無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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 44日間に及んだ9月議会が昨夜(17日・水)終わりました。
 最終日の昨日は、委員会に付託されていた議案や請願の各常任委員長による報告と賛否、一般会計補正予算の審議と賛否、そして新たに2つの特別委員会設置等が決まりました。

■委員会付託議案には、「西口公益施設における指定管理者の指定の手続きに関する条例」「嘱託職員退職手当支給条例の一部改正」(以上、政策総務委員会)、「有料自転車等駐輪場条例の一部改正」(環境建設委員会)、「国民健康保険条例の一部改正」の4本がありましたが、私は政策総務に付託されていた2本について討論の上、反対を表明しました。
 西口公益施設の議案についての反対討論は次の通りです。
 本条例案提出にあたり、透明性・公平性を掲げていますが、実態は明らかに異なっています。本当に競争性が確保されるのでしょうか。現段階では大いに疑問であると申し上げておきます。

 この時期の提案は、運営検討会における市民の意見があったから、としていますが、これまで検討会の傍聴を重ね、経過を示す資料のどこを読んでも、実際には市民による深い議論が行われてきたとは残念ながら言えません。
私には、庁内検討会の段階から相談に乗ってもらっていることを認めながら、公表を拒んできた事業者名をオモテに出せるようにするための既定のシナリオにしか見えません。

選定委員会の構成についても、本条例案の議論の中で、恣意性を排除するという姿勢を全く見せませんでした。メンバーの顔ぶれは、現段階で私たちにも想定できる範囲に納まるのではないですか?新たに複数名の市民を公募し、検討会のような恣意的な構成にしないよう強く求めます。

市民が最も心配している運営経費の件も利用料金の件も、もう少しお待ちいただきたい、と3年間引き延ばしを続けてきた挙句、今回の議論でも「マクロ的」などという文言を要して結局明確にはせず、税金からの持ち出し分がじりじりと増額していることだけがわかってきました。

市民にとって真に必要だからではなく、再開発ビル建設を下支えするために買取りが決められた本施設ですので、その活用の検討を押し付けられた所管には若干同情する面もありますが、ことはすべて市民の税金です。
このような不透明な形で条例を成立させることは、行政の責任逃れ、問題点の隠蔽につながると危惧しています。市民参加、協働などという看板を掲げているようですが、実態はシナリオ通り、異論を排除した出来レースを繰り返してきた西口再開発事業の体質そのものです。

指定管理者制度に関する検討会も座長は政策室次長であり、完全な内部検討です。公とは何かが問われている中で、新たな施設に指定管理者制度を導入するにあたっては、外部の専門家も交えた検討を行うとしていたはずですが、それも行われませんでした。
特定業者との関係が取りざたされたりすることのないよう、これ以上税金の無駄遣いにつながることのないよう、今後も厳しく監視を続けることを申し添え、反対の討論といたします。


 審議の結果は、自民・自治、公明、民主の賛成多数で可決です。


■嘱託職員退職手当支給条例については、今年3月議会で新設された際にも、職員の士気が高まる必要を十分に感じてはいるものの、単年度契約が前提である嘱託職員に対して退職手当を支給すること自体の法的な疑念があり、議論と説明責任が不十分であることを理由に反対に回りました。
 真面目に働いておられる嘱託職員の方が大勢いることも十分承知していますが、それでも同様の条例を制定している自治体は他にありません。
 正職員並かそれ以上に頑張っている嘱託職員がいるから実態に見合った退職手当を、と市側は答弁していましたが、心情的にはわからなくもありませんが、筋として通る話なのでしょうか?正規職員とは何か、嘱託とは、非常勤とは、そして再任用・再雇用とはなにか?という整理が必要な時期ではないかと思います。
 自らの使命を明確に感じて懸命に頑張っておられる職員も大勢います。しかし、はっきり言って、管理職としては大きな疑問符がつく職員が少なからずいることもまた事実です。

