無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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3日間の一般質問では、自分の主張、要望を来年度からの前期実施計画に優先的に位置づけてください、という、所謂おねだり質問がいつも以上に多かったように思います。「早くも来春の選挙に向けたパフォーマンス合戦なの?先が思いやられるね」とは傍聴されていた方の言葉。


月曜日、一般質問が全て終わった後、代表者会議が開かれました。

9月議会の日程案や、12月議会から予定しているネット配信のカメラ位置の提案などがあった後、公明党・山川昌子幹事長から、「議員定数削減をそろそろ提案したい」と発言がありました。


「削減を求める請願採択から2年半。正式じゃないけれど、話はしてきましたよね」とのこと。
18日の今議会最終日に、本会議即決で決めたいということなのだろうと思います。

確かに公明党会派は、前回の選挙直前の3月議会最終日になって定数削減の条例改正案を渡部議員(現市長)らとともに提案してきましたし(渡部議員が所属していた自民党を含む反対数が多く否決)、改選後に設置された「定数適正化調査特別委員会」でも主導的立場にありましたので、いずれかのタイミングで提案してくることは想定されていたことです。
特別委員会は議論が堂々巡りを繰り返した結果、委員会解散の方向で話が進んだ段階で、かつての議員経験者を代表とした「定数削減を求める請願」が提出され、20年12月議会で賛成多数で可決されました。
採決がはかられた委員会の会議録をお読みいただけると、それぞれの会派の主張がわかっていただけると思います。

私自身は当時採択に反対した際にも発言しましたが、議会自体の存在意義すら問われているという厳しい現実をまず踏まえ、東村山市議会自身が課題を明らかにして、改革の全体図を共有する作業がまずもって不可欠だと考えています。その中で改革の一つのテーマとして、定数も報酬も大いに議論し、合意形成を図っていくべきだと考えてきました。
定数だけをいじって「議会改革」とすることは今でもおかしいと思っています。
また、自分自身のその後の学びの中から、定数や報酬は特に関心の強いテーマであるだけに、市民の見えるところで議論するべきであるし、改めて「議員の仕事、役割とは何か」についてオープンに考え合う場、議論する場をまず作らなければならない、と考えています。
議会基本条例策定を真剣に議論することを最優先にしたい、と思うのです。

また、数を減らす一方で、東村山市議会の議員報酬は同規模の議会に比べて低い、という議員の発言を聞くと、削減後に、実は一人あたりの報酬引き上げを考えているのではないだろうか?と勘ぐりたくなる面もあります。

それでは、何の意味もありません。

さらに、経費削減、議会も血を流せ!と言うのであれば、少なければ少ないほどいいはずですが、自分たちの会派が現有数を下回るほどの削減は考えていない、ということもうすうす感じるのです。

定数削減こそが議会改革だという人たちもいますが、効果は一人削ったところで年間1,000万円に満たない額。議会費が市の一般会計全体に占める割合は、恒常的に0.6~0.7%。
年間1,000万円でも本当に無駄であれば削らなければなりませんし、そこを削ればなんとなく溜飲が下がる、という声も少なくない時代。
定数削減が来春の選挙に向けた「踏み絵」に使われることも明らかでしょう。

次回の代表者会が11日(金)昼頃と決まり、そこで初めて「削減数」が提案されるのだろうと思われます。

これに対して共産党の田中富造代表は、「経費削減を理由にするのであれば、対案として、ボーナス時の役職加算廃止を提案したい」と切り返しました。
私も、「対抗手段」という意味ではありませんが、役職加算廃止を正式に提案しました。

「削減を求める請願」は、2年半前に賛成多数で採択されましたが、その後、公開の場で「定数」について議論したことはありません。
今回の「議員提出議案を提案したい」という山川幹事長の発言が正式なスタートということになります。

削減の目的は何か。いくつ減らすのか。その理由は何か。
最低限、議会として公開で議論しなければならないことがありそうです。

報酬削減である「役職加算廃止」についても、即断即決できる問題ではないだろうと思います。

状況について、逐一報告をしていきたいと思っています。


法律が変わり、人口規模で「法定数」が定められていた議員定数の上限もなくなります(東村山市議会は34名)。
現在の26名は多いですか?少ないですか?
それはなぜですか?

