無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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あえて厳しいタイトルにしました。
土曜日の秋水園ふれあいセンターでの説明会です。

秋水園住民説明会


入口には「秋水園周辺自治会説明会 午後6時より 資源循環部」という紙が貼られていましたが、何についての説明会なのかは、会場のどこを見ても書かれていません。

入口で渡された紙は、「ボトル・チューブ類の混焼実験」と「リサイクルセンター整備計画の概要」の2種類。




説明会場はいっぱい


私は定刻を10数分回ってから会場に入りましたので、冒頭に、説明会を開くに至った理由や経過、市のごみ処理の現状・課題などについて話があったのかもしれず、そうであったら誤らなければならないかもしれません。

しかし私が入ってからは、1月に行った前期燃焼実験の公害関係測定結果についてのデータの表を課長が読み上げていて、要は「環境に悪影響はなかった」という話。
配布されたレジュメの「1.目的」にも、「容器包装プラスチック収集で、きれいに出すことが困難だボトル・チューブ類を安全に焼却できるかを検証する」とあるだけです。

説明後の質疑ですぐに、「そもそも今まではどうやっていたのですか?それに何か不都合があるから、というところの話がないからわからないですよ」という声が秋津町に住んで4年目という方から挙がったのも当然のことでした。

この質疑に対して課長は概ね次のように答えました。


(容器包装プラは)今までは(市内の)民間施設で選別し、状態のいいものは川崎(容器包装リサイクル協会ルート)へ持って行っている。
毎年1回、品質の検査があり、汚れているとDランクになり、それが続くと引き取り拒否になる。
ボトル・チューブ類はなかなかきれいにして出すことが難しい。汚れが他のプラに着いてしまいランクが下がる傾向がある。今は(選別段階での)引き抜きを強化してもらっている。
年間排出量2,400tのうち、(民間施設から)引き抜かれて秋水園に戻ってくるのは約240t。(いったん)容器包装プラとして36,000円/トンの費用をかけたものに、さらに56,000円/トンかけて、茨城や山梨(の処理施設)へ出している(燃やしている)。
うち(東村山市内)で安全に燃やせれば、財政的に効果があるので。


こういう話をまず説明でしなければ、大方の市民の皆さんはわからないでしょうし、これでも口頭ですから、すんなり理解した方がどれだけいたのか疑問が残ります。
限られた時間の中で、誰にも、より正しく理解していただくことが何より重要でしょうし、所管にとっても工夫の甲斐はあると思うのですが…。イラストなりフローチャートなりに現状と提案内容をまとめた資料を用意することくらい、そんなに大変な話ではないでしょうに。

今回の実験についての市の「本音」は、課長の発言の最後の部分にあるわけで、そういうことを初めからストレートに出して、市民の「本音」もしっかり受け止めるべきであったと思います。

また、「家庭から排出する段階から汚れたボトル・チューブ類は可燃で出してください、としたら、混入するプラスチックが急増するのではないか?」という質疑には、「汚れたプラは不燃ごみへとお願いするということはこれからも同じ。あくまで、中間処理施設で引き抜いたものをどう処理するかということであり、家庭での分別方法を変えるつもりはありません」と6月議会での答弁同様、部長が明言していましたので、これは変わることはないと思われます。

さらに、「この炉は傷むのでプラスチックは燃やせない、と市自身が行ってきたのではないか」という指摘もありましたが、市はどう答えていたのだったか…メモが取りきれていません。


「リサイクルセンター整備計画の概要」についても、配布された資料からは、現施設の状況・課題、これまでの経過、新たな施設整備の必要性等がほとんどわかりません。もちろん、質疑に答える形で説明されましたが、「読めばわかる」必要最低限の情報として記載しない理由がわかりませんし、説明資料とはそういうものではないかと思います。

リサイクルセンターを新たに整備することについては、現在のままでよいと思われる方は現場を見れば殆どいないだろうと思いますし、会場からも「騒音や臭いを考えれば結構な話」「働く人にとっても現状はよくない」といった理解する声が聞かれました。
しかし、部長が「あくまでも老朽化した施設を何とかする、なるべく早く一つのハコの中に囲みたいと考えているが、計画書を出したからこのままやるぞ、という考えにはありません」と答えながらも、委託したコンサルタント会社から2ヵ年にわたって出された「リサイクルセンター配置計画(20年3月)」と「リサイクルセンター整備計画(21年3月)」には極めて具体な内容が書かれています。

