無所属の東村山市議会議員・佐藤まさたかです。市議としての活動、考え、こぼれ話、余談、雑感…。実感ある発信を続けていきたいと思っています。
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秋水園(東村山市のごみ中間処理施設)で発生した「労災隠し問題」については、10月19日にご報告し、12月議会一般質問で市の姿勢を質しました。

この書類は、そこで登場する業者「JFE環境サービス」に対する指名停止措置を示すものです。

JFE環境サービス
書類の説明にあたる、12月議会一般質問のやり取りをご覧ください。

私はまず、事実経過を、事故発生時から所管が把握するまでと、所管が把握してから今日まで2つの時期に分けて確認しました。

西川資源寿刊部長)
23年1月19日深夜零時頃発生した事故は、作業員が現場で足をひねり、「普通に歩けるので大したことはない」と本人が言うので救急車を手配しなかった。所長は病院に行かせたが報告がなかったので翌日連絡したら、骨折していたということだった。労災で診断を受けたか確認したが、本人が「みんなに迷惑をかけることになるので健康保険を使用した」と報告受け、労災の届け出をしなかった。
3月16日に「労災が発生した」と匿名電話がJFE環境サービスの本社に入り、翌日所長に確認したら「労災の事実はない」と回答があったので、それ以上の調査をしなかった。
6月24日、秋水園の事業所に立川労働基準監督署の立ち入り調査が入ったが、この時点では労災関係の調査とはわからなかった。
7月11日、JFE環境サービスから市の施設課へ「立川労基署の労災関係の調査が入った」と口頭で報告があった。
事故を把握してから7月20日に事故報告書を添付し、所長の交代の申請があったので、これを了承した。所長は8月1日付で交代した。
7月21日に労災保険の適用が受理され、7月29日にJFEと本人の間で示談が成立している。
10月13日、JFEと元所長が労働安全衛生法違反の疑いで東京地検立川支部に書類送検された。
この関係が、翌日10月14日に新聞等に記事が掲載された。
10月18日に労基署の立入調査についての報告書がJFEから市に提出された。
10月25日の指名選定委員会で、違法行為による社会的信用の失墜のため指名停止処分をした。停止期間は10月25日から12月24日の2か月。
市長への報告は、新聞に掲載された10月14日に口頭で報告した。
議会へは10月28日の環境建設委員会で報告した。



次に、今回の件ではどのような問題があったと考えているのか、どう改善を図ったのか。業者への処分、庁内の処分はどう行われたのかを質しました。

西川部長)
結果としては業者からの事故報告が適切になされなかったことと考えているので、業者に対して、事故発生時は速やかに市と労基署に報告するよう改めて指示を徹底した。これをうけて本社では報告と労災保険を必ず使用するよう、労災発生時の対応として研修を実施する再発防止通達を各事業所へ出している。
業者への処分は2か月の指名停止。
市長への報告は10月14日に口頭でして、その後は現時点まで庁内処分は行っていない。



この件については、10月19日の記事で書きましたが、質疑を通じて改めて、受託事業者である「JFE環境サービス」が所管である資源循環部に報告をする機会があったにも関わらず隠し通したこと。
そしてそれにとどまらず、その報告を半年遅れで受けた資源循環部が市長にも議会にも一切報告せずに、なんら主体的な解決を図ってこなかったことが確認できました。

その上で、この日の質問では時間が足りなくて突っ込み切れなかったことに触れます。
それは、指名停止2か月を受けたJFE環境サービスという業者についてです。

市は秋水園の焼却炉運転管理業務を受託しているこの業者には、実は一貫して特命随意契約を続けています。
そしてこの件は、議会において度々追及がされてきているのです。

これは平成21年3月「22年度予算特別委員会」での鈴木忠文議員の質疑です。

○鈴木委員 ごみ焼却施設運転管理業務委託契約。これは、課長答弁で、3年に一度見直しの考えがあるということを答弁されています、19年度決算のときに。今回、その年に当たります、21年度。入札は行われたんですか、行われなかったのか伺います。

