無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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※課名に間違いがあることを読者の方からご指摘をいただきました。ありがとうございます。
×児童課⇒○子ども総務課でした。修正しました。


一昨日の厚生委員会で、9月議会に「ころころの森(子育て総合支援センター)」を指定管理者制度へ移行させるための条例案が提出されることが明らかになったようです。
7月1日から同センターをめぐる運営方法についてのパブリックコメント募集が行われたことから、直後に情報公開請求をかけて経過の確認をした上で、7月25日(月)の「児童育成計画推進部会」、28日(木)の「ころころの森運営協議会」の両方を傍聴して事態を追いかけてきましたが、現段階では「いったいどうなるのだろうか?」という思いを強くしています。

7月1日の記事と、7月11日の記事を踏まえて、その後の状況をお伝えしようと思います。


25日(月)の児童育成計画推進部会では、次のようなやり取りがありました。冒頭の説明は空閑課長補佐が行いました。
※記録は私自身のメモをもとにしていますので、正式なものはこちらのページに掲載される会議録をお待ちください。カッコ内は私の補記です。


野口子ども総務課長)
運営面で大きな課題があったり、まずいところがあるわけではない。次へのステップアップのための見直しととらえてほしい。現在の業務委託方式では(課題クリアへ)困難な点が多く、指定管理者制度へ移行したい。6月に検討会を4回開催し、パブリックコメントも実施した。

A委員)
主体となる事業者は公募するのか?


小林子ども家庭部次長)
間口は広くしていきたい。

B委員)
(先ほどの議題の)第八保育園については、内容がいいから完全移管したい、と言いつつ、こちらの話は(白梅大学を中心にした運営の評判がいいと言いながら)間口を広く募集したいという意図がわからない。大学と組んだことの意味についてもふれられていないが。


空閑子ども総務課長補佐)
三者(大学&市民(NPO)&市)による協働はいい展開ができてきた。広く、とは言いながら、大学、NPO等の連携を前提に事業主を選びたい。白梅大学が後方から支援する形なども…。

小林次長)
大学が抜けることは考えていない。大学、市民、行政というコンセプトは変わらないので、そういう形でやってもらえるところを広く募集したい。

今井子ども家庭部長)
指定管理者制度導入にあたっては公正な競争が条件なので、広くやるしかない。が、いろんな組み合わせがあり得ると思っている。白梅必ずありき、とは言っていない。

B委員)
委託方式がやりづらいというのなら、「何でもやってください」という委託仕様にすればいいのではないか。これまでとは全然違うところがとったらどうなるのか?
大学がいなくなることは考えていない、と言いつつ、白梅ありきではない、と言うが、大学側が手を引くことだってある得るのではないか。

C委員)
地域を知らない企業や大学がきてやれることなのか?間口を広げるというが、これまで課題として進んでこなかった「子育て中の市民への情報提供」や「一元化」「子育て団体の支援」などを新たな主体でやれるのか?

D委員)
それらの課題が改善されることになるのか?人材育成はどうなるのか?なぜ指定管理者制度なのか(判然としない)。

E委員)
別の分野で指定管理者制度を見てきたが、運営面、金銭面でどうなるのから見えない。


今井部長)
これまでのよさはさらに活かしていきたい。これまでも白梅学園と話をしてきたが、結果として現状のような形で推移せざるを得なかった。市民の要望に広く応えていくべき、と考えている。現時点では言えることも言えないこともあるので…。白梅もいいものをもっているのだが…。


何とも歯切れが悪い感じが残りましたし、なにより、指定管理者制度へ移行して市はどうしたいのか、が今一つも今二つも見えてきませんでした。



続いて、28日の「ころころの森運営協議会」での主なやり取りも起こしてみます。
冒頭の説明は野口課長が行いました。


F委員)
なぜ運営方法を変えるのか?

野口課長)
今までいただいてきた様々なご意見を総合的に判断しして、現行の委託方式では困難性があり、年度途中でもいいアイディアをスピーディーに形にできるようにするためにも、指定管理者制度にしていきたい。


F委員)
パブリックコメントの中で運営についての答えが見あたらないようだが。

野口課長)
4件の意見の中にはなかった。


F委員)
パブコメを実施しても、運営について問いかけているということが伝わらなかったのではないか。指定管理者制度についても意見が言えるようなやり方が改めて必要なのではないか?