2冊の報告書


本当に「白紙の状態から議論をスターすることは難しい」程度の話なのかどうか…。結論をあらかじめ持っているのではないかと受け止められても仕方ない状況にあると感じます。

会場からは、施設整備の必要性は認めながらも、「市の財政を考えたら、緊急の課題なのかどうか」「これだけ大きいものを一度に作るのではなく、段階的に進めることは検討したのか」といった声や、「どうして秋津町だけが、市民全体のごみ全てを今後も引き受けなければならないのか?」という長年にわたって悪臭、騒音、収集車による公害に苦しむ地元の方からの切実な声もありました。
計画の概要を説明する場なのに、費用についての資料がないのも不親切でした。※

会場には、どの説明会もそうであるように、比較的高齢の方が多かったのですが、中には秋津町に住むようになって2年、3年という若い方たちの姿もありました。
「分別についての啓発活動をもっと大々的にやってください」「このような話し合いの場を、何回もやってください」「自分の問題として考えるためにも、節目節目でもっと説明会を開いてほしい」「(住民も行政も)お互いに粘り強く話し合う必要があるのではないか」といった声も出されていました。

市は「後期実験の結果が出たらまた場を持つ」と答えていましたが、やはり説明、啓発の努力がともに不足しているということは明らかではないかと感じます。
もちろん部長が答えていたように、自治会等への出前講座、スーパーや公共施設での見える分別方法の徹底活動など、所管としての努力は重ねていることは理解しているつもりです。

しかし、分別の徹底が生命線であるならば、PRを徹底する方策はまだまだ残されているのではないかと思います。
市のHP、市報を開いたら毎回目に飛び込んでくるような掲載をしてきたでしょうか?
街のあちこちで、分別の徹底がいかに重要かについて、いやでも目に入ってくるような仕掛けになっているでしょうか?

G30プランを強力に推進している中田宏横浜市長が以前「シャワーのような宣伝活動を続けている」と発言しているのを聞いたことがあります。

市が今回のプラ混焼実験を行う理由としている昨年の「容器包装プラDランク問題」では、2度にわたってPRチラシの全戸配布をした結果、その成果がきちんと表れ、直後の品質検査ではBとなり、今年1月には最高ランクのAになっています。
市長も今年3月の予算委員会で大塚議員の質疑に対して「ほとんどの市民の皆さんは、先ほども申し上げたように、ごみ減量、分別、リサイクルについて、非常に一生懸命取り組んでいただいていると理解をいたしております」と述べているように、市民も、そして中間処理をしている民間業者も、まじめに分別に取り組んでいますし、行政がさらにしっかり分別徹底の働きかけをすれば、結果は出ると思うのです。
Aランクを維持している市民に対して、「またDランクになったらどうするのか?引き取り拒否になったらどうするのか?」と言い続けることは、さながら狼少年のようで、おかしなことだとずっと考えています。

「汚れたボトルやチューブ類は絶対に容器包装プラスチック袋に入れないように」ということを徹底することに徹するべき、だと改めて思います。

「すでに可燃ゴミに12~13%のプラが混じっていますので」とも担当は発言していて、これも実態はそうなのですが、まず「可燃ごみ袋にプラは入れないように」ということをもっともっと徹底することが先なのではないでしょうか。

混焼実験を行う以前に行えること、行うべきことがまだまだあり、3か月もプラを燃やす必然性に欠ける。
説明会を終えても、その考えに変わりはありません。


※今年3月の「整備計画」の「第6章 概算事業費」には、1.本施設整備に係る建設工事費として「プラント工事費は実績のあるプラントメーカー3社から見積を入手したものについて比較検討を行った。また、土木建築工事費は建設業者(ゼネコン)に別途依頼し3社から概算見積を入試した」とした上で、A査定(プラントメーカーの平均+建設業者の平均に差定率を用いて算出)として25億4,333万1千円、B査定(プラントメーカ最低価格+建設業者最低価格に差定率を用いて算出)として23億484万5千円という数字を掲載しています。
そして、上記B査定23億500万円、工事監理費3,500万円に、既存施設解体工事費1億3,800万円を加えた24億7,800万円を全体概算事業費としています。







