無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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どすこい3

10日・11日の2日間にわたって開かれた「全国学童保育研究集会in東京」には、北海道から沖縄までほぼすべての都道府県から4,951人もの方が参加されていて、その熱気には本当に圧倒されました。(全国学童保育連絡協議会主催)
三多摩学童保育連絡協議会が主催する三多摩フォーラムもそうですが、学童の集まりの最も大きな特徴は、現場で働く指導員と保護者とがともに参加して作り上げていることだろうと思います。
初日は歓迎行事と松崎運之助さん(元夜間中学教師)による記念講演、2日目は28も用意された分科会で缶詰になりましたが、いずれも指導員と保護者とが一緒になって学び、考えあい、意見を交わし、思いをぶつけ合っている姿に、心動かされました。

どすこい

どすこい2

保育園と違って、学童保育には法的な基準がいまだにありません。法制度上の位置づけが明確化されたのも1997年の児童福祉法改正時ですから、わずか10年前のこと。
※児童福祉法第6条の2「この法律で、放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学しているおおむね10歳未満の児童であつて、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、政令で定める基準に従い、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう。」

それだけに、極めて厳しい条件の中で日々働いている指導員の皆さんも多く、同じ学童指導員といっても自治体直営の正規職員、嘱託職員、非常勤、アルバイト、社会福祉法人の職員、民間会社の職員、自主学童のスタッフ等々、身分も処遇もまちまちなのです。
そこにもってきて、学童クラブ対象以外のすべての子ども達の放課後対策を求める声に応えるために、「全児童対策事業」あるいは「放課後子どもプラン」といった文部科学省主導の事業が進み始めていることや、自治体リストラの一環としての民営化の流れなどを受けて、多くの自治体で「混乱」が続いている状況と言えます。

東村山市には16の学童クラブがあり、1小学校区1学童クラブ、職員体制も必ず正規職員が配置されていることを考えると、相対的にはかなり恵まれていると言えるだろうと思います。
しかし、80名、90名を超えるクラブが続出し、施設面でも厳しいところが多く、課題は山積みです。萩山と青葉から提出された「建て替えを求める請願」は9月議会で全会一致で採択されましたが、子ども達にとっての最善とは程遠い状況であることは確かです。

今回の研究集会に東村山のお母さんお父さんの姿は大勢ありましたし、学童保育連合会の皆さんはスタッフとして支えておられましたが、職員の皆さんの参加はあったのでしょうか?そのことが大変気になっていました。
一人でも参加されていたことを祈るばかりですが、自分達の処遇に危機が迫っていないからといって他人事ととらえていたりしないでしょうか?

私自身、9年前に半年ほどの間、日野市で学童の臨時フリー職員として8箇所ほどの学童で仕事をしていたことがあり、直後には娘の親として父母会活動に携わっていましたが、親として大人として実に多くのことを学ばせてもらった忘れられない場です。
今回の研究集会もそうでしたが、学童クラブとは、仲間から、指導員から、支えられ、励ましあって、また明日も頑張ろうと思える場。条件は十分に揃っていないかもしれないけれど、子どもを真ん中に、大人たちがともに頑張る。そんな実践がなにより大切な場なのだと感じます。
そういう意味で、1日目の国技館で特別報告をしたADHDと診断された我が子を持つ日野市のお母さんの話は圧巻でした。

私が参加した分科会は、明星大学の垣内國光先生が講師を務めてくださいましたが、会場の教室はぎっしり。9時半から16時まで、学童クラブが持つ値打ちを改めてみんなで確認し、安易な水準の引き下げをどう阻止するのか、保育の質をどう守り向上させてのか、といった点で多くの意見が交わされました。

最後に垣内先生からこんなメッセージが参加者に対して発せられました。
親の皆さんへ…子育ての主権者は親です。学童を利用する権利、そして運営に参加して共同する権利を堂々と行使してほしい。親と指導員はまさしくパートナーですから。
指導員の皆さんへ…子どもたちをめぐって様々な問題があり、苦しくて大変な時だからこそ、徹底して子ども達に、そして親に寄り添ってみましょう。深く見ること、深く観察することの中から、必ず糸口が見えてきます。


※松崎運之助 「夜間中学があります」 「ハッピーアワー」
※垣内國光「民営化で保育園がよくなるの?」
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保育園と違って、学童保育には法的な基準がいまだにありません。法制度上の位置づけが明確化されたのも1997年の児童福祉法改正時ですから、わずか10年前のこと。
※児童福祉法第6条の2「この法律で、放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学しているおおむね10歳未満の児童であつて、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、政令で定める基準に従い、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう。」

それだけに、極めて厳しい条件の中で日々働いている指導員の皆さんも多く、同じ学童指導員といっても自治体直営の正規職員、嘱託職員、非常勤、アルバイト、社会福祉法人の職員、民間会社の職員、自主学童のスタッフ等々、身分も処遇もまちまちなのです。
そこにもってきて、学童クラブ対象以外のすべての子ども達の放課後対策を求める声に応えるために、「全児童対策事業」あるいは「放課後子どもプラン」といった文部科学省主導の事業が進み始めていることや、自治体リストラの一環としての民営化の流れなどを受けて、多くの自治体で「混乱」が続いている状況と言えます。

東村山市には16の学童クラブがあり、1小学校区1学童クラブ、職員体制も必ず正規職員が配置されていることを考えると、相対的にはかなり恵まれていると言えるだろうと思います。
しかし、80名、90名を超えるクラブが続出し、施設面でも厳しいところが多く、課題は山積みです。萩山と青葉から提出された「建て替えを求める請願」は9月議会で全会一致で採択されましたが、子ども達にとっての最善とは程遠い状況であることは確かです。

今回の研究集会に東村山のお母さんお父さんの姿は大勢ありましたし、学童保育連合会の皆さんはスタッフとして支えておられましたが、職員の皆さんの参加はあったのでしょうか?そのことが大変気になっていました。
一人でも参加されていたことを祈るばかりですが、自分達の処遇に危機が迫っていないからといって他人事ととらえていたりしないでしょうか?