座長)
説明を聞いていて、最もはっきりしないのが運営体制に思える。白梅学園さんはどう考えておられるのか?

汐見センター長(白梅学園大学学長)
4年前の開設のいきさつから少し話をさせてほしい。
保健所の跡地をぜひ子育て支援施設に、ということだったが、そのためにつくられた施設ではないので使い勝手がよくない面も多く、市に専門部局があったわけでもないので、私たち白梅学園にプラン作成の依頼があり、受けたた。提案を報告書という形にしたが、では誰が運営するのか?ということになり、提案した責任もあり、軌道に乗るまでは私どもがやるべきだと考えた。
但し、運営については、市民が市と協働していく形をできるだけ早く具体化していただきたい、と申し上げてきた。それにどう協力をするかは考えたいが、できたら市民で運営をしてほしい、ということは最初から申し上げてきた。
大学として公共施設を直接運営するには、理念から検討しなければいけない面がある。現在の施設長も白梅の職員という形を取っており、おのずと制約が出てきて、柔軟性も少なくなってしまう面がある。
中身をよくするために専門的知見を活かして関わることはやぶさかではないが、運営は市民と市でぜひ。いろいろ意見はあるが、市の予算もあることなので。
運営に責任を持つ形はできるだけ早く替わっていただきたい、というのが本音。


座長)
市としての方向性はどうなのか?

野口課長)
委託よりも、年度途中でも世の中の動きに対応できるよう、指定管理者制度の「自主事業」でスピーディーに、と考えている。ただ、「今あるよさを大事にしながら」進めていきたいので、白梅学園とも何らかの形でかかわっていきたい、と考えている。


G委員)
子育てレインボープランの後期計画では、ころころの森の目的を達成するために指定管理者制度の提案がされているが、民間への完全移管は考えていないのか?

今井部長)
移管は考えていないが、指定管理者には民間も手を挙げることができる。間口を広く募集していきたい、と考えているので、社会福祉法人や会社が広く手を挙げる可能性はある。


汐見センター長)
実施されたアンケートの結果を見ると、白梅学園が関わっていることについて、ほとんどの方が「わからない」と答えている。あれだけエネルギーを注いできたのにな…とも思うし、「白梅が白梅が」と言ってこなかったことも含めてこれでいいのかな、とも思う。
指定管理者の選定にあたっては、提示するメニューの多いところをどうしても選びがちだと思うが、決定的に大事なのはメニューの数ではなく、質。この施設がオープンする時には、イニシャル費用が200万円程度に限られる中、本学の先生たちの知恵を集め、ホールの木や様々な準備にあたった。
また、職員・スタッフの研修、訓練には何より力を入れてきたし、日々の管理も丁寧に行い、「質」をつくってきた。しっかりした考え方と細かな配慮がるのかどうか、それが一番大事だと考えている。


座長)
他の団体が受けて、今のレベルが保てるのかどうかが一番心配。利用者が大変多く、市外からも大勢利用されており、高く評価されているのだと実感する。

H委員)
白梅学園だからこそできたことが大きいので、続けてほしいという声が大きい。指定管理者制度に移行しても白梅との関わりを続けることが現実的に可能なのか?

今井部長)
皆さんのご心配の点だと思うので、きちんと受け止めて白梅学園に協力のお願いをしており、実現できるようにしたい。


H委員)
そうは言うが、制度自体がそういうことが可能なものなのか?

G委員)
事業者募集要項にそういう点を入れるかどうか、とか。

今井部長)
要綱に入れるのも一つの方法だと思っている。


座長)
三者協働のむずかしさについては、NPOの方からも意見をいただいているが。

今井部長)
募集要項でしばりがかけられるか…。そういう仕組みを考えたいとは思う。できるだけ今の体制で、と思うので、白梅学園もNPOも積極的に応募してほしいと思っている。


座長)
白梅さんはどう考えるのか?

