無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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1年半前にクローズとなった中央公民館1階の喫茶コーナーが、4月1日から再オープンしているのをご存知でしょうか。
暗かった場所に灯りがともり、湯気が立ち、コーヒーの香りが漂い、人の笑い声がするようになったことは、とっても喜ばしいことです。

花ショウブ 公民館外のボード

花ショウブ 明るいカウンター

花ショウブ 全景

しかし、2日後に開店だと初めて耳にした3月30日に「なんかおかしくないか?」と思った直感が、日増しに確信に変わりつつあります。

中心的に担っている方たちもよく知っている方が多く、繰り返しになりますが、あの場所が明るくなって人が集うことは誰もが望んでいたことですので、クレーム親父のように思われるのは本意ではありません。
が、「協働」を掲げる市政にとって、実は大事な問題をはらんでいると私は考えますので、あえて問題提起をしておきたいと思います。


この場所については、公民館としては従来の喫茶コーナーとして再開することを考えていたのだろうと思います。
しかし、実は21年9月の閉鎖後、市議会では市長の「子育てするなら東村山」の基本姿勢も踏まえ、待機児解消としての一時保育や、在宅母子のための広場等が開設できないか、という視点で、同じく長く閉鎖が続いているスポーツセンターの食堂や旧水道事務所などとともにリストアップして、検討を求めていました。予算や決算委員会等でも度々俎上に上っていた課題でした。
その後、この場所についての言及はありませんでしたが、多角的に検討する、という対象だと受け止めていた議員は多いはずです。

今回、あまりに降ってわいた話だったので、その流れはいつから始まったのだろう、と公文書開示請求をして調べてみました。
すると、今年1月21日付の起案書が出てきました。
文書名は「東村山市立中央公民館の一部(軽食喫茶室)の行政財産使用許可申請」です。

この文書にはこうあります。

申請者 NPOハナショウブ 代表:○○ ○(※伏字は筆者の判断)
住 所 東村山市○○町○-○-○
氏 名 ○○ ○

理 由 中央公民館の軽食喫茶室は、平成21年9月から使用者がなく公民館利用者の憩いの場所として提供できずに不便をかけていたところであるが、上記申請者から公民館を利用する市民に喫茶・軽食を提供する業務をしたいと申し出があり、別紙のとおり行政財産使用許可申請があった。
申請者は、中央公民館付近には、喫茶・軽食を営む店はあるものの、階上であることから「公民館利用する市民、障害者、高齢者、乳児連れにやさしい喫茶室」をコンセプトに事業を展開したい意向である。

期 間 平成23年4月1日から平成24年3月31日までの1年間(東村山市公有財産規則24条)
使用料 年額237,300円 (東村山市行政財産使用料条例2条1項)
費 用 光熱水費等の負担(東村山市公有財産規則27条)及び使用開始するまでの工事費、営業に係る費用の全部は、申請者が負担する。(詳細については、東村山市行政財産使用許可書)
以上のとおり、東村山市行政財産使用を許可いたしたいので決裁を賜りたい。


この文書だけで、6日後の1月27日には教育委員会として教育長決裁が下りています。NPOハナショウブという団体がどのような実績のある団体なのか、使用料は適切なのか、具体的にはどういう事業展開を考えているのか、収支計画はどうか等々、いつ、どうやって検討・審査をしたのかは書類からは全くわかりません。指示、意見もゼロです。
それに、いつもこんなに素早く簡単に決裁が下りていましたっけ?

イニシャルコストを団体が全部持つ、という話なので、予算がないことで頭がいっぱいの公民館は飛びついたのでしょうか?
しかし、今回の使用許可は、いわば特命随意契約であり、いかに予算が小さいからと言っても、特定の団体に行政財産の使用を継続的に認める、ということは、市民の財産に関する問題として適正であることの裏付けが必然になることは当たり前です。

教育委員会は私の問いに対して、「シルバー人材センターや、市の他の施設で喫茶を担っている福祉団体に要請したが断られた」と答えました。
さらに、「昨年10月から現場に張り紙をして担い手を募集していた」と言っています。

しかし、その記述は書類のどこにもありません。
また、その情報は、市報や公民館だよりのどこに載っていたのでしょう?
市民誰もが知る得る状態だったのでしょうか?

