無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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昨日の生活文教委員会では、継続扱いとなっていた請願3件(同内容が2件あるので実質的には2件)の審査を行いましたが、傍聴席の皆さんには、何がどういうことなのかわからない展開だったのはないかと思っています。

最初の「TPP(環太平洋連携協定)参加反対の意見書」提出を求める請願」(同タイトル2件)は、前回までに市内農業者の実態などの確認が終わっていますし、各会派の意向もほぼ見えていることから、今回で結論を出せるだろう…ということで進んでいたはず、でした。

しかし昨日の委員会では、自民、公明からは「国の動向が見えないので継続審査とすべき」という意見が出され、3対2(賛成:石橋博・石橋光明・小松賢 反対:山崎秋雄・佐藤)で継続と決まりました。

実は、12月議会まで引っ張ったからと言って国の動向がはっきりする確証はないのに、なぜ結論を先延ばししたのかと言えば…。
この請願が共産党系の皆さんから出されたものだということ。そして、それだけで採択されないように後追いの形で自民党系から同趣旨の請願が出されるらしいこと。という事情です。

誰が出してきたから、なんて本当はどうでもいいことであり、内容で判断をすればよいだけのこと。
なのに、議会というところ(東村山だけなのかどうなのか…)はしばしばこういうことをします。

もう卒業しましょうよ、という思いです。

もう1件の請願「東村山市立小・中学校の全教室にエアコン設置を求める請願」の扱いも、傍聴されている方からは何のことやら…に見えたのではないでしょうか。

この問題は、国と東京都の補助制度を背景に、東村山市でも今年度から2年をかけて小中学校の教室にエアコンを設置する予定にしているのですが、大震災の発生を受けて国が補助金の支出を見送る可能性が高まっていることに起因しています。
市長も6月議会の施政方針説明の中で
「空調設備の設置におきましては、議会や多くの市民の方々からの要望を受けるなかで、事業の実施をするものでありますが、当市におきましては、事業執行にあたり国及び東京都の財源措置が不可欠であります。今年度、全小中学校の実施設計につきましては、当初の予定通りに進めてまいりますが、設置につきましては、国庫補助金の財源確保ができない中では、事業の見送りも視野に入れざるを得ない状況にあります。」
と述べており、確実な事業執行を願う方たちから請願が提出され、6月議会最終日に私たちの委員会に付託され、審査を重ねてきたわけです。

この日、石橋博委員(自民)は先日(8月30日)の代表質問に答える形で市長が「公共施設整備基金の活用も視野に入れて検討している」と踏み込んだ発言をしたことをひき、「その答弁の状況に変わりはないか?」と問い、教育部長は「変わりはない」と答えました。
また石橋光明議員(公明)は「会派としても1万数千の署名を市長に提出した他、ぜひに、という立場。春先よりも前進した印象があるが、8月17日には自民公明で「決断してほしい」と市長に要望した」と述べました。

共産はそもそも即時採択を求めてきましたので、ここまでのやり取りを聞けば、誰でも「今日採択をしてくれるんだな」と思うはず。傍聴に来られていた方たちもきっとそう思われたでしょう。

しかし、あにはからんや。
「現段階で当初予算がマイナス補正されたりしているわけではないので予算は生きており、東村山市議会会議規則134条の「願意がかなった、またはかなえられそうな事項」に該当する。ゆえにこの段階で採択、不採択は判断しかねるし、市長サイドの様子をもう少し見たいので継続審査を求める」と石橋光明議員が発言。
請願内容の「全教室に」というのも、現実的には難しいので、趣旨採択をしないルールにしている当市議会では、にわかに採択できない、とも添えられました。

たしかに長年の慣行をまとめた「議会運営マニュアル」には石橋議員が言うようなまとめになっています。
ですから、あながち間違いともいえないのかもしれませんし、いわゆる「市長与党」としての苦悩も伝わってきます。
が、請願を受けつけ、付託先を決めたのも私たち議会自身です。
国からの歳入が危ぶまれるという事態を受けて出された請願を議論してきて、市長が国補助金がなくても踏み切る可能性を示し始めているのですから、「議会として全会一致で採択して市長の背中を押すべき」と申し上げました。

でも、結果は「継続審査」。

ここから先は推測ですが…
恐らく、近い将来にエアコン予算は確保されるのでしょう。
8月に自公で申し入れたことを受け市長として決断した、ということで。

となれば、共産党系の方たちから出された請願をこの日に採択してしまい、この後に予算がついたりすれば、「共産党が頑張りました」と言われかねない「うまくない」話になるわけで…。

予算執行が決まれば、まさに「願意がかなえられた」状態となりますので、「審査不要」の扱いとなり、すべての顔が立つ、ということなのでしょう。

ここでも、「なに」より「誰」、「中身」よりも「メンツ」の話に思えます。

こんなことを考えることが、議会運営に熟達することとされてきたのかもしれません。

でも、もう卒業しなければいけない。

来週月曜日から、ようやく「議会基本条例制定を進める特別委員会」がスタートします。

市民から見てわかりやすい議会、オモテでちゃんと議論する議会、本来やるべきことに力を合わせられる議会…。
しっかり議論を重ねて、「アリバイづくり」などと言われないよう頑張らなければならないと思っています。