△中村施設課長 平成21年度は、見直しの年度でございますけれども、入札を行わず、現委託業者との随意契約を予定しております。理由といたしましては、現委託業者は、平成15年度、18年度に入札し、落札した業者で、受託後は、社員教育や資格取得を図り、運転技術の向上に努め、ごみ処理安定化稼働の実績を積み、ごみ焼却施設延命化に寄与し、今後も期待できること、また、ごみ焼却炉はメーカーごとに仕様が違い、運転技術取得に時間がかかる上に、運転指導員の技能要員がいない中、異業者が年度切りかえ日に適切な運転開始は困難であり、安易に、単に燃やせばいいということになると、公害発生の重大な事故につながることになります。これらを踏まえ、現委託業者との随意契約を予定したものでございます。

○鈴木委員 これ、私は与党だけれども、おかしいと思う。19年の決算で入札はすると言っているんだから、私はこれは入札するべきだと思うんですよ。それで15年からずっと見ているけれども、委託金額というのはずっと一緒ですよ、ほとんど一緒。
何を言いたいかというと、先ほどの収集委託とか、プラスチックだとか、粗大ごみだとか、そういうところの事業者は財政難だよといって、何とか協力してくださいよといってやるわけではないですか。ところが、ここだけはずっと一緒です、この金額で。それで、確かに、技術的な問題だとかがあるかもしれないけれども、本当にやっていますか、それを。ほかの業者を募集するとか、見直しを。または、同じ業者でもいいから、財政事情が厳しいから、何とか協力をお願いできませんかということをなぜしないのかなというところが疑問なんですけれども、その辺、御答弁いただけますか。


△中村施設課長 まず、経過としまして、平成18年度に入札した時点においても、そういった意味では、入札した結果、予定価格に到達しませんで、その結果、随意契約で見積もりしてきたという経過がございます。それと同時に、先ほどの業者が変わることに対するリスクの関係でございますけれども、そういった意味では、現委託業者がとるときに当たりましても、そういった意味では、当施設の、前から委託していました運転員をそういった意味ではスカウトしまして、委託切りかえ日に安定的な運転ができたということになっておりまして、なかなかそういう意味では、異業者がそこに入ってくることは難しいと判断しています。また当時に、ここにつきましては、先ほど委員が御指摘にありましたけれども、市の固有事務でありますごみ処理委託は、公共性の高い内容を含むものでございまして、委託をして行う場合でも、その責任は市が有するところがあり、そういった意味で廃掃法施行例では、第4条に委託の基準の規定がありまして、そこの中には価格の低廉性に優先しまして、業務の質や安定性、相当の経験を有する業者を契約の相手方とし、一般廃棄物の適正な処理の確保を求めており、そういった意味では、価格の優位性よりも、一般廃棄物の処理の適正な処理の確保を求めております。そういったことを踏まえてまして、随意契約と考えているところでございます。

○鈴木委員 ここはかみ合いませんから、これ以上議論しませんけど、財政事情厳しいのは周知のとおりなんで、それをいろいろなところにいろいろお願いしておいて、何とか予算組んだりしていくわけだから、ここの部分も何となく聖域に見えてしまうのです。いろいろ技術論だとか言うけど。でも、委託なんですね。委託なんだから、その技術者がどうとか、こうとかというのは、委託先が考えればいいことであって、ここで答弁することでは私はないと思うんですよ。そういうものも含めて、ここはずっとこの金額できているということも踏まえて、これは見直しを。ことしは随意契約でもいいです、でも、来年度以降に関しては、このあり方そのものについて見直しを要求しまして、質疑を終わります。


