンサーサイト


追記を閉じる▲


昭和30年代に計画線が引かれた都市計画道路については、東村山市内でもこの道路だけでなく、スポーツセンター前の3・4・27号線、ロンドスポーツ脇から伸びる3・4・26号線、多摩北部医療センター内を縦断する3・4・11号線、そして東村山駅西口から武蔵大和駅方面へ全く新しく引かれる3・4・9号線等々、計画が目白押しです。

国が、一貫して右肩上がりだった交通量の将来予測値を、初めて「2030年には13%減る」と下方修正して発表したのが昨年。
このシンポジウムでも、現在の府中街道の渋滞は、交通量が10%減るとほぼ解消されるというデータがあること。日量4万台を想定している道路だが、現在1万5千台から2万台程度の交通量が将来大きく伸びるという根拠が示されていないこと。新規着工だと540億円かかるのに対して既存道路の拡幅には90億円程度で済むという試算があること。などが報告されました。

今回のメインテーマは道路建設と健康被害についてで、最初の30分間は大気汚染によるぜん息の実態を伝えるドキュメント映画が上映され(私は間に合わなくて観られませんでした)、その後は医師による大気汚染と呼吸器病についての講演、弁護士による「東京大気汚染公害裁判」の報告等がありました。
安全な暮らしや渋滞の解消による経済損失の回避、災害時の効果等の観点から、一定の道路整備が必要だということは確かだと思います。
問題は、何を「一定の」とするのかということでしょう。
そのためには、正確で新しいデータをもとに、冷静に議論することが大事だと感じます。

現在、全国各地で都市計画道路の見直しについての議論が進められており、神奈川県等では「ガイドライン」もつくられていますが、東京都の担当に確認したところ、「計画の優先順位については第3次事業化計画を18年度に取りまとめた。見直し作業をするにも費用がかかることなので、次は10年くらい先になるだろう」とのこと。

車社会の実現へ向けて一直線に進んできた日本社会ですが、今後の社会の姿を考えた時、首都・東京においても再検討のテーブルが必要になってきているのではないか、と思います。


ところで、国土交通省のHPに、東村山駅付近の連続立体交差事業についての書類を見つけました。
まだ私たちには正式には一切知らされていませんが、最近になって国の事業採択がされたという話があると耳にしていましたが、これだったのですね。
国土交通省の担当に電話で確認したところ、3月31日に事業採択となり、HPに掲載したとこのこと。

東村山市では「東村山駅周辺まちづくり協議会」が市の会議には珍しいペースで頻繁に重ねられ始めていますが、書類によれば総事業費は現段階で580億円とのこと。市の負担分は13.5%だと先日の都市計画審議会で東京都多摩北部建設事務所の方がおっしゃっていましたので、78億円強ということになりそうです。

もちろん、単年度の話ではありませんし、踏切解消が東村山市にとって大きな課題であることは確かです。

市として少しでも早く情報を明らかにして、広く議論を喚起することが大切なのではないでしょうか。
大変なお金がかかることではありますし、先日の予算委員会ではこの件に調査費がついていることをもって早くも予算案反対の理由に挙げている会派もありました。しかし、一方で踏切解消の必要性を真っ向から否定する方もそう多くないのではないかと感じます。
一部で是非を判断してから結論を伝えるのではなく、情報を市民と共有して大いに議論していくことが、西口再開発の轍を踏まないことになる。私はそう考えています。
スポンサーサイト

【2009/04/21 16:49】 | まちづくり・都市計画・防災
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。