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説明会場はいっぱい


私は定刻を10数分回ってから会場に入りましたので、冒頭に、説明会を開くに至った理由や経過、市のごみ処理の現状・課題などについて話があったのかもしれず、そうであったら誤らなければならないかもしれません。

しかし私が入ってからは、1月に行った前期燃焼実験の公害関係測定結果についてのデータの表を課長が読み上げていて、要は「環境に悪影響はなかった」という話。
配布されたレジュメの「1.目的」にも、「容器包装プラスチック収集で、きれいに出すことが困難だボトル・チューブ類を安全に焼却できるかを検証する」とあるだけです。

説明後の質疑ですぐに、「そもそも今まではどうやっていたのですか?それに何か不都合があるから、というところの話がないからわからないですよ」という声が秋津町に住んで4年目という方から挙がったのも当然のことでした。

この質疑に対して課長は概ね次のように答えました。


(容器包装プラは)今までは(市内の)民間施設で選別し、状態のいいものは川崎(容器包装リサイクル協会ルート)へ持って行っている。
毎年1回、品質の検査があり、汚れているとDランクになり、それが続くと引き取り拒否になる。
ボトル・チューブ類はなかなかきれいにして出すことが難しい。汚れが他のプラに着いてしまいランクが下がる傾向がある。今は(選別段階での)引き抜きを強化してもらっている。
年間排出量2,400tのうち、(民間施設から)引き抜かれて秋水園に戻ってくるのは約240t。(いったん)容器包装プラとして36,000円/トンの費用をかけたものに、さらに56,000円/トンかけて、茨城や山梨(の処理施設)へ出している(燃やしている)。
うち(東村山市内)で安全に燃やせれば、財政的に効果があるので。


こういう話をまず説明でしなければ、大方の市民の皆さんはわからないでしょうし、これでも口頭ですから、すんなり理解した方がどれだけいたのか疑問が残ります。
限られた時間の中で、誰にも、より正しく理解していただくことが何より重要でしょうし、所管にとっても工夫の甲斐はあると思うのですが…。イラストなりフローチャートなりに現状と提案内容をまとめた資料を用意することくらい、そんなに大変な話ではないでしょうに。

今回の実験についての市の「本音」は、課長の発言の最後の部分にあるわけで、そういうことを初めからストレートに出して、市民の「本音」もしっかり受け止めるべきであったと思います。

また、「家庭から排出する段階から汚れたボトル・チューブ類は可燃で出してください、としたら、混入するプラスチックが急増するのではないか?」という質疑には、「汚れたプラは不燃ごみへとお願いするということはこれからも同じ。あくまで、中間処理施設で引き抜いたものをどう処理するかということであり、家庭での分別方法を変えるつもりはありません」と6月議会での答弁同様、部長が明言していましたので、これは変わることはないと思われます。

さらに、「この炉は傷むのでプラスチックは燃やせない、と市自身が行ってきたのではないか」という指摘もありましたが、市はどう答えていたのだったか…メモが取りきれていません。


「リサイクルセンター整備計画の概要」についても、配布された資料からは、現施設の状況・課題、これまでの経過、新たな施設整備の必要性等がほとんどわかりません。もちろん、質疑に答える形で説明されましたが、「読めばわかる」必要最低限の情報として記載しない理由がわかりませんし、説明資料とはそういうものではないかと思います。

リサイクルセンターを新たに整備することについては、現在のままでよいと思われる方は現場を見れば殆どいないだろうと思いますし、会場からも「騒音や臭いを考えれば結構な話」「働く人にとっても現状はよくない」といった理解する声が聞かれました。
しかし、部長が「あくまでも老朽化した施設を何とかする、なるべく早く一つのハコの中に囲みたいと考えているが、計画書を出したからこのままやるぞ、という考えにはありません」と答えながらも、委託したコンサルタント会社から2ヵ年にわたって出された「リサイクルセンター配置計画(20年3月)」と「リサイクルセンター整備計画(21年3月)」には極めて具体な内容が書かれています。