長くなりました。

この後も、市は一貫して「炉を造ったJFEしかメンテナンスはできない」という理由で特命随意契約を続けてきているわけです。
今回の不祥事を受けて取られた処分は「指名停止2か月」。
本来のルールに照らせば、1か月以上9か月以内ですので、極めて軽い措置だと言わざるを得ません。
こんなことを起こしておいても、24年度の契約がこれまで通りに行われるのかどうか。
厳しく見ていきたいと思っています。


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西川資源寿刊部長)
23年1月19日深夜零時頃発生した事故は、作業員が現場で足をひねり、「普通に歩けるので大したことはない」と本人が言うので救急車を手配しなかった。所長は病院に行かせたが報告がなかったので翌日連絡したら、骨折していたということだった。労災で診断を受けたか確認したが、本人が「みんなに迷惑をかけることになるので健康保険を使用した」と報告受け、労災の届け出をしなかった。
3月16日に「労災が発生した」と匿名電話がJFE環境サービスの本社に入り、翌日所長に確認したら「労災の事実はない」と回答があったので、それ以上の調査をしなかった。
6月24日、秋水園の事業所に立川労働基準監督署の立ち入り調査が入ったが、この時点では労災関係の調査とはわからなかった。
7月11日、JFE環境サービスから市の施設課へ「立川労基署の労災関係の調査が入った」と口頭で報告があった。
事故を把握してから7月20日に事故報告書を添付し、所長の交代の申請があったので、これを了承した。所長は8月1日付で交代した。
7月21日に労災保険の適用が受理され、7月29日にJFEと本人の間で示談が成立している。
10月13日、JFEと元所長が労働安全衛生法違反の疑いで東京地検立川支部に書類送検された。
この関係が、翌日10月14日に新聞等に記事が掲載された。
10月18日に労基署の立入調査についての報告書がJFEから市に提出された。
10月25日の指名選定委員会で、違法行為による社会的信用の失墜のため指名停止処分をした。停止期間は10月25日から12月24日の2か月。
市長への報告は、新聞に掲載された10月14日に口頭で報告した。
議会へは10月28日の環境建設委員会で報告した。



次に、今回の件ではどのような問題があったと考えているのか、どう改善を図ったのか。業者への処分、庁内の処分はどう行われたのかを質しました。

西川部長)
結果としては業者からの事故報告が適切になされなかったことと考えているので、業者に対して、事故発生時は速やかに市と労基署に報告するよう改めて指示を徹底した。これをうけて本社では報告と労災保険を必ず使用するよう、労災発生時の対応として研修を実施する再発防止通達を各事業所へ出している。
業者への処分は2か月の指名停止。
市長への報告は10月14日に口頭でして、その後は現時点まで庁内処分は行っていない。



この件については、10月19日の記事で書きましたが、質疑を通じて改めて、受託事業者である「JFE環境サービス」が所管である資源循環部に報告をする機会があったにも関わらず隠し通したこと。
そしてそれにとどまらず、その報告を半年遅れで受けた資源循環部が市長にも議会にも一切報告せずに、なんら主体的な解決を図ってこなかったことが確認できました。

その上で、この日の質問では時間が足りなくて突っ込み切れなかったことに触れます。
それは、指名停止2か月を受けたJFE環境サービスという業者についてです。

市は秋水園の焼却炉運転管理業務を受託しているこの業者には、実は一貫して特命随意契約を続けています。
そしてこの件は、議会において度々追及がされてきているのです。

これは平成21年3月「22年度予算特別委員会」での鈴木忠文議員の質疑です。

○鈴木委員 ごみ焼却施設運転管理業務委託契約。これは、課長答弁で、3年に一度見直しの考えがあるということを答弁されています、19年度決算のときに。今回、その年に当たります、21年度。入札は行われたんですか、行われなかったのか伺います。