汐見センター長)
事前に相談いただかないとわからないが、東村山である水準を達成するまでは、とこれまで思ってやってきた。(公募ということになれば)どうしても企業が(プレゼン等を)スマートにやってくるだろう。そして、他の力(組織・体制)でやりますから、となる可能性は大いにあると思う。「白梅と協力を」などと出すと、応募する側がしづらくなるのではないか。


今井部長)
しばりをかけることは制度上から難しいという面は確かにある。


I委員)
利用者としては、白梅が担う今のころころの森に感謝している。よく話し合ってほしいと思う。

J委員)
(私たち利用者の)満足度は高い。運営主体がコロッと変わって慌ただしいところになっては…という不安の方が大きい。

G委員)
量より質の維持が求められていると思う。

J委員)
初めて来た人たちの満足度も高い。

K委員)
ずっと聞いていて思うが、今の状態がベストだと考えているのに、どうして指定管理者制度にするのかよくわからない。なぜ指定管理者制度ありきで話をしていかなくてはいけないのか?
広く門戸を…という役所の理屈はあるのだろうが、利用者も満足しているし、白梅さんもさほどいやではない、という感じを受ける。なぜ変えなきゃならないのか、率直に疑問に感じる。

座長)
その通りだとも思うが、白梅学園が「地域の方たちの力で」と考えていることが今日はわかった。「そろそろ地域で」ということなのだな、と。

K委員)
(白梅を尊重しつつ管理者を定める、という話を聞いて)頭が二つできるようなことになると、うまくいかないのではないか。白梅も危惧していることではないのか。
指示を出すものが二人いると、組織はうまくいったためしがない。私は白梅にやってもらえるのがいいと思うが、もし指定管理者制度にするのであれば、白梅さんには外れてもらわないと、白梅も新たな事業者もやりづらいはず。この協議会として、白梅に継続してもらえるように提言をしてはどうか?

今井部長)
市としては、二つの指示系統ということではなく、あくまで指定管理者があり、その上で白梅学園と連携しほしい、と考えている。
応募者がない場合はどうするのか、という質問もあったが、それはその時考えなければならないが…白梅学園にもう一年お願いする、ということも考えなければならないかもしれない。


K委員)
私が白梅学園なら、そんな話はイヤだよね。

汐見センター長)
白梅学園も関わる形でのNPOというのもあり得るとは思うが、独立採算でやれる組織を、となると、時間も社会的合意づくりも必要になる。今、大学が持ちだして行っているが…いろいろなところが応募してくれて、市民が選んだ方がいいと思う。
なぜ指定管理者制度なのか、というのは、今のやり方、予算では限界がある、ということ。
子育て総合支援センターの「総合」の意味合いは大事。
新生児全戸訪問型の後の関わり等もやりたいと思うが、人材と場所が必要になる。
一時保育をここで、という話もあるが、保育は会議室ではなく、保育室で行うべきだと考えている。2歳くらいの頃の出会いは特に大事なのだから。
また、住んでいる場所によって参加できない現状も不公平だし、天気の良い日は森の幼稚園のように外での活動も考えたい…とやりたいことをできるシステム、お金、人が必要になる。指定管理者制度になれば、これらがやりやすくなることは事実だと思う。
できれば、市内の法人が受けてくれたらよいとは思う。
そして評価をちゃんとやり、また改めていく、ということがあってしかるべき。
様々なニーズに柔軟に対応することが大事。選ばれた管理者がどうやってくれるか、にかけるしかないのではないか。


L委員)
(制度を変えると)いいところも増えるかもしれないが、リスクも増える。「今の利用者が何に満足しているのか」に着目して、それを次の管理者にきちんと伝えてほしい。

G委員)
利用されている方たちは、こういう議論が進んでいることを知っているのか?

M委員)
当初の目的に合致しているので、利用者の満足度が高いのだろう。今の良さを大事にしながら、子育てを考えられるように。利便性だけを追わないでほしい。

M委員)
アンケートをもう一度取り直した方がいいと思う。

G委員)
(指定管理者の)募集要項はどこで作るのか?

小林次長)
市が作ります。選定は市民参加で行います。


N委員)
この施設は、全国有数の広さであり、羨ましがられることが多い。この広さがあれば、もっといろんなことができる、という声もある。
そういう意味で、バージョンアップの可能性はあると思う。汐見先生がおっしゃっていた中身も含めて。
どうであれ限りはあるが、大方が満足してくれる新しいころころの森をつくれたらいいと思う。

J委員)
利用者としてこれまで当たり前と思っていたが、恵まれているということがよくわかった。
利用しているお母さんたち自身が、こういうレベルを守れるようにする努力も必要だと思う。
他のお母さんたちが何も知らないことは問題だし、パブリックコメントも4件とはさみしい限り。危機感ないし、現実味もないと思う。これで来春になって、気がついたらスタッフが全て変わっていた、というようなことはナシにしてほしいと思う。

G委員)
指定管理の期間は何年か?