私自身、9年前に半年ほどの間、日野市で学童の臨時フリー職員として8箇所ほどの学童で仕事をしていたことがあり、直後には娘の親として父母会活動に携わっていましたが、親として大人として実に多くのことを学ばせてもらった忘れられない場です。
今回の研究集会もそうでしたが、学童クラブとは、仲間から、指導員から、支えられ、励ましあって、また明日も頑張ろうと思える場。条件は十分に揃っていないかもしれないけれど、子どもを真ん中に、大人たちがともに頑張る。そんな実践がなにより大切な場なのだと感じます。
そういう意味で、1日目の国技館で特別報告をしたADHDと診断された我が子を持つ日野市のお母さんの話は圧巻でした。

私が参加した分科会は、明星大学の垣内國光先生が講師を務めてくださいましたが、会場の教室はぎっしり。9時半から16時まで、学童クラブが持つ値打ちを改めてみんなで確認し、安易な水準の引き下げをどう阻止するのか、保育の質をどう守り向上させてのか、といった点で多くの意見が交わされました。

最後に垣内先生からこんなメッセージが参加者に対して発せられました。
親の皆さんへ…子育ての主権者は親です。学童を利用する権利、そして運営に参加して共同する権利を堂々と行使してほしい。親と指導員はまさしくパートナーですから。
指導員の皆さんへ…子どもたちをめぐって様々な問題があり、苦しくて大変な時だからこそ、徹底して子ども達に、そして親に寄り添ってみましょう。深く見ること、深く観察することの中から、必ず糸口が見えてきます。


※松崎運之助 「夜間中学があります」 「ハッピーアワー」
※垣内國光「民営化で保育園がよくなるの?」
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【2007/11/13 23:48】 | 子ども&子育て
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No title
たか
K児童クラブ保護者会の会長です。
「全国研ご参加頂き、ありがとうございます。」と言いたい程、参加して頂いた方に感謝しております。

このブログで「東村山の指導員は・・・」と言う問い掛けがある事を保護者会役員から聞かされて一ヶ月が経ってしまい、
やっとコメントを書く事が出来ました。
実際に私と一緒に受付のお手伝いをして頂いた中に非常勤(?)指導員さんが居ました!
他にも1名事前登録があったそうですが最終確認は取れていないそうです。
東村山の児童クラブは、他の自治体から比べれば恵まれている部分が多々ありますが、問題は山積みです。
所管だけではなく、市全体で取組んでもらいたい問題だと思っているのは私だけでしょうか?

たかさんへ
佐藤まさたか
コメントありがとうございました。
全国研、大変お疲れ様でした。

そうでしたか、指導員の方も参加されていたのですね。よかったです。お知らせくださってありがとうございます。
一概に言ってはいけないとは思うのですが、指導員が市の正職員であるような「比較的恵まれた」と言われている自治体ほど、保護者や市民側の運動への指導員の関わりが弱く、政策変更(民営化や非常勤化、縮小・統廃合等)への対応が遅れるケースがあります。
東村山では他市に比べて、保護連の方たちを中心とした保護者の皆さんの政策形成過程への関わりは強いと私は思います。保護者側の蓄積は大きな財産ですよね。
一方で、職員はどこまで関心を持ち、いざという時に子どもと保護者のためにどれだけ一体となって頑張ってくれそうなのか…。
その点はどんな風にお感じになっていますか?お時間のある時にまたお聞かせいただけたらと思います。

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No title
K児童クラブ保護者会の会長です。
「全国研ご参加頂き、ありがとうございます。」と言いたい程、参加して頂いた方に感謝しております。

このブログで「東村山の指導員は・・・」と言う問い掛けがある事を保護者会役員から聞かされて一ヶ月が経ってしまい、
やっとコメントを書く事が出来ました。
実際に私と一緒に受付のお手伝いをして頂いた中に非常勤(?)指導員さんが居ました!
他にも1名事前登録があったそうですが最終確認は取れていないそうです。
東村山の児童クラブは、他の自治体から比べれば恵まれている部分が多々ありますが、問題は山積みです。
所管だけではなく、市全体で取組んでもらいたい問題だと思っているのは私だけでしょうか?
2007/12/12(Wed) 12:54 | URL  | たか #-[ 編集]
たかさんへ
コメントありがとうございました。
全国研、大変お疲れ様でした。

そうでしたか、指導員の方も参加されていたのですね。よかったです。お知らせくださってありがとうございます。
一概に言ってはいけないとは思うのですが、指導員が市の正職員であるような「比較的恵まれた」と言われている自治体ほど、保護者や市民側の運動への指導員の関わりが弱く、政策変更(民営化や非常勤化、縮小・統廃合等)への対応が遅れるケースがあります。
東村山では他市に比べて、保護連の方たちを中心とした保護者の皆さんの政策形成過程への関わりは強いと私は思います。保護者側の蓄積は大きな財産ですよね。
一方で、職員はどこまで関心を持ち、いざという時に子どもと保護者のためにどれだけ一体となって頑張ってくれそうなのか…。
その点はどんな風にお感じになっていますか?お時間のある時にまたお聞かせいただけたらと思います。
2007/12/13(Thu) 23:26 | URL  | 佐藤まさたか #-[ 編集]
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