■今、好むと好まざるとにかかわらず、行政の役割が問われ、担い手の多様化も進んでいます。市役所職員が果たすべき公務の中身は変わらざるを得ません。市民の声を感じるセンサーを持たず、今まで通りのお役所仕事を今まで通りにすることしか考えない職員の居場所はなくなってくることは明らかです。
 にもかかわらず東村山市役所においては、900名を超える正規職員を含めた市職員のあり方、働き方、職責、新たな時代に果たすべき使命についての議論がほとんど行われていない中、市民感覚や他の制度との整合性などを十分に吟味することなく部分的に処遇を厚くするような制度改正が多いことが大変気になります。
 一昨年に「更年期休暇」新設が提案された時の質疑でも、なぜ全国で殆ど例がないのに導入するのか、どれだけの職員が本当に必要としているのか等がはっきりしないまま、「女性にもこれくらいの潤いを」「実際にはそんなにお金がかかることではないから」という前市長の答弁を聞いたものですから、底の浅さを感じて急きょ反対に回ったことがありました。

 今回の議案については、自民・自治、公明、民主・ネット、共産の賛成多数で可決となりましたが、役所の職員制度についての議論はもっと厳しくあるべきだと思っています。

■長くなりましたが、もう少し続けます。

 補正予算では、いくつも項目がありましたが、「目玉」は淵の森対岸緑地の取得予算でした。取得費7,371万円。うち寄付金が2,500万円、緑地保全基金からの取り崩し分が4,871万円です。 
 他にも、恩多町に12月1日に開設される認知症グループホームや、電車図書館のアスベスト除去、後期高齢者制度対応のためのシステム開発、北山小学校の水道管工事(蛇口から水を飲めるようにする)、秋水園内への粗大ゴミストックヤード新設等々の費用について審議され、草の根市民クラブ以外の賛成多数で可決となりました。


■また請願は、萩山と青葉の学童クラブ建て替えを求める請願がいずれも全会一致で採択され、公団住宅居住者の居住の安定に関する請願等も採択となりました。

■決算委員会を今までよりも前倒ししたことを来年度の予算編成につなげたいという市長の言葉がどこまで現実のものとなるのか、しっかりウォッチしてきたいと思いますし、できることを提案も含めてしていきたいと思っています。
 来月の今頃はもう12月議会の質問通告締切となるはずです。
 注目される副市長人事もきっと12月議会初日には提案されるのでしょう。準備を怠らず進めていきたいと思っています。
 
 



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 本条例案提出にあたり、透明性・公平性を掲げていますが、実態は明らかに異なっています。本当に競争性が確保されるのでしょうか。現段階では大いに疑問であると申し上げておきます。

 この時期の提案は、運営検討会における市民の意見があったから、としていますが、これまで検討会の傍聴を重ね、経過を示す資料のどこを読んでも、実際には市民による深い議論が行われてきたとは残念ながら言えません。
私には、庁内検討会の段階から相談に乗ってもらっていることを認めながら、公表を拒んできた事業者名をオモテに出せるようにするための既定のシナリオにしか見えません。

選定委員会の構成についても、本条例案の議論の中で、恣意性を排除するという姿勢を全く見せませんでした。メンバーの顔ぶれは、現段階で私たちにも想定できる範囲に納まるのではないですか?新たに複数名の市民を公募し、検討会のような恣意的な構成にしないよう強く求めます。

市民が最も心配している運営経費の件も利用料金の件も、もう少しお待ちいただきたい、と3年間引き延ばしを続けてきた挙句、今回の議論でも「マクロ的」などという文言を要して結局明確にはせず、税金からの持ち出し分がじりじりと増額していることだけがわかってきました。

市民にとって真に必要だからではなく、再開発ビル建設を下支えするために買取りが決められた本施設ですので、その活用の検討を押し付けられた所管には若干同情する面もありますが、ことはすべて市民の税金です。
このような不透明な形で条例を成立させることは、行政の責任逃れ、問題点の隠蔽につながると危惧しています。市民参加、協働などという看板を掲げているようですが、実態はシナリオ通り、異論を排除した出来レースを繰り返してきた西口再開発事業の体質そのものです。

指定管理者制度に関する検討会も座長は政策室次長であり、完全な内部検討です。公とは何かが問われている中で、新たな施設に指定管理者制度を導入するにあたっては、外部の専門家も交えた検討を行うとしていたはずですが、それも行われませんでした。
特定業者との関係が取りざたされたりすることのないよう、これ以上税金の無駄遣いにつながることのないよう、今後も厳しく監視を続けることを申し添え、反対の討論といたします。