△中村施設課長 平成21年度は、見直しの年度でございますけれども、入札を行わず、現委託業者との随意契約を予定しております。理由といたしましては、現委託業者は、平成15年度、18年度に入札し、落札した業者で、受託後は、社員教育や資格取得を図り、運転技術の向上に努め、ごみ処理安定化稼働の実績を積み、ごみ焼却施設延命化に寄与し、今後も期待できること、また、ごみ焼却炉はメーカーごとに仕様が違い、運転技術取得に時間がかかる上に、運転指導員の技能要員がいない中、異業者が年度切りかえ日に適切な運転開始は困難であり、安易に、単に燃やせばいいということになると、公害発生の重大な事故につながることになります。これらを踏まえ、現委託業者との随意契約を予定したものでございます。

○鈴木委員 これ、私は与党だけれども、おかしいと思う。19年の決算で入札はすると言っているんだから、私はこれは入札するべきだと思うんですよ。それで15年からずっと見ているけれども、委託金額というのはずっと一緒ですよ、ほとんど一緒。
何を言いたいかというと、先ほどの収集委託とか、プラスチックだとか、粗大ごみだとか、そういうところの事業者は財政難だよといって、何とか協力してくださいよといってやるわけではないですか。ところが、ここだけはずっと一緒です、この金額で。それで、確かに、技術的な問題だとかがあるかもしれないけれども、本当にやっていますか、それを。ほかの業者を募集するとか、見直しを。または、同じ業者でもいいから、財政事情が厳しいから、何とか協力をお願いできませんかということをなぜしないのかなというところが疑問なんですけれども、その辺、御答弁いただけますか。


△中村施設課長 まず、経過としまして、平成18年度に入札した時点においても、そういった意味では、入札した結果、予定価格に到達しませんで、その結果、随意契約で見積もりしてきたという経過がございます。それと同時に、先ほどの業者が変わることに対するリスクの関係でございますけれども、そういった意味では、現委託業者がとるときに当たりましても、そういった意味では、当施設の、前から委託していました運転員をそういった意味ではスカウトしまして、委託切りかえ日に安定的な運転ができたということになっておりまして、なかなかそういう意味では、異業者がそこに入ってくることは難しいと判断しています。また当時に、ここにつきましては、先ほど委員が御指摘にありましたけれども、市の固有事務でありますごみ処理委託は、公共性の高い内容を含むものでございまして、委託をして行う場合でも、その責任は市が有するところがあり、そういった意味で廃掃法施行例では、第4条に委託の基準の規定がありまして、そこの中には価格の低廉性に優先しまして、業務の質や安定性、相当の経験を有する業者を契約の相手方とし、一般廃棄物の適正な処理の確保を求めており、そういった意味では、価格の優位性よりも、一般廃棄物の処理の適正な処理の確保を求めております。そういったことを踏まえてまして、随意契約と考えているところでございます。

○鈴木委員 ここはかみ合いませんから、これ以上議論しませんけど、財政事情厳しいのは周知のとおりなんで、それをいろいろなところにいろいろお願いしておいて、何とか予算組んだりしていくわけだから、ここの部分も何となく聖域に見えてしまうのです。いろいろ技術論だとか言うけど。でも、委託なんですね。委託なんだから、その技術者がどうとか、こうとかというのは、委託先が考えればいいことであって、ここで答弁することでは私はないと思うんですよ。そういうものも含めて、ここはずっとこの金額できているということも踏まえて、これは見直しを。ことしは随意契約でもいいです、でも、来年度以降に関しては、このあり方そのものについて見直しを要求しまして、質疑を終わります。


長くなりました。

この後も、市は一貫して「炉を造ったJFEしかメンテナンスはできない」という理由で特命随意契約を続けてきているわけです。
今回の不祥事を受けて取られた処分は「指名停止2か月」。
本来のルールに照らせば、1か月以上9か月以内ですので、極めて軽い措置だと言わざるを得ません。
こんなことを起こしておいても、24年度の契約がこれまで通りに行われるのかどうか。
厳しく見ていきたいと思っています。


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【2012/01/19 20:10】 | 入札・契約問題
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