無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 季節外れの台風で雨足が強まる中、国分寺労政会館へ急ぎました。
 「ごみ・環境ビジョン21」主催の「容器包装削減!活動交流会2007」。
 開会の1時半には空席が目立っていた100名以上入る会場も、ほどなくいっぱいとなりました。

5社報告者の皆さん

 ハウス食品、キリンビール、味の素、ライオン、いなげやの5人の方が報告者として、それぞれの企業における3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取り組みの実際をお話くださいました。
 どの企業の報告からも、ほとんど知られていない地道な取り組みが重ねられていることがよくわかると同時に、身近な商品に「へえ~」連発のトリビア的な(ちょっと古いですが)話も多く、大変参考になりました。
味の素(株)報告

【ハウス食品の場合】
・バーモントカレーなど容器は、7層構造、レトルト食品は3層構造になっている。プラスチックだけとっても、素材毎の長所短所に応じて貼り合わせている。
・スパイスも種類(内容物の特性)によって賞味期間が大きく異なる。
・袋入りラーメンから香味オイル袋がなくなったのはリデュースの一環。
・ペットボトル製造時にでるロス分から卵パックが作られている。
・六甲のおいしい水の2Lボトルは、当初の87gから57g、49gを経て、今では45gまで軽量化されている。

【キリンビールの場合】
・ビール系飲料のうち、リターナブル容器が25.9%、ワンウェイ容器が74.1%。
・キリンビール大瓶は、605gから475gまで軽量化、胴径も1.7mmスリム化された。キリンビールだけ光沢があるのは、強度確保のためのセラミックコーティングを施しているため。
・アルミ缶は、上ぶたの口径を小さくし(そういえば上部の丸いところが小さくなっていますよね)、アルミを薄くしたことで従来品より26%の軽量化に成功した。年間2.6万トンのアルミ資源の節約となっている。
・2Lペットボトルは63gから42gまで軽量化。
・ビール瓶は3回以上リユースしないとかえってコストがかかるが、現在20回以上リユースされる優等生である。
・アルミ缶は91%以上がリサイクルされ、57%がアルミ缶として再生されているが、アルミ原料のボーキサイトから新しい地金を作るのに比べて97%もエネルギーが節約できる。

【味の素の場合】
・軽量化、薄肉化を進めており、プラボトルで20%前後、その他の包装材でも従来品よりも15%以上削減している
・調味料、食用油、インスタントコーヒーなど、詰め替え商品を推進している。
・使用後にキャップを簡単に外せるよう徹底している。
・CO2発生量削減のため、石油系ではなく植物由来材料による包装を進めている。
・環境対策に有効な商品でありながら、消費者に受け入れらなくて販売終了になったものもある。
・商品開発をするときには、必ず環境評価を行っている。

【ライオンの場合】
・洗剤などは1回の使用量を減らすことで包装材削減を繰り返し、同内容で容器の重さは76%減となっている。
・洗剤、シャンプー等、詰め替え用製品を増やしている。
・再生樹脂や古紙など、再生材料をどんどん活用するようにしている。
・植物原料活用によって、CO2削減を図っている。
・他メーカーとの共同配送などによって、物流時のCO2削減を進めている。

【いなげやの場合】 ※レジ袋削減に絞った報告
・CO2への影響が大きいのは①電気②レジ袋。まずは1万5千人の従業員全員にマイバッグを配布し、徹底を図った。
・8月から、杉並区1店舗、日野市2店舗で有料化に踏み切ったが、2か月経った今、マイバッグ持参率は平均で81%に達している。
・しかし、客足にはマイナスの影響が出ているので、行うのであれば地域一括で踏み切る必要があると思う。
・何よりも、首長の思いがどれだけ強いのか、で決まる。「本当に減らしたいのか、減らせればいいのか、どちらなのか?」
・日野市では、「環境に優しいいなげやを応援しよう」というキャンペーンが始まっていて、そうなれば他店への広がりにつながっていくのではないかと思う。


 まだまだいろいろな話があったのですが、その後質疑に入り、最後に「企業から消費者への要望はありませんか?」と司会をされていたごみかん理事の服部さんが5人の方へ水を向けました。
 皆さんが異口同音におっしゃっていたのは、「いい取り組みをしている企業を応援してほしい」ということ。司会からも「産業界に対して求める、という漠然としたものではなく、個別の企業へ働きかけたり、実際に頑張っている企業を消費者が応援することが大事だと思う」というコメント。全くその通りだと思います。