シルバーと一つか二つの団体にあたったことが事実だったとしても、どうしてもっとオープンに募集をしなかったのでしょうか。不公平な印象は否めません。

最低限、担い手を誰もがわかる方法で公募し、プロポーザル、選定くらいはすべきだったのではないでしょうか。
その結果として、現在の団体に決まっていれば何の問題もないのですから。


私が最も疑問に感じていることは、他にもあります。

子育て支援施設として活用することが現実的であるかどうかの議論はあるかもしれません。
しかし、この空間が、既に公民館だけで処理できる範囲を超えている、という認識が教育委員会に全くなかったとすれば、議会の議論もずいぶん軽く扱われたものです。
実際、1月がスタートだったとしても、その後少なくとも所管である生活文教委員会には報告されるべき事項だったはずですが、そういう話は聞いていません。
3月議会で質問がなかった、という声も聞きましたが、そういう問題でしょうか。
生活文教委員長の島崎議員は4月1日オープンを知っておられたのでしょうか?知らされていなかったとすれば問題ですし、知っていたとすればそれはそれで別の問題があるように思います

そして、私が何より疑問なのは、どうして市内の様々な力がコラボできる絶好の機会としてこの場所の可能性を探らなかったのか、ということです。
聞くところによると、このNPOの立ち上げには、複数の市職員も参加・協力をしているとのこと。
それはそれで自由ですが、市職員に求められていることは、自らが直接にお店の運営に携わることなのでしょうか?
市内の様々な力、特に障害者団体、作業所、中小の商店、NPO等の地域資源ともいえる力を知り尽くしているのが市職員なのですから、人と人、団体と団体をつなぎ、コーディネート、サポートに徹し、新たなコラボレーション、新たな協働の仕組みを展開することを考えるべきではないのか、と私は思うのです。

昨年発足した市民協働課、そして企画政策課は、今回のことに、どう絡んだのでしょうか。今のところ全く見えません。
もちろん、NPOと名がつけば協働だということではありません。
開設に至るプロセスがどれだけ豊かであったのか、どれだけ見える化されていたのか、がとても大事なこと、だと私は考えています。
どう考えても、上記の2課が関わるべき事案だったはずです。
まさに、掲げた看板「協働」の中身が試される事例でしたし、大きなチャンスだったと思うのです。

聞いて歩いてみたら、この件について少し前の時期から知っていた人たちもかなりいたことがわかってきました。
が、「まだ広めないでほしい」と言われたり、それらしいニュアンスで受け止めていたこともわかりました。

やっぱりなんか変ですよ。

だいぶきつい論調になったかもしれませんし、十分に意を伝えることができていないようにも思います。
ただ、私が感じるおかしさを、関わった職員の人たちや、決裁を回した職員の皆さんがどう受け止めておられるのか、が大変気になっています。
改選後、再び議会で活動することができれば、もう一度整理して、改めて発信したいと思っています。






  


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この場所については、公民館としては従来の喫茶コーナーとして再開することを考えていたのだろうと思います。
しかし、実は21年9月の閉鎖後、市議会では市長の「子育てするなら東村山」の基本姿勢も踏まえ、待機児解消としての一時保育や、在宅母子のための広場等が開設できないか、という視点で、同じく長く閉鎖が続いているスポーツセンターの食堂や旧水道事務所などとともにリストアップして、検討を求めていました。予算や決算委員会等でも度々俎上に上っていた課題でした。
その後、この場所についての言及はありませんでしたが、多角的に検討する、という対象だと受け止めていた議員は多いはずです。

今回、あまりに降ってわいた話だったので、その流れはいつから始まったのだろう、と公文書開示請求をして調べてみました。
すると、今年1月21日付の起案書が出てきました。
文書名は「東村山市立中央公民館の一部(軽食喫茶室)の行政財産使用許可申請」です。

この文書にはこうあります。

申請者 NPOハナショウブ 代表:○○ ○(※伏字は筆者の判断)
住 所 東村山市○○町○-○-○
氏 名 ○○ ○

理 由 中央公民館の軽食喫茶室は、平成21年9月から使用者がなく公民館利用者の憩いの場所として提供できずに不便をかけていたところであるが、上記申請者から公民館を利用する市民に喫茶・軽食を提供する業務をしたいと申し出があり、別紙のとおり行政財産使用許可申請があった。
申請者は、中央公民館付近には、喫茶・軽食を営む店はあるものの、階上であることから「公民館利用する市民、障害者、高齢者、乳児連れにやさしい喫茶室」をコンセプトに事業を展開したい意向である。

