無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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市では現在、「東村山市公共交通を考える会」の市民委員を公募しています。
くわしくはコチラをご覧ください。

グリーンバス(市HPより)

東村山駅東口から新秋津駅の間に東村山市のコミュニティバス「グリーンバス」が走り始めて7年がたちました。
ワンコイン(100円運賃)で運行されているバスは、その後、20年2月から諏訪町循環と久米川町循環ルートが加わりましたが、「うちの町にも」と新規路線を求める声は少なくありません。
市の計画上は、今年度中に1路線開設が謳われていましたが、全体の構想を練り直す必要があるとして繰り延べになっています。





議会でも会派を超えて扱われる回数の多いテーマで、請願が議論された経過もあります。
ただ、以前は「うちの地域にも新路線を」と自分の地域への引っ張り合いのような質問をする議員が多かったのに比べ、最近は全体のバランスや路線の組み換えを求める声が増えていて、私自身も適切な方向だと考えています。

20年度決算から、「グリーンバス」の現実を見ていきましょう。
土木費の「都市計画総務費」に位置づけられる「コミュニティバス運行事業費」。
20年度の支出額4,488万6,299円のうち、「負担金補助及び交付金」つまり事業者への補助金は4,405万4,199円(全体の98.14%)となっています。

21年9月16日の決算委員会のやり取り(抜粋)を交えながら見てみましょう。


○熊木委員
収支のバランスはどのようになっていますか。一般質問でもコミバスの収支計算書の数値確認ということで説明があったんですけれども、よくわからなかった部分もあるので。


△中村道路・交通課長
収支のバランスですが、運送収入として、全路線合わせて4,210万8,100円(A)、経費として8,666万2,491円となります(B)。バス事業者への赤字補てん分としての補助金は4,405万4,199円(B-A)となります。



さらにその額が予算よりも1,000万円以上増えてしまったことについては…

○保延委員
コミュニティバスの運行事業費、当初予算で3,500万円、決算では4,480万円、この増加分の内容を伺います。


△中村道路・交通課長
増加分でございますが、諏訪町循環での当初収入見込みの落ち込みによるものです。これは病院の無料送迎バス延長に伴います運行収入、利用者増が見込めなかったもので、当初予算に対しまして、約1,000万円の運送収入が減になったもので、この部分の赤字補てん分が増加したものでございます。



では、実際にどれほどの方が利用し、運行にどれほどの経費がかかっているのか、については…

○佐藤委員
4路線の平均乗車密度は幾つか、路線ごとの運行収入は幾らか、また100円の運賃に対して、運行経費は乗客1人当たり幾らかかっている計算になるのか。


△中村道路・交通課長
3路線4系統の平均乗車密度は、39.4%です。

路線ごとの運行収入ですが、平成20年度におきましては、東村山駅・新秋津駅シャトルの現金収入が1,366万8,300円、久米川町循環の現金収入が233万6,306円、諏訪町循環の現金収入が252万794円、東村山駅・多摩北部医療センターシャトルの現金収入が696万5,700円、そのほか回数券の売り上げが3路線4系統合わせまして1,661万7,000円、運行収入合計4,210万8,100円です。

運行経費において、乗客1人当たりのコストですが、全路線では1人当たり約200円。
路線別では、東村山駅・新秋津駅シャトルでは、1人当たり約165円の経費となります。久米川町循環、諏訪町循環では1人当たり約325円の経費となります。それから、東村山駅・多摩北部医療センターでは、1人当たり約181円の経費となります。



「事務事業報告書」と「主要な施策の成果の概要」からもう少し細かく見てみましょう。

4,405万4,199円の補助金のうち、新秋津・久米川循環・諏訪町循環の3路線を走らせている「西武バス」には3,549万6,000円、新秋津1路線の「銀河鉄道」には855万9,000円。
利用者数は、総合計で43万1,872人。内訳は、新秋津路線(2社合計)が34万8,488人、久米川町循環は4万474人、諏訪町循環は4万2,910人でした。

乗車率は平均で39.4%と答えられてしまいましたが、現実には久米川町、諏訪町は時間帯によってはガラガラで、同じ手法で各地域へ路線を拡大していくことは現実的ではないと思われます。

担当する市交通課では、数年前から交通不便地域の割り出し作業をはじめとする新路線検討を続けており、一方で総合計画ワークショップでは9つある鉄道駅や公共施設を有機的に結ぶ路線のあり方なども提案されてきました。

