無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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角ビンタワー


次回の「リサイクルセンター計画に関する調査特別委員会」は23日(金)午前10時から開かれますが、最大の課題は「秋水園に持ち込む品目を一つでも減らすこと」だというのが現在の私の結論です。これについては、鈴木副議長も同様の見解を自らのブログ(7月2日記事)で次のように示しておられます。

「長年、秋水園周辺に住む住民にとってはごみ搬入車輛に伴う交通安全問題や排気ガス問題、そして処理に伴う騒音・臭気などの課題は市民検討委員会も議会の議員も共通の認識に立っているはずである。
であれば、何を議論しなくてはいけないのか。
それはいかに秋津住民の負担を軽減するかに尽きるはずである。
そして、その方法はどのようにしてごみを減量するか、減量を実施し如何に搬入車輛を減らすのか、本当に秋水園だけでしか処理できないのか等、これらの問題を一つ一つ整理し、最後にこのリサイクル計画の規模、金額が妥当なのかどうかを判断すればいいのである。再整備に関しては市民検討委員会も理解しているのだから。
今回のリサイクルセンター計画そのものは議会の議決事項ではないが、建設費を含む予算はあくまでも議会の議決事項である。議会として調査、議論をし、議案審査ではないがどこかの場面で一定の集約をしなければならないだろう。」





1品目でも多く、秋水園ではないところで扱えないか。
そして、「常識」「前提」としてしまっていることこそ疑ってかかるべきではないか。

そんな思いであちこちへ出向き、調査を進めておりまして…。

今日はそんな中から、ちょっと、いや、かなりビックリしたビンの話です。

東村山市では、ビンは週1回の拠点回収方式をとっていて、プラスチックのコンテナに各家庭から出されたビンは秋水園に集められ、そこから「生きビン=リターナブルビン」とされている品目を抜き取って、残りのビンを3色に色分けし、機械で破砕してカレット状にしています。




ビン選別場

カレットのストックヤード(茶色と緑色)

カレットのストックヤード2(それ以外の色)


カレットになったガラスは、容器包装リサイクル協会の入札で決定された業者(現在は2業者)がこまめに回収に来て、再生工場へ運ばれて再びビンとして流通をしています。

一方、生きビン=リターナブルビンとして分けられたビンは、銘柄ごとに集められ、一升ビンやビール瓶、焼酎や日本酒の四号ビンは指定のケースに、それ以外のビンは後生大事に結束され積み上げられます。

記事トップに掲載した角ビンの写真も、こちらの焼酎やワインもそういうことです。

焼酎ビン

赤玉ポートワイン

そして一定量が集まると、入札で決まった「生きビン業者」が回収に来て市から直接買い上げる、という仕組みになっています。

先日お邪魔した調布市のビン業者の倉庫の様子がコチラ。
秋水園に積み上げてあった赤玉ポートワインもありました!

生きびん事業者倉庫

ビン業者倉庫の赤玉ポートワイン

こうしてビンはリユースされているのだな。エコだな。

と思っていたのですが…。

中身を作っているメーカー。つまりサントリーやニッカ(現在はアサヒ)、キリン、宝酒造、コカコーラ等のお客様相談室に念のために電話で尋ねてみると…。

なんと、「ウイスキーでリユースビンを使って生産している事実は全くありません」という回答が返ってきたではありませんか。

最近やめたのですか?と尋ねてみると、20年ほど勤めているという社員の方が「私の知る範囲ではありません」とのこと。

生きビンは、結局どこへ行ってしまうのでしょう?


まだ確認中のところもあるのですが、現段階で実際にリユースされていることがはっきりしているビンは、牛乳、ビール、日本酒(一升瓶と四号ビン)、200ml程度のビン入り清涼飲料水(コーラやサイダー、オレンジジュース、ウーロン茶など、冠婚葬祭などでニーズがある)であり、それ以外は結局どこかの段階で砕かれ、溶かされ、再生されているようなのです。

尚、全国組織である「ガラスびんリサイクル促進協議会」のHPからもいろいろなことがわかります。



生きビンを保管しておくには広大なスペースが必要で、現在は屋外に積み上げてあるわけですが、新たな施設計画ではそれを屋内に予定しています。
結局どこかの段階かでカレット化されてしまうものをわざわざ積んで置くための場所が本当に必要なのか、ということにならないでしょうか。

それに、生きビンとして生かされて(活かされて)いるという前提で、対象ビンを引き抜き、並べ、縛り、積み上げておくという一連の作業も不要ということになります。

隣の小平市では、一升瓶すらカレット化することに変更したとのこと。

生きビン=リターナブルビンとして再利用された方が、カレットから新たにビンを作るよりも環境負荷が小さいことは事実だと思いますし、何より「モノを大切にする」という観点から望ましいとは現段階でも思うのです。
しかし、たとえば東村山で集められた一升瓶は、溜めるだけ溜めて、酒どころの灘や東北まで運んでいます。
ビンをビンのまま遠方まで輸送するためのトレーラーなどによる環境負荷にも目を向けないわけにはいかないように思います。