野口課長)
5年を予定している。

今井部長)
新たな事業者と一年一年意見交換をしていくし、第三者評価制度や、この運営協議会を含めてしっかり進めていきたい


山路白梅学園教授)
最初から関わっているものとして一言。
当初、3年後には厳密に評価してもらおうということでスタートしたので、白梅としては俎板の上の鯉の心境。
高い評価をいただいていることはうれしい限りだと思う。
小金井市で市民協働のあり方を検討する場に出ているが、指定管理者制度では確かにコストダウンには成功しているが、「質」の担保をどうするのかが課題になっている。
第三者評価制度も事業者に丸投げが多く、うまくいっていないのが現実。
応募がないのではと心配の声もあるようだが、(公募をすれば)業者はどんどん入ってくると思う。うまくやれるかどうかは、市民の力にかかっている。市民の目で厳しくチェックしていかないと、市が「大丈夫」と言っても危うい。


座長)
今の質を大事にしてほしい、というのが利用者の強い願い。

O委員)
皆さんの思いは行政に伝わっているだろうから、「いい」という現状をベースにして要項をつくるだろう。それをチェックしていくしかないと思う。

野口課長)
選定委員会には、この協議会からぜひ委員として入っていただきたいので、またご相談させていただきたい。



全てお読みいただきありがとうございました。

東村山市が大学とタッグを組んで事業を行う、という初めてのケースとして進めてきて約4年。
指定管理者制度への移行という手法は間違っていないと思うのですが、汐見センター長もふれておられた新たな形態の組織づくりを含む新たな展開、仕掛けが、どうして3年の間に立ち上げられてこなかったのか?見えないところで様々な努力を重ねた結果なのか?
「何もしてこなかったわけではない」と今井部長は時々口にしますが、なぜこういう事態に至っているのか、という点については、もう少し明確な説明が必要だと感じます。
その上で、多くの異論もある中で、当時の東村山市政が旧保健所の買い取りを決め、現在の形での活用に踏み切ったわけですから、市としてのビジョンをもっと強く打ち出して進めるべきだと思うのです。

「子育てするなら東村山」という看板を掲げて最優先政策と定めた渡部市政として、白梅学園との提携・協力をトップのレベルで模索することは考えてこなかったのか、今後考えないのか…。

白梅学園大学を、単なる一つの施設の一事業者という位置づけにしていることが、小さくてつまらない議論に終始している原因に思えてなりません。

引き続き追いかけて、報告したいと思います。
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25日(月)の児童育成計画推進部会では、次のようなやり取りがありました。冒頭の説明は空閑課長補佐が行いました。
※記録は私自身のメモをもとにしていますので、正式なものはこちらのページに掲載される会議録をお待ちください。カッコ内は私の補記です。


野口子ども総務課長)
運営面で大きな課題があったり、まずいところがあるわけではない。次へのステップアップのための見直しととらえてほしい。現在の業務委託方式では(課題クリアへ)困難な点が多く、指定管理者制度へ移行したい。6月に検討会を4回開催し、パブリックコメントも実施した。

A委員)
主体となる事業者は公募するのか?


小林子ども家庭部次長)
間口は広くしていきたい。

B委員)
(先ほどの議題の)第八保育園については、内容がいいから完全移管したい、と言いつつ、こちらの話は(白梅大学を中心にした運営の評判がいいと言いながら)間口を広く募集したいという意図がわからない。大学と組んだことの意味についてもふれられていないが。


空閑子ども総務課長補佐)
三者(大学&市民(NPO)&市)による協働はいい展開ができてきた。広く、とは言いながら、大学、NPO等の連携を前提に事業主を選びたい。白梅大学が後方から支援する形なども…。

小林次長)
大学が抜けることは考えていない。大学、市民、行政というコンセプトは変わらないので、そういう形でやってもらえるところを広く募集したい。

今井子ども家庭部長)
指定管理者制度導入にあたっては公正な競争が条件なので、広くやるしかない。が、いろんな組み合わせがあり得ると思っている。白梅必ずありき、とは言っていない。

B委員)
委託方式がやりづらいというのなら、「何でもやってください」という委託仕様にすればいいのではないか。これまでとは全然違うところがとったらどうなるのか?
大学がいなくなることは考えていない、と言いつつ、白梅ありきではない、と言うが、大学側が手を引くことだってある得るのではないか。

C委員)
地域を知らない企業や大学がきてやれることなのか?間口を広げるというが、これまで課題として進んでこなかった「子育て中の市民への情報提供」や「一元化」「子育て団体の支援」などを新たな主体でやれるのか?