 審議の結果は、自民・自治、公明、民主の賛成多数で可決です。


■嘱託職員退職手当支給条例については、今年3月議会で新設された際にも、職員の士気が高まる必要を十分に感じてはいるものの、単年度契約が前提である嘱託職員に対して退職手当を支給すること自体の法的な疑念があり、議論と説明責任が不十分であることを理由に反対に回りました。
 真面目に働いておられる嘱託職員の方が大勢いることも十分承知していますが、それでも同様の条例を制定している自治体は他にありません。
 正職員並かそれ以上に頑張っている嘱託職員がいるから実態に見合った退職手当を、と市側は答弁していましたが、心情的にはわからなくもありませんが、筋として通る話なのでしょうか?正規職員とは何か、嘱託とは、非常勤とは、そして再任用・再雇用とはなにか?という整理が必要な時期ではないかと思います。
 自らの使命を明確に感じて懸命に頑張っておられる職員も大勢います。しかし、はっきり言って、管理職としては大きな疑問符がつく職員が少なからずいることもまた事実です。

■今、好むと好まざるとにかかわらず、行政の役割が問われ、担い手の多様化も進んでいます。市役所職員が果たすべき公務の中身は変わらざるを得ません。市民の声を感じるセンサーを持たず、今まで通りのお役所仕事を今まで通りにすることしか考えない職員の居場所はなくなってくることは明らかです。
 にもかかわらず東村山市役所においては、900名を超える正規職員を含めた市職員のあり方、働き方、職責、新たな時代に果たすべき使命についての議論がほとんど行われていない中、市民感覚や他の制度との整合性などを十分に吟味することなく部分的に処遇を厚くするような制度改正が多いことが大変気になります。
 一昨年に「更年期休暇」新設が提案された時の質疑でも、なぜ全国で殆ど例がないのに導入するのか、どれだけの職員が本当に必要としているのか等がはっきりしないまま、「女性にもこれくらいの潤いを」「実際にはそんなにお金がかかることではないから」という前市長の答弁を聞いたものですから、底の浅さを感じて急きょ反対に回ったことがありました。

 今回の議案については、自民・自治、公明、民主・ネット、共産の賛成多数で可決となりましたが、役所の職員制度についての議論はもっと厳しくあるべきだと思っています。

■長くなりましたが、もう少し続けます。

 補正予算では、いくつも項目がありましたが、「目玉」は淵の森対岸緑地の取得予算でした。取得費7,371万円。うち寄付金が2,500万円、緑地保全基金からの取り崩し分が4,871万円です。 
 他にも、恩多町に12月1日に開設される認知症グループホームや、電車図書館のアスベスト除去、後期高齢者制度対応のためのシステム開発、北山小学校の水道管工事(蛇口から水を飲めるようにする)、秋水園内への粗大ゴミストックヤード新設等々の費用について審議され、草の根市民クラブ以外の賛成多数で可決となりました。


■また請願は、萩山と青葉の学童クラブ建て替えを求める請願がいずれも全会一致で採択され、公団住宅居住者の居住の安定に関する請願等も採択となりました。

■決算委員会を今までよりも前倒ししたことを来年度の予算編成につなげたいという市長の言葉がどこまで現実のものとなるのか、しっかりウォッチしてきたいと思いますし、できることを提案も含めてしていきたいと思っています。
 来月の今頃はもう12月議会の質問通告締切となるはずです。
 注目される副市長人事もきっと12月議会初日には提案されるのでしょう。準備を怠らず進めていきたいと思っています。
 
 



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【2007/10/18 23:57】 | 議会報告
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No title
ご夫婦仲良く…
嘱託職員として働いてる人が増えているようです。市役所のロビーにもいますが、表示を見たりしていると寄ってきて教えてくれようとしますが、よけいなお世話です。教えてやらないと自分の役割がなくなってしまうからだと同情しますが、はっきり言って気分が悪いです。どうしてもわからなければ窓口で自分で聞きますよ!玄関を入ったところにも受付がいるんだし、そこで聞けばいいでしょう?それに、聞かなければわからないほど、難しいことは少ないし、窓口で聞いてもたいして作業のじゃまにはならないと思います。
これは、ひとつの例ですが、市の職員の奥さまがいつのまにか市の嘱託で働いてることが多いです。関係ない市民に声がかかる前に市職員の身内の中から嘱託職員を埋めてしまっているのはおかしいです。
ですから、職員の身内にしっかりと退職金を出してやろうという条例なのだと思います。そう考えれば、他市に例のない条例をあえて通すというのも残念ながら納得です。

No title
てつ
御苦労さまでした!