「ちょっとずつかもしれないが、新しい技術も取り入れながら、私たちメーカーも取り組みを継続していきますから、どんどん声を寄せていただきたい。」

 私たちの知らないところで、環境をテーマに日夜研究を重ねている方たちがいて、商品自体も環境面から日々改善されているという事実。
 なかなか聞けない生産・流通側の本音にふれる場を設けてくださった「ごみかん」の企画力に今回も感謝です。
スポンサーサイト


追記を閉じる▲
【ハウス食品の場合】
・バーモントカレーなど容器は、7層構造、レトルト食品は3層構造になっている。プラスチックだけとっても、素材毎の長所短所に応じて貼り合わせている。
・スパイスも種類(内容物の特性)によって賞味期間が大きく異なる。
・袋入りラーメンから香味オイル袋がなくなったのはリデュースの一環。
・ペットボトル製造時にでるロス分から卵パックが作られている。
・六甲のおいしい水の2Lボトルは、当初の87gから57g、49gを経て、今では45gまで軽量化されている。

【キリンビールの場合】
・ビール系飲料のうち、リターナブル容器が25.9%、ワンウェイ容器が74.1%。
・キリンビール大瓶は、605gから475gまで軽量化、胴径も1.7mmスリム化された。キリンビールだけ光沢があるのは、強度確保のためのセラミックコーティングを施しているため。
・アルミ缶は、上ぶたの口径を小さくし(そういえば上部の丸いところが小さくなっていますよね)、アルミを薄くしたことで従来品より26%の軽量化に成功した。年間2.6万トンのアルミ資源の節約となっている。
・2Lペットボトルは63gから42gまで軽量化。
・ビール瓶は3回以上リユースしないとかえってコストがかかるが、現在20回以上リユースされる優等生である。
・アルミ缶は91%以上がリサイクルされ、57%がアルミ缶として再生されているが、アルミ原料のボーキサイトから新しい地金を作るのに比べて97%もエネルギーが節約できる。

【味の素の場合】
・軽量化、薄肉化を進めており、プラボトルで20%前後、その他の包装材でも従来品よりも15%以上削減している
・調味料、食用油、インスタントコーヒーなど、詰め替え商品を推進している。
・使用後にキャップを簡単に外せるよう徹底している。
・CO2発生量削減のため、石油系ではなく植物由来材料による包装を進めている。
・環境対策に有効な商品でありながら、消費者に受け入れらなくて販売終了になったものもある。
・商品開発をするときには、必ず環境評価を行っている。

【ライオンの場合】
・洗剤などは1回の使用量を減らすことで包装材削減を繰り返し、同内容で容器の重さは76%減となっている。
・洗剤、シャンプー等、詰め替え用製品を増やしている。
・再生樹脂や古紙など、再生材料をどんどん活用するようにしている。
・植物原料活用によって、CO2削減を図っている。
・他メーカーとの共同配送などによって、物流時のCO2削減を進めている。

【いなげやの場合】 ※レジ袋削減に絞った報告
・CO2への影響が大きいのは①電気②レジ袋。まずは1万5千人の従業員全員にマイバッグを配布し、徹底を図った。
・8月から、杉並区1店舗、日野市2店舗で有料化に踏み切ったが、2か月経った今、マイバッグ持参率は平均で81%に達している。
・しかし、客足にはマイナスの影響が出ているので、行うのであれば地域一括で踏み切る必要があると思う。
・何よりも、首長の思いがどれだけ強いのか、で決まる。「本当に減らしたいのか、減らせればいいのか、どちらなのか?」
・日野市では、「環境に優しいいなげやを応援しよう」というキャンペーンが始まっていて、そうなれば他店への広がりにつながっていくのではないかと思う。


 まだまだいろいろな話があったのですが、その後質疑に入り、最後に「企業から消費者への要望はありませんか?」と司会をされていたごみかん理事の服部さんが5人の方へ水を向けました。
 皆さんが異口同音におっしゃっていたのは、「いい取り組みをしている企業を応援してほしい」ということ。司会からも「産業界に対して求める、という漠然としたものではなく、個別の企業へ働きかけたり、実際に頑張っている企業を消費者が応援することが大事だと思う」というコメント。全くその通りだと思います。

「ちょっとずつかもしれないが、新しい技術も取り入れながら、私たちメーカーも取り組みを継続していきますから、どんどん声を寄せていただきたい。」

 私たちの知らないところで、環境をテーマに日夜研究を重ねている方たちがいて、商品自体も環境面から日々改善されているという事実。
 なかなか聞けない生産・流通側の本音にふれる場を設けてくださった「ごみかん」の企画力に今回も感謝です。
スポンサーサイト

【2007/10/27 23:55】 | ごみ問題・環境
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。