10月に開かれる今年の「全国市議会議長会研究フォーラムin大分」のメインテーマも、まさに「定数・報酬はどうあるべきか」です。

ぜひ忌憚のないご意見をお寄せいただけたら幸いです。




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「削減を求める請願採択から2年半。正式じゃないけれど、話はしてきましたよね」とのこと。
18日の今議会最終日に、本会議即決で決めたいということなのだろうと思います。

確かに公明党会派は、前回の選挙直前の3月議会最終日になって定数削減の条例改正案を渡部議員(現市長)らとともに提案してきましたし(渡部議員が所属していた自民党を含む反対数が多く否決)、改選後に設置された「定数適正化調査特別委員会」でも主導的立場にありましたので、いずれかのタイミングで提案してくることは想定されていたことです。
特別委員会は議論が堂々巡りを繰り返した結果、委員会解散の方向で話が進んだ段階で、かつての議員経験者を代表とした「定数削減を求める請願」が提出され、20年12月議会で賛成多数で可決されました。
採決がはかられた委員会の会議録をお読みいただけると、それぞれの会派の主張がわかっていただけると思います。

私自身は当時採択に反対した際にも発言しましたが、議会自体の存在意義すら問われているという厳しい現実をまず踏まえ、東村山市議会自身が課題を明らかにして、改革の全体図を共有する作業がまずもって不可欠だと考えています。その中で改革の一つのテーマとして、定数も報酬も大いに議論し、合意形成を図っていくべきだと考えてきました。
定数だけをいじって「議会改革」とすることは今でもおかしいと思っています。
また、自分自身のその後の学びの中から、定数や報酬は特に関心の強いテーマであるだけに、市民の見えるところで議論するべきであるし、改めて「議員の仕事、役割とは何か」についてオープンに考え合う場、議論する場をまず作らなければならない、と考えています。
議会基本条例策定を真剣に議論することを最優先にしたい、と思うのです。

また、数を減らす一方で、東村山市議会の議員報酬は同規模の議会に比べて低い、という議員の発言を聞くと、削減後に、実は一人あたりの報酬引き上げを考えているのではないだろうか?と勘ぐりたくなる面もあります。

それでは、何の意味もありません。

さらに、経費削減、議会も血を流せ!と言うのであれば、少なければ少ないほどいいはずですが、自分たちの会派が現有数を下回るほどの削減は考えていない、ということもうすうす感じるのです。

定数削減こそが議会改革だという人たちもいますが、効果は一人削ったところで年間1,000万円に満たない額。議会費が市の一般会計全体に占める割合は、恒常的に0.6~0.7%。
年間1,000万円でも本当に無駄であれば削らなければなりませんし、そこを削ればなんとなく溜飲が下がる、という声も少なくない時代。
定数削減が来春の選挙に向けた「踏み絵」に使われることも明らかでしょう。

次回の代表者会が11日(金)昼頃と決まり、そこで初めて「削減数」が提案されるのだろうと思われます。

これに対して共産党の田中富造代表は、「経費削減を理由にするのであれば、対案として、ボーナス時の役職加算廃止を提案したい」と切り返しました。
私も、「対抗手段」という意味ではありませんが、役職加算廃止を正式に提案しました。

「削減を求める請願」は、2年半前に賛成多数で採択されましたが、その後、公開の場で「定数」について議論したことはありません。
今回の「議員提出議案を提案したい」という山川幹事長の発言が正式なスタートということになります。

削減の目的は何か。いくつ減らすのか。その理由は何か。
最低限、議会として公開で議論しなければならないことがありそうです。

報酬削減である「役職加算廃止」についても、即断即決できる問題ではないだろうと思います。

状況について、逐一報告をしていきたいと思っています。


法律が変わり、人口規模で「法定数」が定められていた議員定数の上限もなくなります(東村山市議会は34名)。
現在の26名は多いですか?少ないですか?
それはなぜですか?

10月に開かれる今年の「全国市議会議長会研究フォーラムin大分」のメインテーマも、まさに「定数・報酬はどうあるべきか」です。

ぜひ忌憚のないご意見をお寄せいただけたら幸いです。




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【2010/06/09 21:45】 | 変えよう!議会
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No title
杉山真大
ちょっと、同規模の市で調べてみたんですけど・・・・・

東村山 151,283÷26=5,819
武蔵野 140,039÷25=5,602
多摩  150,273÷26=5,780

取り立てて、多過ぎるとは思えないんですよね。削減・削減って口にしているなら、まず市長や市幹部が地域のお偉方と審議会とか非公式で会合してたりするとかも、同様に俎上に挙げないと。

そもそも
たまこ
今の定数が決まったいきさつも知りたいですね。

Re: No title
佐藤まさたか
杉山真大さま

お返事遅くなって大変申し訳ありません。
コメント&データ、ありがとうございました。

同規模の自治体を参考に客観的に見れば、特段少なくもないが、決して多いわけではない、というところですよね。
立川市(人口約17万人)は30名でしたが、現在行っている選挙から28名に2減しています。
また、17万5千人の日野市が今年2月の選挙から24名にした、というのが近いところではあります。
東村山市議会は、人口は増加の一途をたどる中、定数は30⇒28(1986年)⇒27(1994年)⇒26(2002年)と減らしてきました。1994年の議事録を見ると、提案者側が削減する根拠として「住民5,000人に議員1名は守られる」という基準を示していることも興味深い事実だと思っています。(現在の人口は15万3,000人。5,000で割れば30名ということになります)