今回の「東村山市公共交通を考える会」は、10名の委員で構成され、行政、バス事業者、有識者、警察、許認可権者といった顔ぶれに、公募市民4名が入る形のようです。
市内の公共交通の実情と今後の全体のあり方について、各種データをもとに幅広い立場から議論され、多くの市民が利用しやすいグリーンバス路線の再編成が実現することを期待したいところです。

委員の募集は14日(水)までとなっています。
ぜひご検討ください。


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議会でも会派を超えて扱われる回数の多いテーマで、請願が議論された経過もあります。
ただ、以前は「うちの地域にも新路線を」と自分の地域への引っ張り合いのような質問をする議員が多かったのに比べ、最近は全体のバランスや路線の組み換えを求める声が増えていて、私自身も適切な方向だと考えています。

20年度決算から、「グリーンバス」の現実を見ていきましょう。
土木費の「都市計画総務費」に位置づけられる「コミュニティバス運行事業費」。
20年度の支出額4,488万6,299円のうち、「負担金補助及び交付金」つまり事業者への補助金は4,405万4,199円(全体の98.14%)となっています。

21年9月16日の決算委員会のやり取り(抜粋)を交えながら見てみましょう。


○熊木委員
収支のバランスはどのようになっていますか。一般質問でもコミバスの収支計算書の数値確認ということで説明があったんですけれども、よくわからなかった部分もあるので。


△中村道路・交通課長
収支のバランスですが、運送収入として、全路線合わせて4,210万8,100円(A)、経費として8,666万2,491円となります(B)。バス事業者への赤字補てん分としての補助金は4,405万4,199円(B-A)となります。



さらにその額が予算よりも1,000万円以上増えてしまったことについては…

○保延委員
コミュニティバスの運行事業費、当初予算で3,500万円、決算では4,480万円、この増加分の内容を伺います。


△中村道路・交通課長
増加分でございますが、諏訪町循環での当初収入見込みの落ち込みによるものです。これは病院の無料送迎バス延長に伴います運行収入、利用者増が見込めなかったもので、当初予算に対しまして、約1,000万円の運送収入が減になったもので、この部分の赤字補てん分が増加したものでございます。



では、実際にどれほどの方が利用し、運行にどれほどの経費がかかっているのか、については…

○佐藤委員
4路線の平均乗車密度は幾つか、路線ごとの運行収入は幾らか、また100円の運賃に対して、運行経費は乗客1人当たり幾らかかっている計算になるのか。


△中村道路・交通課長
3路線4系統の平均乗車密度は、39.4%です。

路線ごとの運行収入ですが、平成20年度におきましては、東村山駅・新秋津駅シャトルの現金収入が1,366万8,300円、久米川町循環の現金収入が233万6,306円、諏訪町循環の現金収入が252万794円、東村山駅・多摩北部医療センターシャトルの現金収入が696万5,700円、そのほか回数券の売り上げが3路線4系統合わせまして1,661万7,000円、運行収入合計4,210万8,100円です。

運行経費において、乗客1人当たりのコストですが、全路線では1人当たり約200円。
路線別では、東村山駅・新秋津駅シャトルでは、1人当たり約165円の経費となります。久米川町循環、諏訪町循環では1人当たり約325円の経費となります。それから、東村山駅・多摩北部医療センターでは、1人当たり約181円の経費となります。



「事務事業報告書」と「主要な施策の成果の概要」からもう少し細かく見てみましょう。

4,405万4,199円の補助金のうち、新秋津・久米川循環・諏訪町循環の3路線を走らせている「西武バス」には3,549万6,000円、新秋津1路線の「銀河鉄道」には855万9,000円。
利用者数は、総合計で43万1,872人。内訳は、新秋津路線(2社合計)が34万8,488人、久米川町循環は4万474人、諏訪町循環は4万2,910人でした。

乗車率は平均で39.4%と答えられてしまいましたが、現実には久米川町、諏訪町は時間帯によってはガラガラで、同じ手法で各地域へ路線を拡大していくことは現実的ではないと思われます。

担当する市交通課では、数年前から交通不便地域の割り出し作業をはじめとする新路線検討を続けており、一方で総合計画ワークショップでは9つある鉄道駅や公共施設を有機的に結ぶ路線のあり方なども提案されてきました。

今回の「東村山市公共交通を考える会」は、10名の委員で構成され、行政、バス事業者、有識者、警察、許認可権者といった顔ぶれに、公募市民4名が入る形のようです。
市内の公共交通の実情と今後の全体のあり方について、各種データをもとに幅広い立場から議論され、多くの市民が利用しやすいグリーンバス路線の再編成が実現することを期待したいところです。

委員の募集は14日(水)までとなっています。
ぜひご検討ください。


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【2010/07/09 23:10】 | まちづくり・都市計画・防災
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