期 間 平成23年4月1日から平成24年3月31日までの1年間(東村山市公有財産規則24条)
使用料 年額237,300円 (東村山市行政財産使用料条例2条1項)
費 用 光熱水費等の負担(東村山市公有財産規則27条)及び使用開始するまでの工事費、営業に係る費用の全部は、申請者が負担する。(詳細については、東村山市行政財産使用許可書)
以上のとおり、東村山市行政財産使用を許可いたしたいので決裁を賜りたい。


この文書だけで、6日後の1月27日には教育委員会として教育長決裁が下りています。NPOハナショウブという団体がどのような実績のある団体なのか、使用料は適切なのか、具体的にはどういう事業展開を考えているのか、収支計画はどうか等々、いつ、どうやって検討・審査をしたのかは書類からは全くわかりません。指示、意見もゼロです。
それに、いつもこんなに素早く簡単に決裁が下りていましたっけ?

イニシャルコストを団体が全部持つ、という話なので、予算がないことで頭がいっぱいの公民館は飛びついたのでしょうか?
しかし、今回の使用許可は、いわば特命随意契約であり、いかに予算が小さいからと言っても、特定の団体に行政財産の使用を継続的に認める、ということは、市民の財産に関する問題として適正であることの裏付けが必然になることは当たり前です。

教育委員会は私の問いに対して、「シルバー人材センターや、市の他の施設で喫茶を担っている福祉団体に要請したが断られた」と答えました。
さらに、「昨年10月から現場に張り紙をして担い手を募集していた」と言っています。

しかし、その記述は書類のどこにもありません。
また、その情報は、市報や公民館だよりのどこに載っていたのでしょう?
市民誰もが知る得る状態だったのでしょうか?

シルバーと一つか二つの団体にあたったことが事実だったとしても、どうしてもっとオープンに募集をしなかったのでしょうか。不公平な印象は否めません。

最低限、担い手を誰もがわかる方法で公募し、プロポーザル、選定くらいはすべきだったのではないでしょうか。
その結果として、現在の団体に決まっていれば何の問題もないのですから。


私が最も疑問に感じていることは、他にもあります。

子育て支援施設として活用することが現実的であるかどうかの議論はあるかもしれません。
しかし、この空間が、既に公民館だけで処理できる範囲を超えている、という認識が教育委員会に全くなかったとすれば、議会の議論もずいぶん軽く扱われたものです。
実際、1月がスタートだったとしても、その後少なくとも所管である生活文教委員会には報告されるべき事項だったはずですが、そういう話は聞いていません。
3月議会で質問がなかった、という声も聞きましたが、そういう問題でしょうか。
生活文教委員長の島崎議員は4月1日オープンを知っておられたのでしょうか?知らされていなかったとすれば問題ですし、知っていたとすればそれはそれで別の問題があるように思います

そして、私が何より疑問なのは、どうして市内の様々な力がコラボできる絶好の機会としてこの場所の可能性を探らなかったのか、ということです。
聞くところによると、このNPOの立ち上げには、複数の市職員も参加・協力をしているとのこと。
それはそれで自由ですが、市職員に求められていることは、自らが直接にお店の運営に携わることなのでしょうか?
市内の様々な力、特に障害者団体、作業所、中小の商店、NPO等の地域資源ともいえる力を知り尽くしているのが市職員なのですから、人と人、団体と団体をつなぎ、コーディネート、サポートに徹し、新たなコラボレーション、新たな協働の仕組みを展開することを考えるべきではないのか、と私は思うのです。

昨年発足した市民協働課、そして企画政策課は、今回のことに、どう絡んだのでしょうか。今のところ全く見えません。
もちろん、NPOと名がつけば協働だということではありません。
開設に至るプロセスがどれだけ豊かであったのか、どれだけ見える化されていたのか、がとても大事なこと、だと私は考えています。
どう考えても、上記の2課が関わるべき事案だったはずです。
まさに、掲げた看板「協働」の中身が試される事例でしたし、大きなチャンスだったと思うのです。

聞いて歩いてみたら、この件について少し前の時期から知っていた人たちもかなりいたことがわかってきました。
が、「まだ広めないでほしい」と言われたり、それらしいニュアンスで受け止めていたこともわかりました。

やっぱりなんか変ですよ。

だいぶきつい論調になったかもしれませんし、十分に意を伝えることができていないようにも思います。
ただ、私が感じるおかしさを、関わった職員の人たちや、決裁を回した職員の皆さんがどう受け止めておられるのか、が大変気になっています。
改選後、再び議会で活動することができれば、もう一度整理して、改めて発信したいと思っています。






  


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【2011/04/15 23:58】 | 協働
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