無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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 「お金がない」という一言で、次々と切実な市民要望が退けられる一方、何十億円もの巨大プロジェクトは着々と進んでいる東村山市。なんかおかしい、という声が私の耳にも毎日のように届きます。
 昨年の今頃は、西口再開発について「財政難の中で現計画のまま進めるべきなのかどうかを市民に一度問うてください」という住民投票条例の実現を目指して18,543筆の署名を添えた条例案が提出され、12月議会上程を前に大きなうねりが起きていた頃でした
 ちょうど一年前の今日は、危険度が最も高いアスベストが大量に含まれいることがわかった区域内のボウリング場の解体除却工事について、市民説明会を開く開かないで大もめにもめた末、ようやく開かれた、その日でした。
 住民投票条例案は12月議会最終日に、1名の議員の想定外の賛否によって1票差で否決され、初めての住民投票が実現することはありませんでしたが、早いものでもうじきあれから1年ということになります。

 西口再開発をめぐっては、再開発組合方式という透明性や説明責任を欠く仕組みや、入札談合が指摘され続けてきた件などについて、今でもおかしい点はおかしいとして追い続けている方たちが私も含めて何人もいます。
 一方で、「活性化の起爆剤」「財政力指数1への重要な事業」等といった経済波及効果が強調され続けたことに疑念を持つ市民の方も少なくありません。


 昨日・11月18日(日)の夜、市民センターで一つの集まりが開かれました。
 「市の財政を考えるみんなのつどい」です。
CIMG3401.jpg

 つどいを主催された市民財政研究会の方にお聞きすると、きっかけは、昨年の西口問題だと言います。しかし、いつまでも振り返りながらぼやいていても何も変わらないので、市の財政が本当はいったいどうなっているのか、自分たちで紐解いてみようと活動を始めたのが今年の5月。
 決算カードを中心に電卓片手に取り組んだものの、最初はチンプンカンプンに近い状態。しかし、外部の学習会にも出かけたりしながら少しずつ学びを進め、今回の「中間まとめ」につながったということなのです。

 つどいはまず1時間少しかけて、しっかり作られた資料をもとに、数名の方がかわるがわるレポート。
 その後、大和田一紘さん(多摩住民自治研究所副理事長・都留文科大学講師)によるお話と質疑。
 閉会まで3時間以上のつどいでしたが、あっという間に感じました。
 大和田先生は自治体財政分析の第一人者であり、今、市民による財政白書づくり運動の提唱者としても、全国を駆け巡っておられます。ここ2、3年の多摩地域だけでも、多摩、町田、狛江、国立、あきる野、瑞穂等々で市民の手による財政白書が刊行されています。
 今、自分たちが暮らすまちの財政を読み解くことは、ひとつのブームになりつつあります。

 25枚に及ぶ今回の資料のあとがきには、メンバーの方たちのこんな言葉が並んでいます。

◇西口再開発をめぐって、残念無念の思いから、市の財政のエキスパートをめざして猛勉強?中です。(最初は)公債費を交際費と思うほど何も知りませんでした。多くの皆さんと一緒に、市の財政を学び、市民の立場から発言をしていけたらいいな~

◇借金をどのように返すのか?身の丈にあっているのか?財政を理解することはむずかしい。でも、お金がないと言われて引き下がっていいのか。限られた財源を市民的に使っていただけるよう財政を学ぶことは大切だと思います。」

◇40年前に遡ってデータを整理した。年度により世間情勢が変化する。市政も変化する。市政のトップが長期化すればマンネリ、優先順位の無視、無駄と思われる投資も行われる。この事態を早く察知し、方向修正させる。市民の活動が市政を変えられるのです。

◇勉強を始めて以来、あまり気に留めていなかった細かい数字にも目を向けるようになりました。市の財政状況が非常に厳しいことを知り、果たしてそれに見合った政治が行われているのか、との思いから資料作りに参加しました。これからも自分なりに少しずつ関わっていけたらと思います。

◇西口再開発を発端とし、市の財政事情が非常に厳しいことを知り、自分が納めている税金が有効に使われているかを調べてみる気になりました。大事な事柄が先送りになり、再開発のためにたくさんのお金が使われている実情を知り、市民も市の財政事情をある程度知っておくべきだと考えます。

◇私たちが納める税金がどのように使われているのか知ることが大切と思い参加しました。もともと数字を見るのは苦手でしたが、少しずつわかってくると興味が持てるようになってきました。