輸送コストを考えて、ビンの薄肉化もどんどん進んでいます。ということは、リユースではなくてワンウェイが前提ということ。

イメージだけで考えてはいけない。
事実をちゃんと調べなければいけない。
改めてそう思いながら調査を続けています。

もしこれを読んで関心のある方は、ご自分の市の「生きビン」がどうなっているのか、調べてみてはいただけないでしょうか。
リポート、お返事、お待ちしています。

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1品目でも多く、秋水園ではないところで扱えないか。
そして、「常識」「前提」としてしまっていることこそ疑ってかかるべきではないか。

そんな思いであちこちへ出向き、調査を進めておりまして…。

今日はそんな中から、ちょっと、いや、かなりビックリしたビンの話です。

東村山市では、ビンは週1回の拠点回収方式をとっていて、プラスチックのコンテナに各家庭から出されたビンは秋水園に集められ、そこから「生きビン=リターナブルビン」とされている品目を抜き取って、残りのビンを3色に色分けし、機械で破砕してカレット状にしています。




ビン選別場

カレットのストックヤード(茶色と緑色)

カレットのストックヤード2(それ以外の色)


カレットになったガラスは、容器包装リサイクル協会の入札で決定された業者(現在は2業者)がこまめに回収に来て、再生工場へ運ばれて再びビンとして流通をしています。

一方、生きビン=リターナブルビンとして分けられたビンは、銘柄ごとに集められ、一升ビンやビール瓶、焼酎や日本酒の四号ビンは指定のケースに、それ以外のビンは後生大事に結束され積み上げられます。

記事トップに掲載した角ビンの写真も、こちらの焼酎やワインもそういうことです。

焼酎ビン

赤玉ポートワイン

そして一定量が集まると、入札で決まった「生きビン業者」が回収に来て市から直接買い上げる、という仕組みになっています。

先日お邪魔した調布市のビン業者の倉庫の様子がコチラ。
秋水園に積み上げてあった赤玉ポートワインもありました!

生きびん事業者倉庫

ビン業者倉庫の赤玉ポートワイン

こうしてビンはリユースされているのだな。エコだな。

と思っていたのですが…。

中身を作っているメーカー。つまりサントリーやニッカ(現在はアサヒ)、キリン、宝酒造、コカコーラ等のお客様相談室に念のために電話で尋ねてみると…。

なんと、「ウイスキーでリユースビンを使って生産している事実は全くありません」という回答が返ってきたではありませんか。

最近やめたのですか?と尋ねてみると、20年ほど勤めているという社員の方が「私の知る範囲ではありません」とのこと。

生きビンは、結局どこへ行ってしまうのでしょう?


まだ確認中のところもあるのですが、現段階で実際にリユースされていることがはっきりしているビンは、牛乳、ビール、日本酒(一升瓶と四号ビン)、200ml程度のビン入り清涼飲料水(コーラやサイダー、オレンジジュース、ウーロン茶など、冠婚葬祭などでニーズがある)であり、それ以外は結局どこかの段階で砕かれ、溶かされ、再生されているようなのです。

尚、全国組織である「ガラスびんリサイクル促進協議会」のHPからもいろいろなことがわかります。



生きビンを保管しておくには広大なスペースが必要で、現在は屋外に積み上げてあるわけですが、新たな施設計画ではそれを屋内に予定しています。
結局どこかの段階かでカレット化されてしまうものをわざわざ積んで置くための場所が本当に必要なのか、ということにならないでしょうか。

それに、生きビンとして生かされて(活かされて)いるという前提で、対象ビンを引き抜き、並べ、縛り、積み上げておくという一連の作業も不要ということになります。

隣の小平市では、一升瓶すらカレット化することに変更したとのこと。

生きビン=リターナブルビンとして再利用された方が、カレットから新たにビンを作るよりも環境負荷が小さいことは事実だと思いますし、何より「モノを大切にする」という観点から望ましいとは現段階でも思うのです。
しかし、たとえば東村山で集められた一升瓶は、溜めるだけ溜めて、酒どころの灘や東北まで運んでいます。
ビンをビンのまま遠方まで輸送するためのトレーラーなどによる環境負荷にも目を向けないわけにはいかないように思います。

輸送コストを考えて、ビンの薄肉化もどんどん進んでいます。ということは、リユースではなくてワンウェイが前提ということ。

イメージだけで考えてはいけない。
事実をちゃんと調べなければいけない。
改めてそう思いながら調査を続けています。

もしこれを読んで関心のある方は、ご自分の市の「生きビン」がどうなっているのか、調べてみてはいただけないでしょうか。
リポート、お返事、お待ちしています。

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【2010/07/20 09:00】 | リサイクルセンター問題
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