D委員)
それらの課題が改善されることになるのか?人材育成はどうなるのか?なぜ指定管理者制度なのか(判然としない)。

E委員)
別の分野で指定管理者制度を見てきたが、運営面、金銭面でどうなるのから見えない。


今井部長)
これまでのよさはさらに活かしていきたい。これまでも白梅学園と話をしてきたが、結果として現状のような形で推移せざるを得なかった。市民の要望に広く応えていくべき、と考えている。現時点では言えることも言えないこともあるので…。白梅もいいものをもっているのだが…。


何とも歯切れが悪い感じが残りましたし、なにより、指定管理者制度へ移行して市はどうしたいのか、が今一つも今二つも見えてきませんでした。



続いて、28日の「ころころの森運営協議会」での主なやり取りも起こしてみます。
冒頭の説明は野口課長が行いました。


F委員)
なぜ運営方法を変えるのか?

野口課長)
今までいただいてきた様々なご意見を総合的に判断しして、現行の委託方式では困難性があり、年度途中でもいいアイディアをスピーディーに形にできるようにするためにも、指定管理者制度にしていきたい。


F委員)
パブリックコメントの中で運営についての答えが見あたらないようだが。

野口課長)
4件の意見の中にはなかった。


F委員)
パブコメを実施しても、運営について問いかけているということが伝わらなかったのではないか。指定管理者制度についても意見が言えるようなやり方が改めて必要なのではないか?

座長)
説明を聞いていて、最もはっきりしないのが運営体制に思える。白梅学園さんはどう考えておられるのか?

汐見センター長(白梅学園大学学長)
4年前の開設のいきさつから少し話をさせてほしい。
保健所の跡地をぜひ子育て支援施設に、ということだったが、そのためにつくられた施設ではないので使い勝手がよくない面も多く、市に専門部局があったわけでもないので、私たち白梅学園にプラン作成の依頼があり、受けたた。提案を報告書という形にしたが、では誰が運営するのか?ということになり、提案した責任もあり、軌道に乗るまでは私どもがやるべきだと考えた。
但し、運営については、市民が市と協働していく形をできるだけ早く具体化していただきたい、と申し上げてきた。それにどう協力をするかは考えたいが、できたら市民で運営をしてほしい、ということは最初から申し上げてきた。
大学として公共施設を直接運営するには、理念から検討しなければいけない面がある。現在の施設長も白梅の職員という形を取っており、おのずと制約が出てきて、柔軟性も少なくなってしまう面がある。
中身をよくするために専門的知見を活かして関わることはやぶさかではないが、運営は市民と市でぜひ。いろいろ意見はあるが、市の予算もあることなので。
運営に責任を持つ形はできるだけ早く替わっていただきたい、というのが本音。


座長)
市としての方向性はどうなのか?

野口課長)
委託よりも、年度途中でも世の中の動きに対応できるよう、指定管理者制度の「自主事業」でスピーディーに、と考えている。ただ、「今あるよさを大事にしながら」進めていきたいので、白梅学園とも何らかの形でかかわっていきたい、と考えている。


G委員)
子育てレインボープランの後期計画では、ころころの森の目的を達成するために指定管理者制度の提案がされているが、民間への完全移管は考えていないのか?

今井部長)
移管は考えていないが、指定管理者には民間も手を挙げることができる。間口を広く募集していきたい、と考えているので、社会福祉法人や会社が広く手を挙げる可能性はある。


汐見センター長)
実施されたアンケートの結果を見ると、白梅学園が関わっていることについて、ほとんどの方が「わからない」と答えている。あれだけエネルギーを注いできたのにな…とも思うし、「白梅が白梅が」と言ってこなかったことも含めてこれでいいのかな、とも思う。
指定管理者の選定にあたっては、提示するメニューの多いところをどうしても選びがちだと思うが、決定的に大事なのはメニューの数ではなく、質。この施設がオープンする時には、イニシャル費用が200万円程度に限られる中、本学の先生たちの知恵を集め、ホールの木や様々な準備にあたった。
また、職員・スタッフの研修、訓練には何より力を入れてきたし、日々の管理も丁寧に行い、「質」をつくってきた。しっかりした考え方と細かな配慮がるのかどうか、それが一番大事だと考えている。


座長)
他の団体が受けて、今のレベルが保てるのかどうかが一番心配。利用者が大変多く、市外からも大勢利用されており、高く評価されているのだと実感する。

H委員)
白梅学園だからこそできたことが大きいので、続けてほしいという声が大きい。指定管理者制度に移行しても白梅との関わりを続けることが現実的に可能なのか?