「全国213議会が凍結、見直し要求 「後期高齢者医療」東京も〝反対〟続々 : マスコミはなぜ報道しない 」  http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/394.html

ところで、東村山市は?


ご夫婦仲良く…さんへ
佐藤まさたか
嘱託職員にも優秀な方や大変感じのよい対応をされる方も多く、大事な人材だと思っています。
けれど一方ご指摘のように、入口が縁故採用で、非常勤が常勤化した職員も少なからずいます。

60歳定年後の再任用制度も、半自動的に採用になっている状況は、退職金もないままに職を離れざるを得ない中高年が多い中で不公平感がぬぐえないと私は感じています。
公平に中高年枠として採用試験を行うべきではないかと考えています。

市職員の処遇改善を否定する気はありませんが、やはり世間の感覚に敏感でなければならないと思うのです。

てつさんへ
佐藤まさたか
こんばんは。どうもお返事が遅くてすみません。

後期高齢者医療制度については、意見書としての集約はされませんでしたが、一般質問でも決算委員会でもかなり質疑がありました。
東京都の自治体は全国平均よりもかなり負担が大きくなる恐れがあり、市長会として国や都に強く是正を申し入れることを約束していました。
持続可能な制度を、というのが謳い文句ですが、一人の命を守れないでどうするのか、という感じがします。

尚、別の話ですが、沖縄戦における教科書記述の問題については、自民・自治、公明、共産、民主・ネット、薄井市議、佐藤の提案&賛成で意見書として国に上げました。

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No title
嘱託職員として働いてる人が増えているようです。市役所のロビーにもいますが、表示を見たりしていると寄ってきて教えてくれようとしますが、よけいなお世話です。教えてやらないと自分の役割がなくなってしまうからだと同情しますが、はっきり言って気分が悪いです。どうしてもわからなければ窓口で自分で聞きますよ!玄関を入ったところにも受付がいるんだし、そこで聞けばいいでしょう?それに、聞かなければわからないほど、難しいことは少ないし、窓口で聞いてもたいして作業のじゃまにはならないと思います。
これは、ひとつの例ですが、市の職員の奥さまがいつのまにか市の嘱託で働いてることが多いです。関係ない市民に声がかかる前に市職員の身内の中から嘱託職員を埋めてしまっているのはおかしいです。
ですから、職員の身内にしっかりと退職金を出してやろうという条例なのだと思います。そう考えれば、他市に例のない条例をあえて通すというのも残念ながら納得です。
2007/10/19(Fri) 09:26 | URL  |  ご夫婦仲良く… #-[ 編集]
No title
御苦労さまでした!

「全国213議会が凍結、見直し要求 「後期高齢者医療」東京も〝反対〟続々 : マスコミはなぜ報道しない 」  http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/394.html

ところで、東村山市は?
2007/10/20(Sat) 23:36 | URL  | てつ #-[ 編集]
ご夫婦仲良く…さんへ
嘱託職員にも優秀な方や大変感じのよい対応をされる方も多く、大事な人材だと思っています。
けれど一方ご指摘のように、入口が縁故採用で、非常勤が常勤化した職員も少なからずいます。

60歳定年後の再任用制度も、半自動的に採用になっている状況は、退職金もないままに職を離れざるを得ない中高年が多い中で不公平感がぬぐえないと私は感じています。
公平に中高年枠として採用試験を行うべきではないかと考えています。

市職員の処遇改善を否定する気はありませんが、やはり世間の感覚に敏感でなければならないと思うのです。
2007/10/21(Sun) 00:17 | URL  | 佐藤まさたか #-[ 編集]
てつさんへ
こんばんは。どうもお返事が遅くてすみません。

後期高齢者医療制度については、意見書としての集約はされませんでしたが、一般質問でも決算委員会でもかなり質疑がありました。
東京都の自治体は全国平均よりもかなり負担が大きくなる恐れがあり、市長会として国や都に強く是正を申し入れることを約束していました。
持続可能な制度を、というのが謳い文句ですが、一人の命を守れないでどうするのか、という感じがします。

尚、別の話ですが、沖縄戦における教科書記述の問題については、自民・自治、公明、共産、民主・ネット、薄井市議、佐藤の提案&賛成で意見書として国に上げました。
2007/10/24(Wed) 21:07 | URL  | 佐藤まさたか #-[ 編集]
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