無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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現在、本庁舎内でアスベスト除去工事が行われています。11月14日に市役所入口のガラス戸などに貼り紙がされ概要が伝えられましたが、もう少し詳しい状況を知りたいという市民の方から連絡があり、担当所管に説明をお願いしたところ、快く応じてくださいました。
一昨日3時半からの場は、工事を担当する管財課から課長、係長、係員、庁舎管理の立場から総務課長と係長、そして請負業者と除去を実際に行う会社の担当者の7名に対応いただきました。
実際に除去作業を担っている横浜オペレーションの現場責任者の方は、どんな質問にもきちんと答えてくださり、市の担当も関係書類とともに具体的な説明をしてくださいました。
私たちが専門家から説明を受けてもある程度理解できるのは、昨年の貴重な経験からです。

昨年の今ごろ、西口再開発区域内のボウリング場解体除去工事が行われようとしていました。ボウリング場は最も危険度の高いアスベストが使用されている建物として国のリストにも入っていましたし、西武国分寺線ホームに近接していたため、工事についての説明会を開くように住民は求めました。当初は組合も市も「心配ありません」というチラシを近隣に配って終わらせるつもりでしたが、再三の要請を受けてようやく姿勢を転換、説明会が開かれて200名近い市民が詰め掛けることとなりました。
しかしその場では通り一遍の説明をして打ち切りを図ったため、会は大紛糾となりました。

確かに参加者の中には再開発事業を進めさせない手段として激突・決裂を望んだ人たちもいたのかもしれませんが、多くは「いずれ撤去しなくてはならないのだから、より安全に施工してほしい」という考え方であったと思います。
そのため、ただ怒りをぶつけるのではなく、「アスベストとはどういうものであるのか」「除去に際してはどんなことに注意するべきなのか」といった点について住民自らが学ぶことが大切だと考える方たちが動き出し、専門機関「中皮種・じん肺・アスベストセンター」事務局長の永倉さんをお呼びして、まず学習会を開きました。50名ほどの方が冬の寒い夜に集まりましたが、私たちが全く知らないことばかりで、本当に大事な勉強会になりました。
さらに、同じ除去工事といっても、施工レベルには事業者によっても経験の度合いによっても、また予算によってもかなりの格差があるという実態を知り、西口においても少しでも安全な施工をしてもらえるよう、組合と市に働きかけを行いました。最初はかなり頑なな対応でしたが、所管が永倉さんを交えた学習の場を組合・市ともに参加した形で開催することを了解し、事業者も参加した上で「リスクコミュニケーション」の場がもたれることとなりました。
単に事業者がリスクコントロールをする、ということではなく、関係するすべての人たちが情報を共有化した上で考え得るリスクについて話し合うことが、事故を未然に防止することにつながる、と永倉さんはおっしゃっていました。

回り道が長くなりました。
そんな経過があったので、今回も疑問や不安に感じていることを率直に投げかけ、答えていただき、わからないところはさらに確かめてみる、ということになりました。

今回の作業区域は、本庁舎地下2階の機械室(空調機室・ボイラー室・発電機室)と、屋上にある機械室4つ(A~Cとエレベーター機械室)。
地下の機械室には、天井部分に吹き付けてコテで塗り固めてあるロックウール(岩綿)の中に、4% ~6.8%程度のクリソタイル(白石綿)が含まれており、屋上機械室には壁や梁、そして天井に同じく白石綿が1% 前後含まれているとのこと。さらに議会本会議場のあかりとりの窓部分にも同様に使われていたということです。
作業としては対象区域を二重のビニールで覆う「養生」をそれぞれ区域ごとに行い、湿潤剤を撒きながら除去。養生内は減圧をかけ、集塵機を必要台数置いて、定められた施工方法を厳格に守りながら進めている、とのことでした。
厚さ2cmほどのアスベストを除去し、総量は2立方メートル程度。二重のビニール袋に密閉した後、仮保管は施錠されている屋上で行います。最終的には横浜にある管理型の処分地に埋め立てるそうです。

議場内や地下機械室の一部は既に終わっていて、今後、12月15・16の土日にはエレベーターを完全停止・立ち入り禁止にした上で作業、その他も順次1月末にかけて進められます。

西口のときは請負業者が建築業で、施工する解体業者も経験が浅いことがわかったり、質問に対してあやふやな答が続いたりと、かえって不安が増すような面がありましたが、今回除去を直接行っている会社は、危険物の除去・廃棄を専門に行っているそうで、原発の解体やダイオキシンの除去工事などの実績も持っているとのこと。
なにより作業員が最もアスベスト曝露の危険を負っているので、慎重に作業をしている、とその内容を詳しく説明してくださいました。