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しかし昨日の委員会では、自民、公明からは「国の動向が見えないので継続審査とすべき」という意見が出され、3対2(賛成:石橋博・石橋光明・小松賢 反対:山崎秋雄・佐藤)で継続と決まりました。

実は、12月議会まで引っ張ったからと言って国の動向がはっきりする確証はないのに、なぜ結論を先延ばししたのかと言えば…。
この請願が共産党系の皆さんから出されたものだということ。そして、それだけで採択されないように後追いの形で自民党系から同趣旨の請願が出されるらしいこと。という事情です。

誰が出してきたから、なんて本当はどうでもいいことであり、内容で判断をすればよいだけのこと。
なのに、議会というところ(東村山だけなのかどうなのか…)はしばしばこういうことをします。

もう卒業しましょうよ、という思いです。

もう1件の請願「東村山市立小・中学校の全教室にエアコン設置を求める請願」の扱いも、傍聴されている方からは何のことやら…に見えたのではないでしょうか。

この問題は、国と東京都の補助制度を背景に、東村山市でも今年度から2年をかけて小中学校の教室にエアコンを設置する予定にしているのですが、大震災の発生を受けて国が補助金の支出を見送る可能性が高まっていることに起因しています。
市長も6月議会の施政方針説明の中で
「空調設備の設置におきましては、議会や多くの市民の方々からの要望を受けるなかで、事業の実施をするものでありますが、当市におきましては、事業執行にあたり国及び東京都の財源措置が不可欠であります。今年度、全小中学校の実施設計につきましては、当初の予定通りに進めてまいりますが、設置につきましては、国庫補助金の財源確保ができない中では、事業の見送りも視野に入れざるを得ない状況にあります。」
と述べており、確実な事業執行を願う方たちから請願が提出され、6月議会最終日に私たちの委員会に付託され、審査を重ねてきたわけです。

この日、石橋博委員(自民)は先日(8月30日)の代表質問に答える形で市長が「公共施設整備基金の活用も視野に入れて検討している」と踏み込んだ発言をしたことをひき、「その答弁の状況に変わりはないか?」と問い、教育部長は「変わりはない」と答えました。
また石橋光明議員(公明)は「会派としても1万数千の署名を市長に提出した他、ぜひに、という立場。春先よりも前進した印象があるが、8月17日には自民公明で「決断してほしい」と市長に要望した」と述べました。

共産はそもそも即時採択を求めてきましたので、ここまでのやり取りを聞けば、誰でも「今日採択をしてくれるんだな」と思うはず。傍聴に来られていた方たちもきっとそう思われたでしょう。

しかし、あにはからんや。
「現段階で当初予算がマイナス補正されたりしているわけではないので予算は生きており、東村山市議会会議規則134条の「願意がかなった、またはかなえられそうな事項」に該当する。ゆえにこの段階で採択、不採択は判断しかねるし、市長サイドの様子をもう少し見たいので継続審査を求める」と石橋光明議員が発言。
請願内容の「全教室に」というのも、現実的には難しいので、趣旨採択をしないルールにしている当市議会では、にわかに採択できない、とも添えられました。

たしかに長年の慣行をまとめた「議会運営マニュアル」には石橋議員が言うようなまとめになっています。
ですから、あながち間違いともいえないのかもしれませんし、いわゆる「市長与党」としての苦悩も伝わってきます。
が、請願を受けつけ、付託先を決めたのも私たち議会自身です。
国からの歳入が危ぶまれるという事態を受けて出された請願を議論してきて、市長が国補助金がなくても踏み切る可能性を示し始めているのですから、「議会として全会一致で採択して市長の背中を押すべき」と申し上げました。

でも、結果は「継続審査」。

ここから先は推測ですが…
恐らく、近い将来にエアコン予算は確保されるのでしょう。
8月に自公で申し入れたことを受け市長として決断した、ということで。

となれば、共産党系の方たちから出された請願をこの日に採択してしまい、この後に予算がついたりすれば、「共産党が頑張りました」と言われかねない「うまくない」話になるわけで…。

予算執行が決まれば、まさに「願意がかなえられた」状態となりますので、「審査不要」の扱いとなり、すべての顔が立つ、ということなのでしょう。

ここでも、「なに」より「誰」、「中身」よりも「メンツ」の話に思えます。

こんなことを考えることが、議会運営に熟達することとされてきたのかもしれません。

でも、もう卒業しなければいけない。

来週月曜日から、ようやく「議会基本条例制定を進める特別委員会」がスタートします。

市民から見てわかりやすい議会、オモテでちゃんと議論する議会、本来やるべきことに力を合わせられる議会…。
しっかり議論を重ねて、「アリバイづくり」などと言われないよう頑張らなければならないと思っています。



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【2011/09/09 19:02】 | 変えよう!議会
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