今井部長)
皆さんのご心配の点だと思うので、きちんと受け止めて白梅学園に協力のお願いをしており、実現できるようにしたい。


H委員)
そうは言うが、制度自体がそういうことが可能なものなのか?

G委員)
事業者募集要項にそういう点を入れるかどうか、とか。

今井部長)
要綱に入れるのも一つの方法だと思っている。


座長)
三者協働のむずかしさについては、NPOの方からも意見をいただいているが。

今井部長)
募集要項でしばりがかけられるか…。そういう仕組みを考えたいとは思う。できるだけ今の体制で、と思うので、白梅学園もNPOも積極的に応募してほしいと思っている。


座長)
白梅さんはどう考えるのか?

汐見センター長)
事前に相談いただかないとわからないが、東村山である水準を達成するまでは、とこれまで思ってやってきた。(公募ということになれば)どうしても企業が(プレゼン等を)スマートにやってくるだろう。そして、他の力(組織・体制)でやりますから、となる可能性は大いにあると思う。「白梅と協力を」などと出すと、応募する側がしづらくなるのではないか。


今井部長)
しばりをかけることは制度上から難しいという面は確かにある。


I委員)
利用者としては、白梅が担う今のころころの森に感謝している。よく話し合ってほしいと思う。

J委員)
(私たち利用者の)満足度は高い。運営主体がコロッと変わって慌ただしいところになっては…という不安の方が大きい。

G委員)
量より質の維持が求められていると思う。

J委員)
初めて来た人たちの満足度も高い。

K委員)
ずっと聞いていて思うが、今の状態がベストだと考えているのに、どうして指定管理者制度にするのかよくわからない。なぜ指定管理者制度ありきで話をしていかなくてはいけないのか?
広く門戸を…という役所の理屈はあるのだろうが、利用者も満足しているし、白梅さんもさほどいやではない、という感じを受ける。なぜ変えなきゃならないのか、率直に疑問に感じる。

座長)
その通りだとも思うが、白梅学園が「地域の方たちの力で」と考えていることが今日はわかった。「そろそろ地域で」ということなのだな、と。

K委員)
(白梅を尊重しつつ管理者を定める、という話を聞いて)頭が二つできるようなことになると、うまくいかないのではないか。白梅も危惧していることではないのか。
指示を出すものが二人いると、組織はうまくいったためしがない。私は白梅にやってもらえるのがいいと思うが、もし指定管理者制度にするのであれば、白梅さんには外れてもらわないと、白梅も新たな事業者もやりづらいはず。この協議会として、白梅に継続してもらえるように提言をしてはどうか?

今井部長)
市としては、二つの指示系統ということではなく、あくまで指定管理者があり、その上で白梅学園と連携しほしい、と考えている。
応募者がない場合はどうするのか、という質問もあったが、それはその時考えなければならないが…白梅学園にもう一年お願いする、ということも考えなければならないかもしれない。


K委員)
私が白梅学園なら、そんな話はイヤだよね。

汐見センター長)
白梅学園も関わる形でのNPOというのもあり得るとは思うが、独立採算でやれる組織を、となると、時間も社会的合意づくりも必要になる。今、大学が持ちだして行っているが…いろいろなところが応募してくれて、市民が選んだ方がいいと思う。
なぜ指定管理者制度なのか、というのは、今のやり方、予算では限界がある、ということ。
子育て総合支援センターの「総合」の意味合いは大事。
新生児全戸訪問型の後の関わり等もやりたいと思うが、人材と場所が必要になる。
一時保育をここで、という話もあるが、保育は会議室ではなく、保育室で行うべきだと考えている。2歳くらいの頃の出会いは特に大事なのだから。
また、住んでいる場所によって参加できない現状も不公平だし、天気の良い日は森の幼稚園のように外での活動も考えたい…とやりたいことをできるシステム、お金、人が必要になる。指定管理者制度になれば、これらがやりやすくなることは事実だと思う。
できれば、市内の法人が受けてくれたらよいとは思う。
そして評価をちゃんとやり、また改めていく、ということがあってしかるべき。
様々なニーズに柔軟に対応することが大事。選ばれた管理者がどうやってくれるか、にかけるしかないのではないか。


L委員)
(制度を変えると)いいところも増えるかもしれないが、リスクも増える。「今の利用者が何に満足しているのか」に着目して、それを次の管理者にきちんと伝えてほしい。

G委員)
利用されている方たちは、こういう議論が進んでいることを知っているのか?