「またわからないことがあったらいつでも聞いてください。」市も業者もそう言っていました。
そう、材料をちゃんと出し合って話し合えば、つまらない対立構図は減っていく。そう感じた1時間でした。

※関連サイト
東村山市の対応窓口
NPO法人 東京労働安全衛生センター
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私たちが専門家から説明を受けてもある程度理解できるのは、昨年の貴重な経験からです。

昨年の今ごろ、西口再開発区域内のボウリング場解体除去工事が行われようとしていました。ボウリング場は最も危険度の高いアスベストが使用されている建物として国のリストにも入っていましたし、西武国分寺線ホームに近接していたため、工事についての説明会を開くように住民は求めました。当初は組合も市も「心配ありません」というチラシを近隣に配って終わらせるつもりでしたが、再三の要請を受けてようやく姿勢を転換、説明会が開かれて200名近い市民が詰め掛けることとなりました。
しかしその場では通り一遍の説明をして打ち切りを図ったため、会は大紛糾となりました。

確かに参加者の中には再開発事業を進めさせない手段として激突・決裂を望んだ人たちもいたのかもしれませんが、多くは「いずれ撤去しなくてはならないのだから、より安全に施工してほしい」という考え方であったと思います。
そのため、ただ怒りをぶつけるのではなく、「アスベストとはどういうものであるのか」「除去に際してはどんなことに注意するべきなのか」といった点について住民自らが学ぶことが大切だと考える方たちが動き出し、専門機関「中皮種・じん肺・アスベストセンター」事務局長の永倉さんをお呼びして、まず学習会を開きました。50名ほどの方が冬の寒い夜に集まりましたが、私たちが全く知らないことばかりで、本当に大事な勉強会になりました。
さらに、同じ除去工事といっても、施工レベルには事業者によっても経験の度合いによっても、また予算によってもかなりの格差があるという実態を知り、西口においても少しでも安全な施工をしてもらえるよう、組合と市に働きかけを行いました。最初はかなり頑なな対応でしたが、所管が永倉さんを交えた学習の場を組合・市ともに参加した形で開催することを了解し、事業者も参加した上で「リスクコミュニケーション」の場がもたれることとなりました。
単に事業者がリスクコントロールをする、ということではなく、関係するすべての人たちが情報を共有化した上で考え得るリスクについて話し合うことが、事故を未然に防止することにつながる、と永倉さんはおっしゃっていました。

回り道が長くなりました。
そんな経過があったので、今回も疑問や不安に感じていることを率直に投げかけ、答えていただき、わからないところはさらに確かめてみる、ということになりました。

今回の作業区域は、本庁舎地下2階の機械室(空調機室・ボイラー室・発電機室)と、屋上にある機械室4つ(A~Cとエレベーター機械室)。
地下の機械室には、天井部分に吹き付けてコテで塗り固めてあるロックウール(岩綿)の中に、4% ~6.8%程度のクリソタイル(白石綿)が含まれており、屋上機械室には壁や梁、そして天井に同じく白石綿が1% 前後含まれているとのこと。さらに議会本会議場のあかりとりの窓部分にも同様に使われていたということです。
作業としては対象区域を二重のビニールで覆う「養生」をそれぞれ区域ごとに行い、湿潤剤を撒きながら除去。養生内は減圧をかけ、集塵機を必要台数置いて、定められた施工方法を厳格に守りながら進めている、とのことでした。
厚さ2cmほどのアスベストを除去し、総量は2立方メートル程度。二重のビニール袋に密閉した後、仮保管は施錠されている屋上で行います。最終的には横浜にある管理型の処分地に埋め立てるそうです。

議場内や地下機械室の一部は既に終わっていて、今後、12月15・16の土日にはエレベーターを完全停止・立ち入り禁止にした上で作業、その他も順次1月末にかけて進められます。

西口のときは請負業者が建築業で、施工する解体業者も経験が浅いことがわかったり、質問に対してあやふやな答が続いたりと、かえって不安が増すような面がありましたが、今回除去を直接行っている会社は、危険物の除去・廃棄を専門に行っているそうで、原発の解体やダイオキシンの除去工事などの実績も持っているとのこと。
なにより作業員が最もアスベスト曝露の危険を負っているので、慎重に作業をしている、とその内容を詳しく説明してくださいました。

「またわからないことがあったらいつでも聞いてください。」市も業者もそう言っていました。
そう、材料をちゃんと出し合って話し合えば、つまらない対立構図は減っていく。そう感じた1時間でした。

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【2007/11/29 13:52】 | もろもろ
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