また、今回の提案理由には「行財政改革の一環として議員定数を削減する」とあります。これまでの議事録を見てみても、いつもそうだったことがわかります。
コストカットを目的とするなら、10名でも15名でも削った提案をなさればいいと思いますが、それはそれで決してなさらない、というところもミソだと思っています。

多摩市議会の出前委員会を傍聴にうかがった際、市民からはもちろん「多すぎる」「高すぎる」という声も出ていましたが、同時に「一人一人が一生懸命働くレベルの高い議員になるべき」「議会として機能を高めるためにもっと働くことを優先すべき」といった声も多く、多摩市議会として議会の「見える化」に徹底的に取り組むことになった、と聞きました。「減らす」こと自体は簡単ですが、多摩市議会は議会全体としての力量を上げることに舵を切った、ということだと理解しています。

いずれにしても、大いに議論することを通じて、市民にとっての最適・最善を議会として考えなければならないと思います。


Re: そもそも
佐藤まさたか
たまこさん
コメントありがとうございます。

現在の26名と決めたのは、私はまだいない、前々回市議選の前です。

28名を27名としたのは平成6年12月22日で、この日の議事録を読むと、渡部議員(現市長)が「うるさい、黙って聞け」と途中で怒りながら討論していたり、提案者の公明党議員が「5,000人に1人の議員という割合が現時点では妥当である」と答弁していたり…。
27名を26名とした平成14年12月20日には、議員定数条例のほかに「矢野穂積議員に猛省を促す決議」なんていうのが最後に可決されていたり…。
なんだか時代を感じます。

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この記事へのコメント
No title
ちょっと、同規模の市で調べてみたんですけど・・・・・

東村山 151,283÷26=5,819
武蔵野 140,039÷25=5,602
多摩  150,273÷26=5,780

取り立てて、多過ぎるとは思えないんですよね。削減・削減って口にしているなら、まず市長や市幹部が地域のお偉方と審議会とか非公式で会合してたりするとかも、同様に俎上に挙げないと。
2010/06/09(Wed) 22:37 | URL  | 杉山真大 #5oClqcV.[ 編集]
そもそも
今の定数が決まったいきさつも知りたいですね。
2010/06/14(Mon) 23:09 | URL  | たまこ #-[ 編集]
Re: No title
杉山真大さま

お返事遅くなって大変申し訳ありません。
コメント&データ、ありがとうございました。

同規模の自治体を参考に客観的に見れば、特段少なくもないが、決して多いわけではない、というところですよね。
立川市(人口約17万人)は30名でしたが、現在行っている選挙から28名に2減しています。
また、17万5千人の日野市が今年2月の選挙から24名にした、というのが近いところではあります。
東村山市議会は、人口は増加の一途をたどる中、定数は30⇒28(1986年)⇒27(1994年)⇒26(2002年)と減らしてきました。1994年の議事録を見ると、提案者側が削減する根拠として「住民5,000人に議員1名は守られる」という基準を示していることも興味深い事実だと思っています。(現在の人口は15万3,000人。5,000で割れば30名ということになります)

また、今回の提案理由には「行財政改革の一環として議員定数を削減する」とあります。これまでの議事録を見てみても、いつもそうだったことがわかります。
コストカットを目的とするなら、10名でも15名でも削った提案をなさればいいと思いますが、それはそれで決してなさらない、というところもミソだと思っています。

多摩市議会の出前委員会を傍聴にうかがった際、市民からはもちろん「多すぎる」「高すぎる」という声も出ていましたが、同時に「一人一人が一生懸命働くレベルの高い議員になるべき」「議会として機能を高めるためにもっと働くことを優先すべき」といった声も多く、多摩市議会として議会の「見える化」に徹底的に取り組むことになった、と聞きました。「減らす」こと自体は簡単ですが、多摩市議会は議会全体としての力量を上げることに舵を切った、ということだと理解しています。

いずれにしても、大いに議論することを通じて、市民にとっての最適・最善を議会として考えなければならないと思います。
2010/06/17(Thu) 12:16 | URL  | 佐藤まさたか #-[ 編集]
Re: そもそも
たまこさん
コメントありがとうございます。

現在の26名と決めたのは、私はまだいない、前々回市議選の前です。

28名を27名としたのは平成6年12月22日で、この日の議事録を読むと、渡部議員(現市長)が「うるさい、黙って聞け」と途中で怒りながら討論していたり、提案者の公明党議員が「5,000人に1人の議員という割合が現時点では妥当である」と答弁していたり…。
27名を26名とした平成14年12月20日には、議員定数条例のほかに「矢野穂積議員に猛省を促す決議」なんていうのが最後に可決されていたり…。
なんだか時代を感じます。
2010/06/17(Thu) 12:26 | URL  | 佐藤まさたか #-[ 編集]
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