◇市の財政運営は民間企業では考えられないやり方で、民間だったらとっくに倒産です。会社の場合、役員は私財を失うこともあるのだから、市の職員も議員もその責任を負う覚悟で重要な決定をしていただきたいと強く思います。

 「市民の手による財政白書づくりは、地方自治体における三権分立の『司法的役割』を果たすようになってきている。
 市民は何を知りたいと思っているのか、という視点を大事にして、素朴な疑問から組み立ててみるといい。
 困難な分野だけれど、できるだけ多くの人の手で完成を目指してください。」
 大和田先生はそう励まされていました。

会のメンバーの方たちも早速ブログで報告されています。※こちらこちらをどうぞ。


 17日(土)に多摩湖ふれあいセンターで開かれた「市民と市長のタウンミーティング」の質疑の中で、渡部市長は「情報公開に対する姿勢」を問われて、「根幹に関わるような市の財政状況は、むしろ積極的に公開すべきもの。市民に関わって見ていただかなければいけない情報と考えている。」と答えていました。
 市も、財政課を中心に意識を変えて取り組もうとされていると感じます。市発刊の18年度版財政白書も間もなくお目見えすることと思います。
 財政情報を市民と行政がしっかり共有し、ともに考えていく時代。様々な取り組みがいっそう進むことでしょう。
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 つどいを主催された市民財政研究会の方にお聞きすると、きっかけは、昨年の西口問題だと言います。しかし、いつまでも振り返りながらぼやいていても何も変わらないので、市の財政が本当はいったいどうなっているのか、自分たちで紐解いてみようと活動を始めたのが今年の5月。
 決算カードを中心に電卓片手に取り組んだものの、最初はチンプンカンプンに近い状態。しかし、外部の学習会にも出かけたりしながら少しずつ学びを進め、今回の「中間まとめ」につながったということなのです。

 つどいはまず1時間少しかけて、しっかり作られた資料をもとに、数名の方がかわるがわるレポート。
 その後、大和田一紘さん(多摩住民自治研究所副理事長・都留文科大学講師)によるお話と質疑。
 閉会まで3時間以上のつどいでしたが、あっという間に感じました。
 大和田先生は自治体財政分析の第一人者であり、今、市民による財政白書づくり運動の提唱者としても、全国を駆け巡っておられます。ここ2、3年の多摩地域だけでも、多摩、町田、狛江、国立、あきる野、瑞穂等々で市民の手による財政白書が刊行されています。
 今、自分たちが暮らすまちの財政を読み解くことは、ひとつのブームになりつつあります。

 25枚に及ぶ今回の資料のあとがきには、メンバーの方たちのこんな言葉が並んでいます。

◇西口再開発をめぐって、残念無念の思いから、市の財政のエキスパートをめざして猛勉強?中です。(最初は)公債費を交際費と思うほど何も知りませんでした。多くの皆さんと一緒に、市の財政を学び、市民の立場から発言をしていけたらいいな~

◇借金をどのように返すのか?身の丈にあっているのか?財政を理解することはむずかしい。でも、お金がないと言われて引き下がっていいのか。限られた財源を市民的に使っていただけるよう財政を学ぶことは大切だと思います。」

◇40年前に遡ってデータを整理した。年度により世間情勢が変化する。市政も変化する。市政のトップが長期化すればマンネリ、優先順位の無視、無駄と思われる投資も行われる。この事態を早く察知し、方向修正させる。市民の活動が市政を変えられるのです。

◇勉強を始めて以来、あまり気に留めていなかった細かい数字にも目を向けるようになりました。市の財政状況が非常に厳しいことを知り、果たしてそれに見合った政治が行われているのか、との思いから資料作りに参加しました。これからも自分なりに少しずつ関わっていけたらと思います。

◇西口再開発を発端とし、市の財政事情が非常に厳しいことを知り、自分が納めている税金が有効に使われているかを調べてみる気になりました。大事な事柄が先送りになり、再開発のためにたくさんのお金が使われている実情を知り、市民も市の財政事情をある程度知っておくべきだと考えます。

◇私たちが納める税金がどのように使われているのか知ることが大切と思い参加しました。もともと数字を見るのは苦手でしたが、少しずつわかってくると興味が持てるようになってきました。

◇市の財政運営は民間企業では考えられないやり方で、民間だったらとっくに倒産です。会社の場合、役員は私財を失うこともあるのだから、市の職員も議員もその責任を負う覚悟で重要な決定をしていただきたいと強く思います。