2冊の報告書


本当に「白紙の状態から議論をスターすることは難しい」程度の話なのかどうか…。結論をあらかじめ持っているのではないかと受け止められても仕方ない状況にあると感じます。

会場からは、施設整備の必要性は認めながらも、「市の財政を考えたら、緊急の課題なのかどうか」「これだけ大きいものを一度に作るのではなく、段階的に進めることは検討したのか」といった声や、「どうして秋津町だけが、市民全体のごみ全てを今後も引き受けなければならないのか?」という長年にわたって悪臭、騒音、収集車による公害に苦しむ地元の方からの切実な声もありました。
計画の概要を説明する場なのに、費用についての資料がないのも不親切でした。※

会場には、どの説明会もそうであるように、比較的高齢の方が多かったのですが、中には秋津町に住むようになって2年、3年という若い方たちの姿もありました。
「分別についての啓発活動をもっと大々的にやってください」「このような話し合いの場を、何回もやってください」「自分の問題として考えるためにも、節目節目でもっと説明会を開いてほしい」「(住民も行政も)お互いに粘り強く話し合う必要があるのではないか」といった声も出されていました。

市は「後期実験の結果が出たらまた場を持つ」と答えていましたが、やはり説明、啓発の努力がともに不足しているということは明らかではないかと感じます。
もちろん部長が答えていたように、自治会等への出前講座、スーパーや公共施設での見える分別方法の徹底活動など、所管としての努力は重ねていることは理解しているつもりです。

しかし、分別の徹底が生命線であるならば、PRを徹底する方策はまだまだ残されているのではないかと思います。
市のHP、市報を開いたら毎回目に飛び込んでくるような掲載をしてきたでしょうか?
街のあちこちで、分別の徹底がいかに重要かについて、いやでも目に入ってくるような仕掛けになっているでしょうか?

G30プランを強力に推進している中田宏横浜市長が以前「シャワーのような宣伝活動を続けている」と発言しているのを聞いたことがあります。

市が今回のプラ混焼実験を行う理由としている昨年の「容器包装プラDランク問題」では、2度にわたってPRチラシの全戸配布をした結果、その成果がきちんと表れ、直後の品質検査ではBとなり、今年1月には最高ランクのAになっています。
市長も今年3月の予算委員会で大塚議員の質疑に対して「ほとんどの市民の皆さんは、先ほども申し上げたように、ごみ減量、分別、リサイクルについて、非常に一生懸命取り組んでいただいていると理解をいたしております」と述べているように、市民も、そして中間処理をしている民間業者も、まじめに分別に取り組んでいますし、行政がさらにしっかり分別徹底の働きかけをすれば、結果は出ると思うのです。
Aランクを維持している市民に対して、「またDランクになったらどうするのか?引き取り拒否になったらどうするのか?」と言い続けることは、さながら狼少年のようで、おかしなことだとずっと考えています。

「汚れたボトルやチューブ類は絶対に容器包装プラスチック袋に入れないように」ということを徹底することに徹するべき、だと改めて思います。

「すでに可燃ゴミに12~13%のプラが混じっていますので」とも担当は発言していて、これも実態はそうなのですが、まず「可燃ごみ袋にプラは入れないように」ということをもっともっと徹底することが先なのではないでしょうか。

混焼実験を行う以前に行えること、行うべきことがまだまだあり、3か月もプラを燃やす必然性に欠ける。
説明会を終えても、その考えに変わりはありません。


※今年3月の「整備計画」の「第6章 概算事業費」には、1.本施設整備に係る建設工事費として「プラント工事費は実績のあるプラントメーカー3社から見積を入手したものについて比較検討を行った。また、土木建築工事費は建設業者(ゼネコン)に別途依頼し3社から概算見積を入試した」とした上で、A査定(プラントメーカーの平均+建設業者の平均に差定率を用いて算出)として25億4,333万1千円、B査定(プラントメーカ最低価格+建設業者最低価格に差定率を用いて算出)として23億484万5千円という数字を掲載しています。
そして、上記B査定23億500万円、工事監理費3,500万円に、既存施設解体工事費1億3,800万円を加えた24億7,800万円を全体概算事業費としています。







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【2009/06/30 23:45】 | ごみ問題・環境
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