M委員)
当初の目的に合致しているので、利用者の満足度が高いのだろう。今の良さを大事にしながら、子育てを考えられるように。利便性だけを追わないでほしい。

M委員)
アンケートをもう一度取り直した方がいいと思う。

G委員)
(指定管理者の)募集要項はどこで作るのか?

小林次長)
市が作ります。選定は市民参加で行います。


N委員)
この施設は、全国有数の広さであり、羨ましがられることが多い。この広さがあれば、もっといろんなことができる、という声もある。
そういう意味で、バージョンアップの可能性はあると思う。汐見先生がおっしゃっていた中身も含めて。
どうであれ限りはあるが、大方が満足してくれる新しいころころの森をつくれたらいいと思う。

J委員)
利用者としてこれまで当たり前と思っていたが、恵まれているということがよくわかった。
利用しているお母さんたち自身が、こういうレベルを守れるようにする努力も必要だと思う。
他のお母さんたちが何も知らないことは問題だし、パブリックコメントも4件とはさみしい限り。危機感ないし、現実味もないと思う。これで来春になって、気がついたらスタッフが全て変わっていた、というようなことはナシにしてほしいと思う。

G委員)
指定管理の期間は何年か?

野口課長)
5年を予定している。

今井部長)
新たな事業者と一年一年意見交換をしていくし、第三者評価制度や、この運営協議会を含めてしっかり進めていきたい


山路白梅学園教授)
最初から関わっているものとして一言。
当初、3年後には厳密に評価してもらおうということでスタートしたので、白梅としては俎板の上の鯉の心境。
高い評価をいただいていることはうれしい限りだと思う。
小金井市で市民協働のあり方を検討する場に出ているが、指定管理者制度では確かにコストダウンには成功しているが、「質」の担保をどうするのかが課題になっている。
第三者評価制度も事業者に丸投げが多く、うまくいっていないのが現実。
応募がないのではと心配の声もあるようだが、(公募をすれば)業者はどんどん入ってくると思う。うまくやれるかどうかは、市民の力にかかっている。市民の目で厳しくチェックしていかないと、市が「大丈夫」と言っても危うい。


座長)
今の質を大事にしてほしい、というのが利用者の強い願い。

O委員)
皆さんの思いは行政に伝わっているだろうから、「いい」という現状をベースにして要項をつくるだろう。それをチェックしていくしかないと思う。

野口課長)
選定委員会には、この協議会からぜひ委員として入っていただきたいので、またご相談させていただきたい。



全てお読みいただきありがとうございました。

東村山市が大学とタッグを組んで事業を行う、という初めてのケースとして進めてきて約4年。
指定管理者制度への移行という手法は間違っていないと思うのですが、汐見センター長もふれておられた新たな形態の組織づくりを含む新たな展開、仕掛けが、どうして3年の間に立ち上げられてこなかったのか?見えないところで様々な努力を重ねた結果なのか?
「何もしてこなかったわけではない」と今井部長は時々口にしますが、なぜこういう事態に至っているのか、という点については、もう少し明確な説明が必要だと感じます。
その上で、多くの異論もある中で、当時の東村山市政が旧保健所の買い取りを決め、現在の形での活用に踏み切ったわけですから、市としてのビジョンをもっと強く打ち出して進めるべきだと思うのです。

「子育てするなら東村山」という看板を掲げて最優先政策と定めた渡部市政として、白梅学園との提携・協力をトップのレベルで模索することは考えてこなかったのか、今後考えないのか…。

白梅学園大学を、単なる一つの施設の一事業者という位置づけにしていることが、小さくてつまらない議論に終始している原因に思えてなりません。

引き続き追いかけて、報告したいと思います。
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【2011/08/05 23:49】 | 子ども&子育て
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