 「市民の手による財政白書づくりは、地方自治体における三権分立の『司法的役割』を果たすようになってきている。
 市民は何を知りたいと思っているのか、という視点を大事にして、素朴な疑問から組み立ててみるといい。
 困難な分野だけれど、できるだけ多くの人の手で完成を目指してください。」
 大和田先生はそう励まされていました。

会のメンバーの方たちも早速ブログで報告されています。※こちらこちらをどうぞ。


 17日(土)に多摩湖ふれあいセンターで開かれた「市民と市長のタウンミーティング」の質疑の中で、渡部市長は「情報公開に対する姿勢」を問われて、「根幹に関わるような市の財政状況は、むしろ積極的に公開すべきもの。市民に関わって見ていただかなければいけない情報と考えている。」と答えていました。
 市も、財政課を中心に意識を変えて取り組もうとされていると感じます。市発刊の18年度版財政白書も間もなくお目見えすることと思います。
 財政情報を市民と行政がしっかり共有し、ともに考えていく時代。様々な取り組みがいっそう進むことでしょう。
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【2007/11/19 23:30】 | どうなる?市の財政
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こちら(ブログ)について
富士見公園
最初の「こちら」のブログが見当たりません
確認ください。
二つ目のブログ 「路地山 吟」は読みました。

富士見公園さんへ
佐藤まさたか
ありがとうございます。
間違っていましたので直しました。

それにしてもいい会でしたね。お疲れ様でした。

ご紹介下さり、ありがとうございました
はてなのゆり
『市の財政を考える♪みんなの集い』をご紹介いただき、ありがとうございました。
現職の議員さんでは 他にどなたがいらして下さっていたでしょうか?一番 聞いていただきたかったのが、市長さんと与党の議員さんと財政担当の方々だったのですが、残念でした。
各会派の議員さん方には市民向けの財政レクチャーをしていただきたいです。与党の議員さんにぜひお願いをしにいきたいと思っているのですが…
明日から大和田先生の財政ツアーで宮崎県の綾町に行きます。夜逃げのまちから輝くまちへとなった町のようです。
それで残念ですが、23日の議会報告の伺うことができず、次の機会に…また開いて下さいますようよろしくお願いいたします。


はてなのゆりさんへ
佐藤まさたか
お返事が遅くなりました。綾町からお帰りになったでしょうか。
照葉樹林の町、有機農業の町、綾町。
自分たちの町をどういう町にするのか、何が魅力なのか、明確に据えた、小さくとも輝く自治体だと聞きます。
ブログでのご報告も楽しみにしています。
またいろいろ教えてください。

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こちら(ブログ)について
最初の「こちら」のブログが見当たりません
確認ください。
二つ目のブログ 「路地山 吟」は読みました。
2007/11/20(Tue) 20:44 | URL  | 富士見公園 #-[ 編集]
富士見公園さんへ
ありがとうございます。
間違っていましたので直しました。

それにしてもいい会でしたね。お疲れ様でした。
2007/11/20(Tue) 22:57 | URL  | 佐藤まさたか #-[ 編集]
ご紹介下さり、ありがとうございました
『市の財政を考える♪みんなの集い』をご紹介いただき、ありがとうございました。
現職の議員さんでは 他にどなたがいらして下さっていたでしょうか?一番 聞いていただきたかったのが、市長さんと与党の議員さんと財政担当の方々だったのですが、残念でした。
各会派の議員さん方には市民向けの財政レクチャーをしていただきたいです。与党の議員さんにぜひお願いをしにいきたいと思っているのですが…
明日から大和田先生の財政ツアーで宮崎県の綾町に行きます。夜逃げのまちから輝くまちへとなった町のようです。
それで残念ですが、23日の議会報告の伺うことができず、次の機会に…また開いて下さいますようよろしくお願いいたします。
2007/11/21(Wed) 23:01 | URL  | はてなのゆり #-[ 編集]
はてなのゆりさんへ
お返事が遅くなりました。綾町からお帰りになったでしょうか。
照葉樹林の町、有機農業の町、綾町。
自分たちの町をどういう町にするのか、何が魅力なのか、明確に据えた、小さくとも輝く自治体だと聞きます。
ブログでのご報告も楽しみにしています。
またいろいろ教えてください。
2007/11/25(Sun) 23:21 | URL  | 佐藤まさたか #-[ 編集]
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2007/11/21(Wed) 17:08:40 |  勝手に応援、桃太郎日記
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